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毎年更新される最高気温の中、いかがお過ごしでしょうか?
最近ジャム作りにはまって女子力アップを目指す男Uotakです。
唐突な上、またもや私事ですが、引っ越しをいたしました。
それを機にNAS(ナス)の買い替えをおこなおうと思います。
最近、画像や音楽を保存しているNASがたまに読込失敗をおこしており、
中に入っているHDDもそろそろ寿命のはず。
買った当時は最新だった、2.5’HDDの500Gのものを購入しましたから
PCを扱うショップの人間としては、考えたくもない年数を使用していました。
NASって?
もちろん夏野菜のことではありません。
ネットワーク・アタッチド・ストレージ(Network Attached Storage)です。
一般的には略称で呼ばれていてNAS(ナス)と呼ばれています。
このNASを簡単に説明すると
ネットワーク上に接続された外付けのHDDのことで、
同一ネットワークに接続されているそれぞれの機器から
NAS上に保存されているデータを読み出すことができるんです。
最近はPCやスマホだけではなく、
ゲーム機、テレビなどもNASに保存されている動画を再生できてしまいます。
例えばカメラで撮った写真をNASに保存しておき、
テレビに映すとか、外出先からスマホで見るとかも可能です。
Sonyから発売されているNASNE。
録画したテレビの視聴だけではなく、音楽や写真も共有でき、
外出先からもスマホでみれます。
iPhoneでテレビを見たい方にはオススメの逸品です。
近頃はNASNEのような製品も発売されており、
ルーターにNAS機能を搭載した製品も発売されていることから、
かなり安価に身近になってきました。
その上、老舗NASメーカーから発売されている高価なNASも
じゃんぱらなどで販売している中古のNASは比較的安価に購入できます。
しかしながら、引っ越しの際にでてきた
どこのご家庭にもあるであろう使わなくなったPCパーツ達。
まぁ、そんなに大きな容量のNASは必要ありませんし、
LINUXのNAS機能に特化したディストリ?もあります。
今後のメンテナンス性や拡張性も考慮しはじめると
既製品ではジサカー(死語?)の欲望は満たせそうにありません。
何よりじゃんぱら店員としては、専用のPCを作ってみたいと思います。
1、NASをつくるためのPCパーツ
幾多数多の経験をもつじゃんぱら店員でありますから、
PCを動かすことなんてそんなに難しいことではありません。
以下の条件のみでサクッとNASを組み上げます。
○環境(お財布)に優しい低消費電力。
○HDDいっぱいつなげられるようにしたい。
省電力もそれほどシビアになっているわけではありませんので、
お店の界隈をウロウロして閉店間際に飛び込んで買ったのが、
GIGABYTE製 J1800N-D2H。メモリは家にあった予備パーツの4Gを使います。
電源ユニットも家にストックがありますし、
ケーブル、2TBのHDDの予備もあります。
NASをインストールするためのUSBメモリなんて山ほどでてきました。
どこのご家庭にもこの程度の使わなくなったPCパーツがあるはずですから、
みなさんも比較的安価にNASが組めますよ。
ただ、ここにきて一つ問題が。
mini-ITXのマザーは当たり前というか、
HDDをたくさんつなげるためのポートがありません。
そういったM/B製品もありますが、もう少し安価にいきたいものです。
そこで、拡張ボードを探してみますが、PCIEx1のものだと大体2ポート。
M/Bと合わせても4ポートぐらいになってしまい、
目的達成とするには、少々残念すぎます。
多チャンネルをもつ拡張カードはお高い上に、
そもそもPCIEx4なので使えません。
で、さすがじゃんぱら店員というか、詳しいスタッフに聞いてみたところ
ポートマルチプライヤを使ってみてはどうですかと。
私は初めて聞いたのですが、
SATAポートを分岐させて複数のドライブを接続する方法だそうです。
仕組みが似ているものだとUSBハブで、本当に単純にSATAポートを分配できます。
1ポートにつき5ポート分岐できますから、
2ポートの拡張カードなら計10ポートになります。
早速、対応するSATAコントローラーチップ搭載の拡張ボードと
ポートマルチプライヤボードを購入しました。
多チャンネルのカードに比べると
速度は劣るもののポートマルチプライヤだと、
拡張ボードと合わせても8000円程度です。
これがマルチポートプライヤのボード。下側に5ポートあるのが分かりますか?
500GのNASの代替え機にそんなにポートもいるのか?ということはさておき、
これで、M/Bの2ポート、拡張ボードの2*5ポートで
計12ポート使用できる算段となりました。
これならHDDをいっぱいつなげる目標は達成といってもいいでしょう。
2、ケースどうしよう。
お店の周辺をウロウロしても、ネットで調べても
12台のHDDが収納できそうなmini-ITXのケースはありません。
一番多いので10台、平均して4台程度。
もちろんmicroATXやATXケースを使えばいいのですが、
mini-ITXで組んだPCですから、それ相応なケースが欲しいものです。
色々悩んだ挙句、買ってきたのがこれです。
そうです。100均で売ってるワイヤーラックとその他もろもろです。
これにホームセンターで売ってるものを足して、
ケースならぬPCラックにしようと思います。
1段に4台のHDD、3段で12台いける単純計算。
冷却用のファンもつけ方色々で問題はなさそうです。
では、ちょっとだけ工作します。
ラックに直接M/Bを置くわけにいきませんから、
アクリル板をつかって台をつくります。
切って、穴を空けて、スペーサーを付けたら出来上がり。
組み立てたラックに置いてみます。
あらピッタリ。では、電源ものっけます。
固定方法が?ですが、まぁOK。
一段増やしてHDDをのっけます。
しかし、なんか適当すぎるのでゴム板を敷いて、
反対側からステーでラックに固定します。
(HDDを冷やすためにファンをのっけてます)
いかがでしょうか?
一応2台のっけてますが、スペース的に1段に4台いけます。
この調子でラックをあと2段増やせば当初の予定通り12台おけます。
これでしばらく様子を見てみようかと思います。
でも、HDDの固定方法や冷却用のファンの固定方法、
やっぱりむき出しが気になるので、
最終的にはカバーしてケースっぽくしようと思います。
何かいい進展があったら、また記事にしていきたいと思います。
お客様から自作PCに飽きたとよく耳にします。
実際私も少々食傷気味になってきていますが、
最近はmini-ITXのマザーが安価になってきているので、
いろんなものにPCを仕込むことができます。
ノートPCなどはばらしてしまえばかなり小さなPCにすることができます。
この夏は一風変わった外見のPCの作成をしてみてはいかがでしょうか?
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