今年のフラグシップスマホの発表・発売が相次ぐ今日この頃いかがお過ごしでしょうか。
GAhackはHUAWEIのP40 Pro 5Gが気になっています。
しかし、Googl Playストアが入っておらず通常使用が難しいのではないかと思い二の足を踏んでいるところです。
そこで!擬似的にGoogle謹製アプリを使わない縛りでスマホを使ってみることにしました。


そもそも、なぜHUAWEIがGMS(Google Mobile Service:Playストア等のサービスをまとめた物)を利用できなくなったかというと、アメリカの政策で政府の許可なしにアメリカの製品を輸出できなくしたことが発端となります。
つまり、アメリカと中国の対立ですね。
アメリカはHUAWEIなどの中国企業に対してGoogle(アメリカ企業)のソフトウェアを提供させないようにしています。
中国国内だけに限ってしまえば、中国政府の政策(金盾:中国のフィルタリング)でそもそもGoogle Playストア等が使えないため影響は最小限となっているのですが、他の国で使う場合アプリのダウンロードはPlayストアに頼っているため色々と不都合がでてしまいます。
そこで、HUAWEIはGMSに変わるサービスとしてHMS(Huawei Mobile Services)を推し進めています。
HMSの中に含まれるものとして専用のアプリストアAppGalleryを展開しています。

このような経緯で今後HUAWEIから出る最新の機種(一部の焼き直し機種は別)にはPlayストアが入っておらず普段使っているアプリが使えない状態となっています。
本当はMate30Pro辺りが用意できれば良かったのですが、4月にReno Aを購入してしまっているため予算的にも家族の視線的にも厳しくなってしまい、Mate20LiteからGoogle謹製アプリを可能な限りアンインストールや無効化し近しい環境を作ってみました。

今回用意したのはAndroid10にアップデートしたMate20Liteです。

初期化した状態から進めセットアップ時のGoogle関係をOFFにして進めていきます。

セットアップが完了するとこんなホーム画面が出てきます。
左下にGoogleのアプリが詰まったフォルダがあるので削除できるものを削除していきます。

アプリを長押しすることで「アンインストール」と出てくるのでサクサク消していきます。

Google謹製アプリはAndroidを快適に使う為の基礎アプリなので削除できないものがほとんどです。

次に設定からアプリに入り、無効化作業を行います。

一つずつGoogle謹製と思われるものを無効化していきます。

今回無効化したリストです。

ただ一つ「Google Play開発者サービス」のみ無効化もできませんでした。
(このほかにもOSの基礎ソフトウェアがいくつかありますが、今回は主要な物だけ削除しています。)
このため厳密にGoogleを排除できていないので、ストアを通さないいわゆる野良アプリ等も動いてしまうと思われます。
今回は野良アプリを使わずに利用していきます。
※Google Play開発者サービスとはGoogleの提供するログインなどを扱いやすくする基礎のようなものです。
その為、Google Play開発者サービスの機能を利用したアプリの場合は基礎がないので、そもそも動かないということになります。
有名なところでは「おサイフケータイ」でしょうか。


さて、削除や無効化した結果ホーム画面からはGoogleのフォルダが消え去り、擬似的にGMSを排除したスマホが準備できました。
この状態でも電話・メール・ブラウジング・カメラ撮影は可能なので仕事として使う分には問題ありません。
問題ありませんが、フラグシップスマホを使うのであればオーバースペックとなっているのでアプリを追加したいところです。
しかし、Playストアがなくアプリの追加もままならない状態になっています。
そこで登場するのが「AppGallery」です。

今回はHUAWEIのスマホなのでプリインストールされています。

ホーム画面の次のページの左上にあるこれですね。

起動すると普段良く目にするPlayストアに似た配置となっています。

6月上旬の「おすすめ新着アプリ」を開いてみると下記の感じになっています。


以下2020年6月上旬の状況です。

最近では欠かせないLINEやTikTokなどはあるようです。
最低限必要なものとして地図・乗り換え案内・SNS系を探してみました。


地図アプリで日本製のものはNAVITIMEだけのようです。
Yahoo!とかあると嬉しいのですが、ワイモバイルあたりがP40Liteを取り扱わないと難しいですかね。
乗り換え案内はNAVITIMEとジョルダンの乗換案内が良さそうです。
SNSはFacebookはアプリとして存在しており、Twitterは高速アプリとして存在していました。
高速アプリとはWebページのショートカットのようなもので、インストールなしで利用できるアプリといった感じでしょうか。
ニュースアプリはgooニュースがあったのでインストールしてみました。

この調子でゲームアプリも探してみたのですが、Web広告で良くみるものの一部が有るくらいで普段遊んでいるゲーム系は皆無でした。

AppGalleryからダウンロードするだけでも、最低限の使用環境は作れそうですが、ゲームをするのは厳しいというのが現状だと思います。
そこで、別のストアとしてAmazon appstoreを導入しておきましょう。

Fireタブレット専用のストアと思われがちですが、一般のAndroid端末にも開放されており、Amazonのサイトでインストールすることで利用することができます。
普段であれば不要ですが、専用のコインを配っていたりセールをしていたりでお得にソシャゲに課金できるので意外と便利だったりします。



売り上げ上位にあるものをスクショしてみました。
以前は古めのアプリしか無かったこともあり、利用価値は薄かったのですが、最新のFireタブレットのベースOSがAndroid9.0に成ったこともあり最近のアプリが増えてきて使える感じになってきています。

AppGalleryとAmazon appstoreの両方を活用しつつMate20Liteを利用してみました。
結論は正直厳しい!というのが結果でした。
普段使っているGoogle謹製のGoogleフォトが無いことで、写真をクラウドで複数の端末と同期する方法がDropbox(同期台数3台まで)くらいしか見当たらず、複数台持ちのGAhackには、どの端末でも気軽に引っ張り出しSNSに投稿するということが制限されてしまいました。
複数台持ちでなければ使えるのかというと、Yes!というのも難しく、普段使っているChromeが使えないのでPCとお気に入りの同期ができません
ブラウザのお気に入り問題に関しては標準で入っているブラウザで、普段みるサイトを一度登録してしまえば最初は手間ですが問題は解決できます
仕事用として使う分には問題なさそうではありますが、折角のフラグシップスマホでも日本で不自由なく使うにはアプリストアの充実が進まないと難しいと思われます。
以前Fireタブレットに施術したゴニョゴニョでGMSをインストールすることもできるとは思いますが、Google(アメリカ)が本気を出した場合にHUAWEI端末上で使えなくすることもできるでしょうし、最悪Googleのアカウントを凍結されてしまう可能性もありえます。


デメリットはありますが、メリットもありました。
それは、バッテリーの持ちが異常なほどよくなったことです。
検証を終えてフル充電にしたあと、電源OFFにするのを忘れテーブルの上にスリープで放置していたのですが、ふと思い出したときに電源ボタンを押すとロック画面が表示されるじゃないですか!
設定から稼働時間をみてみると118時間と表示され、バッテリー残量は33%と表示されていました。
SIMカードは抜いていましたが、Wi-Fiに繋いで放置していたので少なからず同期作業は行われていたはずです。
普段どれだけGoogle謹製アプリがバッテリーを消費しているのかが分かる一幕でした。
もしかするとP40 Pro 5Gもバッテリーの持ちが良かったりするんでしょうかね。

今回利用したAppGalleryですが、Amazon同様Android端末に開放されているので、どんなアプリがあるのか気になる方はインストールして試してみてはいかがでしょうか。
こちらのHUAWEIのサイトからダウンロードしてインストールすることで体験することができます。
HUAWEIにはハイエンドで高コスパなスマホを使いやすくするために早急にアプリの充実を進めて貰いたいものです。

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