買取ショップなどにスマートフォンを売る前には、必ず確認しておかなくてはならないことがあります。今回は、とくに注意すべき3つのことについてまとめます。


スマホの分割払いが終了しているか


キャリア(携帯電話会社)でスマホを購入した人の中には、本体の支払いを一括ではなく2年間の分割払いにしているケースがありま す。この分割購入の残金がある端末は、基本的に買取の対象から外れてしまいます。支払いが終わってからにするか、キャリアに問い合わせて残金を一括払いし てから買取に出すようにしましょう(じゃんぱらでは、「分割買取サービス」で分割支払い中のスマホも買取します)。

なお、これと関連して「ネットワーク利用制限」がかかっている端末も買取に応じてもらえません。ネットワーク利用制限とは携帯電話 機の固有番号(製造番号)を各キャリアのシステムに登録することで、一定の条件に当てはまる場合にその携帯電話を利用できなくする機能です。不正に入手さ れた端末などはネットワーク利用制限の判定で「×」が出ます。分割支払い中の端末はネットワーク利用制限で「△」判定が出ます。多くのショップでは「×」 はもちろん、「△」判定が出た端末も買取不可とされています。

このネットワーク利用制限については個人でも以下のウェブサイトで調べることができます。

・NTTドコモ

ネットワーク利用制限携帯電話機確認サイト
http://nw-restriction.nttdocomo.co.jp/top.php

・KDDI

ネットワーク利用制限携帯電話機照会
https://au-cs0.kddi.com/FtHome

・ソフトバンク

ネットワーク利用制限携帯電話機の確認
https://ct11.my.softbank.jp/WBF/icv


データ移行やバックアップを完了しているか、遠隔ロックは解除されているか


新しい端末がすでに手元にあるならデータの移行を、なければパソコンやクラウドにデータのバックアップを行っておきましょう。

iPhoneでは、iCloudかiTunesを使ってパソコンにバックアップする方法が用意されています。

Android端末ではバックアップ用アプリを使うのが便利です。SDカードやパソコン、アプリによってはDropboxやGoogle Driveなどのクラウドも保存先に使えます。
また、iOS7以上のiPhoneの場合には「iPhoneを探す」機能をオフにしておく必要があります。ホーム画面の設定から「iCloud→iPhoneを探す」と進んで設定がオンになっていたらオフにしておきましょう。

また、各キャリアが行っている遠隔ロックサービス(「おまかせロック」「安心ロック」「安心遠隔ロック」)の設定を行っている場合はこれも設定を解除しておいてください。

これらを済ませたら端末の初期化(リセット)を行ってデータを消去します。初期化を行うと端末のパスワード、ログインアカウントの情報も消去されます。また、SIMカードや外部メモリ(microSDカードなど)は取り出しておきましょう。


端末にキズや汚れ、割れなどないか


多少のキズや汚れのある端末は買取ってくれることもありますが、減額の対象となる可能性が高くなります。子細に見ないとわからない キズ、端子カバーのヘタリなど細かいところも含めて、あとで指摘されて気づくようなことがないよう、よく確認しておきましょう。とくに、店頭持ち込みでは なく送付する場合には、あとからキズや汚れを指摘されても覚えがないといったことになってしまうとトラブルの原因にもなってしまいます。

同様に、液晶画面の割れも確認してください。割れがひどいときにはジャンク品扱いになります。その場合はジャンク品としてオークションに出品するか、ジャンク品、故障品でも扱っている買取ショップに売る方法に切り替える必要があります。

スマホを売るときには、事前に以上のことを確認していることが前提となります。すべて怠りなくチェックしておきましょう。
ネットワーク利用制限や端末のリセット方法など、わからない事がありましたら、じゃんぱらにお持ちいただくか、お問い合わせよりご連絡ください。