台風がいくつも来たかと思ったら、どんどん寒くなってきましたね。
早いものでもう11月も半ばになりました。今年もあとわずかですね。

こんばんは、elmarです。

新型のiPad「iPad Air」の発表があってから「じゃんぱら」はiPad買取で大盛況です。
積み上げるとスカイツリーも超えそう(冗談です)

じゃんじゃん買取ますので、どしどし、お持ちくださいね!
ちょっと査定時間は長くなるかもですが・・・。
じゃんぱらでのiPadの在庫はこちらです。初代からもちろん最新のiPad Airまで取り揃えています。

今年は夏が暑くて長かったせいか今年は秋が駆け足でやってきています。
なんかすぐに冬になってしまいそうで秋を捕まえにいかなきゃ!です。

秋といえば紅葉ですね。
elmarが住んでいる東京の外れではまだ紅葉は始まっておらず待っていると記事掲載時には最盛期を過ぎてしまいます。

と、いうわけで北へ、または高度をとる事を考えました。
まずは定番の日光へ出陣!
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霧降高原へいったのですが地名の通り霧が立ちこめてしまい、全く紅葉など撮影できず、天気には勝てぬとはいえ、ぐぬぬ。

何度でもやってやる!倍返しだ

ってわけで再びチャレンジ。
もうこの頃には日光は見頃を迎えていて「いろは坂」はノロノロ運転できっとフラストレーションがたまりそうな状況です。
はじめに書いたように現在、買取が多く入っているため、数日間のお休みをとれる状況ではありません。
日帰りできて、混んでいなさそうなところを調べていると「赤城山」がよさそうだと思い当たりました。
「赤城」といえば「一航戦、赤城、行きまーす」って某ゲームや、「頭文字D」、さらには国定忠次も連想されますね。
何はともあれ機材を車に詰め込んで出発!
東京外環から関越道に入って一時間程度で前橋市に到着。
前橋市から県道4号で一路「赤城山」を目指します。
天候もまずまずでいい感じ!

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山の稜線の木々が色づいているのが見えます。

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解像度の高い写真を一枚残したかったので「SIGMA DP1s」を選択。
FoveonX3センサーを搭載したコンパクトデジカメで条件がよければ類い稀な描写をします。

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そしてこのあたりが頂上付近かな。
既に寒くなっていて気温9度くらいでした。

冷えてきたので下りに入ります。

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赤城山にはいくつか沼がありますがこちらは小沼。
周辺の木々は白樺が多く、紅葉のイメージとはちょっと違いますね。
それでも水面に映る木々はやがて来る冬を予感させます。

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恥ずかしながら事前によく調べなかった事もありまたも迷走します。
しばらく山道を「流して」いるといい具合に紅葉しているポイントを発見。


カメラを「OLYMPUS E-PL1」に持ち替えて撮影開始。

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レンズは【Cマウント】のレンズを使用しています。
この「Cマウント」あるいは「シネレンズ」は16mmムービーカメラ用のレンズです。
ねじ込み式で各メーカーが製造していました。
16mmムービーカメラといえば8mmのホームムービーで飽き足らず、映像制作を志すものたちにとって憧れの存在でありビデオが普及するまでは自主映画やルポルタージでもよく使われていました。
カメラ本体の価格も非常に高価で最近のフラッグシップデジタル一眼の2-3倍くらいのして個人で所有する事は夢物語のようでしたね。

最近はこれらのレンズをOLYMPUS PEN や Panasonic LUMIX Gシリーズ、Nikon 1、PENTAX Qシリーズなどでもマウントアダプターを介して使用される方も多いです。
魅力はなんといってもその個性的な描写でしょう。
現代のレンズはどのメーカーでも破綻の無い、失敗の無い写りをします。
16mmムービーが活躍していた1960~70年代は光学設計に大規模なコンピューターが使われる事も少なく設計から製造までかなりの部分で人の手が使われていました。
全般に言える事ですが逆光には弱く、簡単にフレアがでたり、光が滲んだりするものが多いです。

なぜかレンズの描写にはお国柄を反映してフランス製のレンズはふわりとしたエスプリを、ドイツ製のレンズには頑固さを、スイス製のレンズには精密さを感じるような気がします。

今回、使用しているのはスイス製の「Kern Switar 25mm f1.4 H16 RX」で末尾の型番によって当時のカメラの仕様に合わせて製造されていて描写が変わります。
OLYMPUS PENのイメージセンサーは「マイクロフォーサーズ」規格で16mmシネカメラ規格より大きなサイズです。


そのため画面周辺はケラレてしまったり流れてしまう事が多いのですがこのレンズは絞り開放から2段くらいまでならケラレ少なく撮影できます。


このようにやわらか~い写真が撮れます。

もちろん、ムービー用レンズですから動画撮影も楽しいです。
こちらも現在、いろいろ試していますので次回以降お送りしたいと思います。


ここは漫画でも出てきたヘアピンかな。

あちこち撮影してみましたがこの日はもう一つでしたね。
日も暮れ始めてきたのでやむなく退散します。

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ワインディングを下っていくのは楽しいですが、スピードは控えめに。エンジンブレーキを併用しましょうね。

気温も下がってきていますので紅葉も進みます。

狙ったモミジやカエデの「赤」が少なかったので後日、奥多摩へ出かけました。
場所は「都民の森」付近。
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山並みはきれいに色づき、秋らしい風景です。

今回の「奥多摩遠征」(?)でメインで使用するのは以前もご紹介した「Metabones Speedbooster」とSONY NEX-7です。

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ライカ ビゾフレックス用のマクロレンズであるElmar 65mm F3.5をライカRマウントアダプタを介して装着します。(ややこしい)
3群4枚構成のまさにエルマータイプのマクロレンズで立体感ある描写が魅力です。

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秋らしい色に会えました。

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稜線の色づき具合がいい感じ。杉の木も多いので緑と赤、黄色のグラデーションが美しいです。

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一対の葉を主役に配置。周囲をボカしてみましょう。

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モミジの中から一枚をセレクトして「くれない」の色を狙ってみました。

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こちらは手前に緑の葉を配置して奥行きを演出してみました。いい色の演出には反対の色を配置するとより際立ちます。

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ススキなんかも抑えておきましょう。山の上ですので背景との距離があってボケの演出が楽しいです。

普段忙しく働きながら目の回るような日々の中でもただ自然の中に身を置いて心を空っぽにするのも明日への活力になります。
どんどん寒くなる毎日ですが、体調など崩されませんようご自愛ください。

以上、elmarがお送りしました。