みなさま、こんにちは!

2018年3月1日より3月4日まで開催された【CP+2018】のレポートをお届けします。

開催場所はおなじみの「パシフィコ横浜」

ご存知のように「CP+」は日本最大のカメラと映像の見本市です。国内外のメーカーから様々な新製品が発表されたり、体験コーナーもっ充実しています。また各種セミナーも開催されていて著名カメラマンによる撮影講座などもあります。

一般向けは3月1日12:00よりスタートですが開場前に既に長蛇の列です。

開場されると人気のカメラの体験コーナーはすぐに行列になります。

今回はSONYさんのα7IIIが大大行列となってしまい近寄れませんでした。

こちらはRICOHの【PENTAX K-1 mark II】

フルサイズセンサー搭載機【PENTAX K-1】の後継機となるようです。特筆すべきは超高感度ISO819200の実現とリアルレゾリューションが手持ち撮影できるようになったところでしょうか。

これは新しく搭載された「アクセラレーター」のパワーによるものです。従来の【PENTAX K-1】について有償アップグレードサービスが用意されるようです。

このレンズは参考出品の【HD PENTAX-D FA50mmF1.4 SDM AW(仮称)】

フルサイズ対応の新たな大口径レンズです。静粛な動作と高画質が魅力です。発売日未定ですが2018年春頃との事。

続いてNikonブースへ。

各機種のお試しが可能なコーナーがあります。普段はなかなか見られないレンズも試すことができます。

世界に誇るNikonシステムは圧巻

祝 Nikon100周年!マリリン・モンローとNikon Fのこのショットはステキですね。

FUJIFILMブース。今回は新製品【X-H1】でこだわり派のユーザーに応えます。

従来からのXシステムに新たに加わった動画向けレンズ【フジノンレンズ MKX18-55mmT2.9】プロ向けに組み上げると凄まじい格好良さになります。

Xシリーズの展開。手前の四角いものは放送局向けのレンズです。昔からFUJIFILMはこのような製品をプロ向けに作っていました。今回の動画向けレンズはそのノウハウが活かされた製品と言えます。

撮影データ :FUJIFILM GFX 50S フジノンレンズ GF110mmF2 R LM WR Pモード

中判デジタルカメラ【FUJIFLM GFX50S】による撮影が出来たのでモデル撮影をしてみました。拡大するとお分かりいただけと思いますがどこまで精細でありながら豊かな質感描写が得られます。この辺りはセンサーサイズの大きさからくるゆとりですね。

OLYMPUSブースではPENシリーズの楽しい使い方が紹介されていました。

こちらは新製品の【OLYMPUS E-PL9】

カジュアルでありながらクラシックな落ち着きもあるデザインとなっています。

CanonブースのEFレンズシステムの展示。憧れのLレンズも試せます。

今回、注目を集めたミラーレス機【Canon EOS Kiss M】

今まで「EOS Kiss」は一眼レフにつけられてきた名称ですがこの機種からミラーレス機に冠される事になりました。これは意義深いもので最も販売が見込める機種であるという意気込みが感じとれますね。

もう一つ、こちらのストロボも注目です。【Canon スピードライト 470EX-AI】

世界初のバウンス撮影の自動化を実現したストロボなんです。バウンス撮影とはストロボを被写体に直接、発光させるのではなく天井や壁に一旦反射させて光を拡散させて自然な描写を得るためのテクニックです。今までは被写体までとの距離と反射させる距離をある程度は経験で補わなければならず思わぬ失敗をしてしまう事もありました。特にモデル撮影なのでカメラを縦位置から横位置に構え直す時など発光部の向きをいちいち調整する必要がありました。

しかし、このストロボは一度設定してしまえばタテ、ヨコどちらでも自動で向きを変えてくれるスグレモノなんです。

実際に試してみましたがきちんと追従してくる動作は感動モノでした。

毎回、斬新な製品を打ち出してくるSIGMAさんのブース。今回は「カミソリマクロ」の異名をもつ70mmF2.8マクロの新製品【SIGMA 70mm F2.8 DG MACRO | Art】の開発発表がありました。注目すべきはその描写性能とマウント展開です。

従来はシグマ、キヤノン、ニコンといったラインナップでしたがこのレンズはシグマ、キヤノン、ソニー E マウントの展開です。発売時期は未定ですが期待して待ちたいですね。

 

CP+では開発中の製品や参考出品も数多くあります。

こちらはSONYブースにあった【FE 400mm F2.8 GM OSS】

昨年、開発発表されていましたが今年の夏には製品化されそうです。先ごろ行われた平昌冬季オリンピックでも極秘にテストが行われていたようでまさにプロ向けのレンズですね。

COSINAからフォクトレンダーブランドのレンズの参考出品もありました。

Macro APO-LANTHAR 110mm F2.5(参考出品)

等倍マクロを実現しながら色収差を極限まで取り除いたAPO仕様。100mm前後の焦点距離でAPOレンズと言えば最強のマクロレンズと謳われたライカのAPO-Macro-Elmarit R 100mm F2,8が有名ですが描写性能は果たして・・・。発売を待ちましょう。

COLOR-SKOPAR 21mm F3.5 (参考出品)

Eマウント用の超広角レンズ。F3.5と明るさを抑えて周辺の色被りを軽減した設計となっているようです。Eマウントはフランジバックの短さもあって広角レンズは色被りが出やすいのですがうまく解消したレンズとなりそうです。

NOKTON 50mm F1.2(参考出品)

F1.2の大口径レンズ。非球面レンズ採用により大口径レンズ特有の歪みや周辺光量落ちを防いでいます。

2018年7月31日に火星の大接近が起こります。天体望遠鏡メーカーがかなりの力のこもった展示を行っていました。デジタルカメラの高感度性能化により撮影も随分と容易になってきています。

CP+はデジタルカメラばかりじゃない!こちらはLomographyのインスタントカメラ

【LOMO’INSTANT SQUARE】

FUJIFILMのinstanxSquareフィルムを使用します。FUJIFILMのSQ10はデジカメとしても使えるハイブリットカメラでしたがこちらは完全なアナログカメラ。露出は自動ですがピント合わせも3段階のゾーンフォーカスでファインダーもごく小さいものとなっています。でもこのカメラでしか作れないステキな写真が撮れそうです。

 

いささか駆け足での紹介となりましたがいかがだったでしょうか。今年は秋にフォトキナもありますから新たな機種が生まれてきそうな予感がしますね。

まだ見ぬNikonの本格ミラーレスなどを夢見ながら横浜を後にします。

って何か忘れていませんか?

ハイ、イベントを彩るコンパニオンさんですね。

マウスコンピューター

タムロン

SIRUI

今年も盛り上がったCP+、いけなかった方も来年はぜひ足を運んでみてください。

以上、elmarがお送りしました。