そろそろ5G対応のスマホがほしいと思っていた所にコスパの良さそうなスマホが登場しました。
それが、今回紹介するXiaomi Redmi Note 9Tです。
このスマホはSoftbank専売でGAhackはSoftbankユーザーの為、機種変で発売日翌日に入手してきました。

今回のRedmi Note 9Tですが、2021年4月上旬に日本のキャリアで手に入る最安の5Gスマホです。
5Gにスペックを全振りしているかと思いきや、CPUやメモリなど押さえる所は押さえた構成となっています。
CPUはMediaTekのDimensity 800Uを搭載していて、これはSnapdragon 765Gと同等程度のスペックのようです。
Snapdragon 765G採用の代表的な機種:Pixel 4a(5G),Mi 10 Lite 5G
メモリはミッドレンジによくある4GBでストレージも64GBを搭載しています。
日本では馴染みの薄いMediaTek製のCPUとTFT液晶を採用し、非防水にすることで低価格にミッドレンジのスペックを詰め込んでいます。


最近流行りの有機ELではないのでバッテリー持ちが悪いのかというとそんなこともありません。
バッテリー容量を5000mAhにすることで重さとのトレードオフですが、長時間の利用を実現しています。
通常のTFT液晶ですが、5G用の映像コンテンツも楽しんでもらうためか発色もよく綺麗です。
インカメラもパンチホール式で、6.53インチの画面を広々と使うことができます。


映像コンテンツといえば、最近は省かれ気味なイヤホンジャックもしっかりと付いています。
Bluetoothのイヤホンが主流になってきているので困ることは減っていますが、実写の映画を見るときなどは口と声のズレを無くすため必須です。


最近はマスクが必需品の日々が続いており、ロック解除が顔認証だけのスマホだと毎回パスコードを打つ必要があり面倒です。
セキュリティは指紋認証になっており、しかも側面の電源ボタンが指紋認証を兼ねているのでスリープ解除と同時に使い始めることができます。


防水機能やフルセグは搭載されていませんが、おサイフケータイは搭載されています。
2万円で手に入るスマホでおサイフケータイまで搭載されているのは少ないのではないでしょうか?


さて、今回この端末を選択した一番の理由として5Gが使えるからというのがあります。
5G開始からそろそろ1年になろうとし、少しずつですが使えるところが増えてきたようです。
流石に5Gだけの為にハイエンドで高価なスマホを手に入れる程ではないので、今回の価格は渡りに船でした。
GAhackの住んでいる地区は5G圏外の為、購入した初日のスピードテスト画像しかありませんが、安定した5G圏内だと4Gとは比べ物にならない速度が出るようです。

このように赤色ではないですが、3倍以上の速度差が出ました。

電波の話のついでとして、Redmi Note 9Tは今回Softbank専売モデルですが、対応バンドを見てみると国内4キャリアのバンドを網羅しているんです。
そのため、SIMロック解除さえしてしまえばスペックシート上は互換性が非常に高くなっています。
現状、Softbankと楽天しか契約を持っていないので全てを確認できるわけではないですが、少なくとも楽天では通信をすることができました。
おそらく5Gも掴めるはずですが、近くだと二子玉の本社付近しか飛んでおらず、家からだとチョットアクセスしづらいんですよね。
※バージョンアップ等で使えなくなる可能性もあるので、Softbank以外での利用は自己責任でお願いします。

GAhackの場合、複数の端末を持っているためメインとして利用はしていませんがハイエンドの端末と比べても遜色のない動きをしてくれます。
バッテリー容量が大きいので分厚くて少し重たくはありますが、その分バッテリー持ちがよく1日くらい充電を忘れても問題はなさそうです。
(LG G8X ThinQをメインに使っているGAhackにはどんなスマホも軽いですが……。)

ウルトラバッテリーセーバーという機能もあり、この機能をONにすることで数字上は通常モードより10倍ほど持つようです。
バッテリー容量35%の状態で機能をONにしたところ、約140時間と表示されました。

出来ることはかなり制限されますが、災害時などに大活躍しそうですね。

操作に関しては先程も書いたとおり、サクサクと動いて通常使用では一切困ることはなさそうです。
スマホに負荷を与えるため話題の「ウマ娘」を遊んでみました。
推奨端末で一番下のモデルは「Xperia XZ Premium」や「Galaxy S8」のSnapdragon835のようです。
問題なく動くようであれば、4年前のハイエンドスマホで動くゲームは問題がないということになるはずです。

実際に遊んでみると、チュートリアルは一切引っかかること無くすすめることができました。

試しに育成もしてみましたが、初めてのレースも一切問題なく完走し、ウイニングライブも止まること無くスムーズに見られました。

全体的に多少ジャギが目に付きますが、価格を考えれば許容範囲ですしフリーズすることなく動いてくれるので問題なしです。
最近のハイエンドSnapdragon搭載機種と比べるとアンチエイリアスの効きが弱い感じでしょうか。


Redmi Note 9Tの特徴といえば背面のカメラでしょう。
メインの4800万画素、4cmマクロの200万画素、深度カメラ(ToF)の3眼構成となっています。
インカメラは1300万画素で一般的です。
注目すべき点はメインの4800万画素です。
1/2インチの大型センサーを採用しているため、暗いところでの撮影に強くなっています。
※一般的にはセンサーサイズが大きくなれば1画素当たりの採光量が増え暗所に強くなります。

色々と撮影をしてみました。

まずは大型センサーの性能を見るために夜の新橋で1枚撮影しました。
通常モードでの撮影ですが、明るく撮れており内側から光らせるタイプ看板の文字が読めるところが多いです。

夜景モードでも撮影してみました。
撮影に少し時間がかかりますが、先程よりも看板の文字が読めるようになりました。
ここまで撮影ができていれば十分でしょう。


飯テロもしておきましょう。
通常撮影をした場合AIが食べ物と認識してシズル感満載の写真に仕上げてくれます。

マクロモードで肉の塊を撮影してみました。
悪くはないんですが、200万画素しかないので通常撮影した画像をデジタルズームしたものとの違いがイマイチ分かりづらいですね。
被写体次第では化けると思うんです。

もう1枚4800万画素を1画素ずつ使った撮影の「48M」モードでも撮影してみました。
この場合はAIが発動せず通常の撮影となります。
そのため、色合いが目で見たものに近くなりますね。
ディテールは通常撮影よりも残っているようです。


明るい日の外でも撮影をしてみました。
通常撮影で撮って、AEは「C」の下辺りに合わせています。
AIの力なのかメリハリが効いており、拡大をしないで見る分にはキレイに見られるものが出来上がりました。

48Mモードでも撮影してみました。
通常撮影よりもチョットだけノッペリとした仕上がりですが、拡大してみると通常撮影よりも破綻が少ないことがわかるかと思います。
もしよければ2枚をダウンロードしてSL中心のハンドルのような部分を拡大してみてください。
または、後ろの広告の文字(新橋がお好きでしょ。)の部分を見ていただくと分かりやすいかと思います。
1/2インチセンサーの恩恵か、細かな部分の結像が目の肥えている方であればわかるのではないでしょうか。
細かな部分まで結像するセンサーならではの質感の向上はこの価格帯では考えられないほどオーバースペックです。

最後にToFカメラの性能を試すためポートレートモードを試してみました。
撮影環境のせいなのか後ろの看板はボケていますが、駅舎の方はピントが合ったままとなっています。
ただ、SLをしっかりと認識できているのはわかるので、人物撮影なんかでは実力を発揮できるのではないでしょうか。

写真を色々と撮ってみましたが、とても2万円で手に入るスマホのカメラとは思えない仕上がりに驚かされました。
2万円という価格を考えればカメラ以外の部分も十分すぎる性能ですし、5Gの入門機としてはベストな選択でしょう。

これから各社安い5Gスマホは出てくると思いますが、今このタイミングで選ぶべき安い5GスマホとしてRedmi Note 9Tはベストチョイスです。

じゃんぱらでRedmi Note 9Tを探す