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スマホを中古で買う人が増えています。格安SIMの登場によって2台持ちのメリットなどが増大したためで、今後ますます中古スマホ市場は活気づくと予想されます。
今回は中古スマホを買うときのポイントをご紹介します。

中古スマホの大半は「白ロム」


中古スマホについて調べると、白ロムという言葉をよく見かけるはずです。

白ロムとは、一般的にSIMカードを抜いた端末のことを指します。中古で売られているスマホはほとんどが白ロムで、前の持ち主が機種変更などを行って余った端末を買取に出したケースが最も多いはずです。その端末で使用されていたSIMカードは抜かれて、別の端末で使用されているか、前の持ち主が保管しています。

なお、SIMカードとは電話番号などの識別情報が記録されたICカードのことです。キャリアで端末を購入するときには、必ず端末本体とSIMカードがセットになった状態で買うことになります。機種変更の場合には新しい端末にSIMカードを挿し替えるか、サイズなどが異なる時は同じ識別情報が入った新しいSIMカードと交換をして装着されます。

中古スマホを選ぶメリット


ではそんな中古スマホ=白ロムを買うメリットとは何でしょう?

まず、中古スマホは新品のスマホより安く手に入ります。最新機種ではそれほど値段が変わらなくても、1世代前の端末を選べば新品・新機種の半額程度の値段で買うことができます。

また、自分で中古スマホを安く購入してしまえば、キャリアの長期契約に縛られずに端末を使えるようになります。現在では多くの人が、「2年縛り」などと呼ばれる長期契約を結んでいます。その分、本体価格が値引きされていたりするのですが、自分で端末を用意すればこうした契約に応じる必要はなくなります。

あるいは、ドコモ、au、ソフトバンクの3大キャリアと契約するのではなく、MVNO回線を利用することで月々の利用料金を安く押さえることもできます。MVNOとはドコモなど既存のキャリアから回線を借り受けて通信サービスを展開している事業者のことで、MVNOが提供するSIMカードは格安SIMとも呼ばれます。中古スマホをユーザーが用意し、MVNOが提供する格安SIMを挿して使うと、利用料金が驚くほど安くなります。プランもデータ通信のみのプラン、音声通話も可能なプラン、速度重視のプランなどさまざまなタイプが用意されています。音声通話なしで月額1,000円を切るデータ通信プランも存在します。

さらに、格安SIMを利用することで、スマホを2台持ちするユーザーも増えています。1台目は通常のキャリアと契約するスマホ(ガラケーにする方法もあり)、2台目はMVNOの格安SIMを挿したスマホにしてプランを上手く振り分ければ、月々の費用を大幅に節約できます。

中古スマホの選び方


中古スマホを買う時は、まずメインで使うか、サブで使うかを決めておきましょう。サブであれば音声通話機能は必要ないかもしれません。その場合は格安SIMの月額1,000円以下のプランから4,000円までのプランなどが候補になります。

1台持ちで、今までと同じキャリアと契約を続けるのなら、中古スマホも同じキャリアのものを買うのが最も簡単です。SIMはそのまま入れ替えるだけで使える場合と、ショップなどに持ち込んで手続きをしなければならない場合とがあります。

1台持ちで格安SIMを使うことも可能です。その場合は音声通話付きプランを選ぶのが一般的です。通話は電話ではなくアプリの通話機能を使うと割り切る方法もあります。

なお、Android端末だけでなく、iPhoneで格安SIMを使うことも可能です。iPhoneはSIMフリー版が国内で販売されており(新品価格はiPhone 6が7万5800円からと高い※2014年12月現在)、またドコモ版のiPhoneの白ロムなら対応している格安SIMが多いようです。詳しくは各MVNOに問い合わせてみましょう。

じゃんぱらでは、iPhoneをはじめAndroid各メーカーのキャリアスマホを取り扱っています。ぜひ店頭で気になるスマホをお探しください。