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「じゃんぱら店員にきけ+(プラス)」番外編。新製品「SIGMA dp0 Quattro」のレビューをお送りします。
SIGMA dp0 Quattro
その異形とも思えるスタイルで話題の【SIGMA dp Quattro】シリーズの最新機種です。
搭載されるFoveonX3センサーは一般的なセンサーと異なり、3層のセンサーがダイレクトに色を取り込めるため色の分離がよく鮮鋭な画像を実現できます。
今までに3機種の異なるレンズを搭載した「dp Quattro」シリーズが発売されています。
・dp1 Quattro
19mmF2.8(35mm版換算 28mm相当)
・dp2 Quattro
30mmF2.8(35mm版換算 45mm相当)
・dp3 Quattro
50mmF2.8(35mm版換算 75mm相当)
センサーの特性による高画質はもちろんですが搭載されるレンズもこだわりの設計でdpシリーズの孤高の存在をささえています。
今回新発売された【dp0 Quattro】は14mm F4(35mm版換算 21mm相当)のレンズを搭載しています。
このレンズはディストーション(歪曲収差)ゼロを謳う超広角レンズ。
とにもかくにも試してみました。
SIGMA dp0 Quattro 絞り優先AE F9 ISO 200 露出補正 –0.7EV
飛行機雲を目立たせたかったので露出をアンダーに設定。
東京都庁のシルエットもツブれずに描写されています。
SIGMA dp0 Quattro 絞り優先AE F9 ISO 200
一般的な超広角レンズはタル型だったり糸巻き型だったりする事が多いですがこのレンズはさすがに優秀です。
仰ぎ見ているのでうわすぼまりになっていますがビルの縦のラインが見事なまでに真っ直ぐです。
SIGMA dp0 Quattro 絞り優先AE F5.6 ISO 200
1段だけ絞っています。21mm相当は奥行きと広がりを演出できる画角ですね。
SIGMA dp0 Quattro 絞り優先AE F4 ISO 200 露出補正 –0.3EV
最短撮影距離は18cmと近寄れますので背景を大きく取り入れながらクローズアップが可能です。絞り開放で撮影してみましたがボケ方も自然です。
消火栓の金属感をクローズアップで狙ってみました。
消火栓の金属感をクローズアップで狙ってみました。
歪みが少ないので35mmクラスのように使えるように思います。
SIGMA dp0 Quattro 絞り優先AE F5.6 ISO 200 露出補正 -1.0EV
工事現場の防音シートですが表面に細かなホコリが積もっています。大きな画像でみるとそのリアルさに驚嘆。
SIGMA dp0 Quattro 絞り優先AE F8 ISO 200
道路の滑り止めをクローズアップ。絞り込んでシャープな印象を持たせるためF8まで絞って被写界深度を深くしています。
ガラス越しの撮影ですが屋内と屋外の明暗差が激しい場合にも暗部が大きく破綻することなく解像しています
中央のオブジェが乗っている台の赤色が描写されています。
暗部に埋もれてしまいがちですがFoveonセンサーらしくきっちりと描き分けています。
彫像をシルエットにして撮影。かなりの明暗差がある状態ですが破綻せずに描きだしてくれます。
ダイナミックレンジが拡がったことも従来からのシグマユーザーには朗報。
逆光で木漏れ日を。露出をオーバーに設定して透明感を演出。
今回の【dp Quattro】シリーズで従来の【DP Merrill】 シリーズと大きく改善されたのは暗部に対する強さがあげられるでしょう。
個人的にも【DP2 Merrill】を使用していますのでこの点は非常にいいと思います。
AFのレスポンスも今までの機種以上に正確にすばやくなっています。
好みの分かれるスタイリングですが実際に撮影してみるとホールドしやすくブレにくく使えそうです。
この【dp0 Quattro】は独自のFoveonセンサーに専用設計された超広角レンズの切れ味による高画質を実現したカメラです。
作品創りにも最適な【dp0 Quattro】じゃんぱらでの在庫はこちらからご覧いただけます。
以上、elmarがお送りしました。