中古スマホには使用を始める前にいくつかやっておくべきことがあります。
新品のスマホとは事情が異なることもあるので注意が必要です。今回は、中古スマホを購入したあとにするべきことをご紹介します。


買ってきたらまず自分の手で初期化をしよう


中古スマホを購入したらさっそくアプリをインストールして……などとなりがちですが、その前に一度、スマホを初期化しておくことをおすすめします。

もちろん、中古販売店などで購入したスマホはすでに初期化がされているはずですが、それでも何かの間違いで不正アプリがインストー ルされていたり、ウイルスに感染していることも絶対にないとは言い切れません。それほど手間がかかるわけでもないので、買ってきたスマホをこれから気持ち よく使うためにも、一度「自分の手による初期化」をしておきましょう。

Android端末(Android 4.4.4)の場合、初期化は設定から「バックアップとリセット」→「データの初期化」→「スマートフォンをリセット」→「すべて消去」と進んで行います。
※Android端末は、機種により設定メニューが異なります。詳しくは、説明書をご確認ください。

iPhone(iOS 8.02)の場合、初期化は設定から「一般」→「リセット」→「すべての設定をリセット」「すべての設定をリセット」(2度目)と進んで行います。


APN設定をして通信ができるようにする


中古スマホ(白ロム)を買って、MVNO(ドコモなどの回線を借りて通信サービスを行う事業者)が提供する格安SIMを挿して使用 する場合には、そのままではインターネットにつながらないことがあります。これはAPN設定を行っていないためです(スマホの機種によっては最初から設定 が入っていることもあります)。

APN(Access Point Name)設定とは、簡単に言えば通信会社のアクセスポイントに接続するための通信設定です。

APN設定を行うための情報は、SIMが送られてきたときの台紙や説明書、手続き確認メール、MVNO業者のウェブサイトに記載されています。以下、設定のための手順をAndroid4.4.4の場合でご紹介します。

まずスマホにSIMを挿入後、アプリ一覧画面から「設定」を選択。「無線とネットワーク」の「その他…」を選び、「モバイルネット ワーク」へ進んで「データ通信を有効にする」にチェックを入れておきます。次にその下の「アクセスポイント名」を選択し、画面右上の「(+)」をタップし ます。

すると「アクセスポイントの編集」という画面になるので、ここで必要事項を入力していきます。「名前」は好きな名前を任意に入力、あとは「APN」「ユーザー名」「パスワード」「認証タイプ」などを、MNP業者からの指示どおりに入力します。

入力が終わったら、右上のメニューアイコンをタップして「保存」を選択するのを忘れずに。その後、「アクセスポイントの選択」で自分が作成したプロファイルを選択しましょう。
ブラウザを立ち上げて無事インターネットに接続できれば設定終了です。


iPhoneはもう少し手間がかかる


iPhoneに格安SIMを挿す場合にはこうしたマニュアルによるAPN設定ができないため、違った方法を取ります。MVNO業者 が提供するiPhone用の「APN設定プロファイル」をインストールして設定をする方法です。当然、APN設定をしていない状態ではそのままインター ネットに接続することができないので、設定プロファイルのダウンロードはWi-Fi環境で行う必要があります。


すべての機能が使えるかチェック


APN設定を行い、初期設定もすませたら、端末のすべての機能がきちんと使えるかチェックしておきましょう。電話、インターネッ ト、カメラ、アプリのダウンロードとインストール、メール、普段よく使うLINEやTwitterなどはひと通り試してみます。電源ボタンや音量ボタン、 メニューボタン、戻るボタンなどすべてスムーズに動くかも確かめてみましょう。電源コネクタの接触不良や、バッテリーの減りが異常に早いといったことがな いかも要チェックです。

中古スマホでも、(購入時点での)初期不良などの不具合があった場合には交換や返金に応じてくれることがあります。しかし保証期間は長くても1カ月程度なので、購入したらすぐにおかしいところはないか、自分で確認しておくことが大切です。

じゃんぱらで購入しました中古スマホで、分からない点がありましたら購入した店舗までお気軽にお問い合わせください。