梅雨明けしましたね!!!

といっても関東だけですが・・・。
私の住んでいるところは未だあける気配すらないようです・・・。

日焼けで大やけどを負って、今年の夏はこれで終わってしまった
そんな情けないサーファーLogicsです。 ども。

前回のオマケが気になって、店員にきけ!のLinkを「ポチッ」としてしまった
そんなあなたにお送りする前回の続きです

流れから

なぜ、シンセサイザーと言われていたものが
キーボードへと変わっていったのか・・・。
そんなオマケでしたね。

有力な、とある代表的な説を2つほどご紹介したいと思います。

■新たなジャンルの参入

実はこの商品(ジャンル)が登場し、電子鍵盤楽器が変わったと言われています
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あ・・・。間違いました
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カシオ計算機が発売した「カシオトーン」です。
プリセット音源だけが用意されており、音を作るという機能を省いた
手軽に演奏できる格安の電子鍵盤楽器を総称して
「キーボード」と呼ぶようになった説があります。
以前から「アンサンブルキーボード」というのが発売されており
プリセット音源を鳴らすだけの鍵盤楽器がありましたが
伴奏用の演奏楽器としてしか扱われていません。
それを一般家庭用に価格とともにアレンジを施した
カシオトーンが脚光を浴びたわけです
ですから、一般に浸透しすぎて鍵盤がついている電子楽器はすべて「キーボード」
そう呼ばれてしまったという感じですね。

あ、そういえばfoutainさんが買ったのもカシオトーンでしたね
腕前を拝見(拝聴)したかったのですが・・・。
何事も無理は禁物。楽しみに待ってましょう!!
間違った画像がありましたが、現在カシオトーンの技術がそのまま
携帯電話に搭載されてしまいます。
デジカメで「EXLIM」ブランドを立ち上げているだけあって
携帯にも技術搭載。「EXLIM携帯」を作って発売しているだけあって
私の中では「カシオトーン携帯」と位置しています。
カシオさん。カシオトーン携帯と命名してください!!

話がどんどんそれてきましたので、修正をば・・・。

■音作りから曲作りへ

アンサンブルキーボードやカシオトーンなどの一般的な鍵盤楽器が
売れ始めてきた頃、とある会社のミュージックワークステーションというものが
発売されて、爆発的な人気を博したのでした。

☆KORG M1
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現在も活躍中のKORG社が開発したM1というキーボードです。
プリセット音源を何種類も搭載した音源部分に
前回ご紹介した自動演奏装置「シーケンサー」を搭載。
本体1台で楽器8台分をまかなえるという
「マルチティンバー」
という機能を持っており、外部からMIDIでコントロールが可能
何でもありのキーボードを発売したのでした。

プロからアマまで買えるくらいの金額設定でしたので
幅広い層で人気を博します。

今の30歳~40歳台のアーティストは学生時代
この機材を手にビッグになってやるんだと思って
シーケンサーに打ち込みしまくってた
それくらい有名な機材の一つです。

恥ずかしながら、私もその一人です・・・。

その後、鍵盤楽器はプリセット音源の充実と録音トラック(チャンネル)数
最大同時発音数・音源の音の良さを追求しまくっていきます
音を作るというよりも曲を作るという流れに変わっていき
そこからシンセサイザーという名前はどんどん無くなって
キーボードという言葉が主流になったと言われています。

■絶大なるヴィンテージ人気

シンセサイザーという言葉が薄れてしまった90年
テクノミュージックがリバイバルを迎えます。
世はバブルで、夜な夜なディスコで扇子を振り回し
一万円札をヒラヒラしながらタクシーを捕まえる
週末ちょっと休みが取れたら海外へ。
アメリカのちょっとしたコーラなんて100円以下で買えちゃう
日本人がお札のお風呂で泳ぎまくっていた頃です。
機械的な音を作るキーボードが世の中からすべて消え去ってしまってたこの頃
昔のシンセサイザーが脚光を浴びることになります
当時5万円しかしなかった機材も、バブルの影響か30万円まで値上がりし
ヴィンテージフィーバーを起こしたのでした。

すぐに、デジタル技術を駆使した最新鋭の音作りが可能な
昔のシンセサイザーを彷彿とさせる商品も発売され
爆発的な人気を博します
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特に、Rolandから発売されたJD-800は国内外からも
使用するアーティストが多く、シーケンサーは搭載して無くても
みんな使用し、こぞって音作りに嵌ったものでした。

ええ、もちろんです。
歴史を語るが故の過ちです・・・。
ピーク時にこれが3台ありました・・・。

この頃から、パーソナルコンピューターの技術革新が始まります
コンピューターと電子楽器。実際は関係なさそうに見えますが
21世紀となった今では、コンピューターとシンセサイザーがないと
音楽はアコースティック以外聴くことは出来ない
そんな世の中になってしまったお話でもしていきたいと思います。

実験するにもネタがないから
小話に走っている・・・。そんなLogicsがお送りいたしました。