お世話になっております。
近頃急激に冷え込みだし、体調を崩される方も多いと聞きますが、お元気ですか?
私はバッチリ風邪を召しました。
流行を先取り、M.R.でございます。

さて、今回は前回に続きまして、液晶ディスプレイについてお話させて頂きます。

前回の内容はこちら↓
第一回(リンク先でご確認下さい)

今回は「店頭における液晶の選び方」をテーマに致します。

とにかく触って・見て好みにあったのを選んでください。

「終わった!液晶のお話完!!」
っていうグレートな終わり方は怒られそうなので、細かくなりますがちょこちょこと書かせて頂きます。

○店頭における諸注意等
まずは店頭に置いて、念頭におくべき内容のお話から。
店頭では少しでもお客様の目を惹く為に、様々な趣向を凝らしております。
少しでもハッキリ映し出す為に、店頭ではコントラストを上げたり、明るくしたりして展示しております。

ここで注視すべき点は、
「店内の明るさと自身で使用する環境の明るさの違い」
「使用用途による液晶自体の設定」
を考える必要がございます。
販売店の店内の明るさは450~700ルクス、一般家庭の明るさは300~400ルクスと、店内は一般家庭の2倍ほど明るくなってますので、その中で液晶を明るく見せようとすると、どうしても液晶の明るさの設定を最大にする必要がございます。
ですが、自宅での使用等の場合、部屋自体が店内よりも暗い場合が多いですので、店内の明るさのまま長時間使用されますと、かなり目が疲れてしまいます。
よって、購入時は「液晶がどこまで明るくなるか」よりも「どこまで暗く出来るか」を見ていただく必要が御座います。

また、コントラストの調整も忘れてはいけません。
コントラストを高くすると、白い部分はより白く、黒い部分はより黒く表現されます。
パッと見た感じは高くした方がキレイに見えます。
ただ、色の階調が表現されにくくなります。また、高くしすぎると明るさを上げた場合と同様に、目が疲れます。

低くすると、階調の表現が豊かになりますので、画像が滑らかに表示されるようになります。
低くし過ぎると、画像ボヤけたような感じになりますので、この辺りもご注意下さい。

動画や写真を見るときは、明るさやコントラストがある程度高くないと、暗い部分が見えにくかったりしますが、文章を見る事が多いなら、逆に明るさやコントラストが高すぎると、すぐに目が疲れてしまいます。

最近の液晶は、かなりの明るさまで明るく出来ますので、最大の明るさを気にする必要はそれほどありませんが、逆に暗くすることが難しかったりしますので、最大の暗さを気にしたほうが良いかも知れません。


・液晶の明るさとコントラストの変更

だいたいの機種において、明るさやコントラストの設定を変更するには、本体スイッチを弄くる必要があります。
弄くるといっても、それほど難しいことはありません。
例として、いくつか写真を添えてご説明致します。
まずは、設定項目のスイッチ↓

2007111601

こちらの機種ですと、「ENTER」と表示されている部分をポチッとすれば、以下のようなメニュー画面が出てきます。↓

2007111602

後は矢印ボタンとENTERボタンの組み合わせで明るさの項目を表示させ、変更するだけで御座います。
機種によっては「MENU」と表示されている事もあります。

私の腕が悪いのか、デジカメの機能が悪いのか、やはり私の腕のせいなのか、写真の機種で明るさを変更しましたが、違いが分かるほどの写真を取れませんでしたのでUPは出来ません。目視ではかなりの差が出た事をご報告致します。
どの機種でも、だいたいが同じような操作で変更できますので、店頭で気になった物があればガンガン触って見る事をオススメ致します。


・動画について

動画に強いかどうかですが、これは実際に流れている映像を見ていただくしかありません。
流れていない場合は、流してもらうように店員に聞いてみましょう。
新品販売店様になりますと、液晶単体販売の場合、一画面上に色や動き等のデモが流れるようになっております。
新品の場合ですと、上記を考慮した上で、デモで動き等確認して頂いて、御購入という形で構わないと思います。

 

○中古店での選び方
さて、いよいよじゃんぱらの領域、中古ディスプレイの選び方で御座います。
まず、念頭に置いて頂きたいのは、「中古というのは全て一点物」という事で御座います。
同じ型番の商品が並んでいても、前のユーザ様の使用法により、状態は様々になります。
ですので、前述致しました選び方の他に、いくつか知っておくべき事が御座います。

物事には何事も寿命が御座います。
形ある物はいつかは壊れる、無限ループのように同じ状態に戻ったりする事は御座いません。
以下より、何点か御説明させて頂きます。

・バックライト
さて、まずパッとみてわかるのは、バックライトの劣化具合で御座います。
これは、単純に液晶が明るいか、暗いかという事。
前述しましたように、店内では最大の明るさで展示されている事が多いのですが、最大にしても何だか暗く見える場合は、バックライトの劣化が考えられます。
バックライトの寿命はだいたい3万時間と言われておりますが、今まで明るかった物が突然真っ暗になるという事にはならず、寿命中も徐々に弱っていきますので、最大でも何だか暗く見える場合は寿命が近いのかも知れません。
ちなみに3万時間というのは、一日12時間点けっぱなしで6年間、しかもメーカーのいう寿命というのは、製品出荷時の状態で使い続けて、明るさが半分になった状態までの時間をさしますので、液晶の明るさを下げてやるともっともつのかもしれません。某奇妙な冒険で言いますと、第1部から第4部始めぐらいの長期ですね。←無駄話

最近の液晶になりますと、寿命が5万時間から7万時間とも言われておりますので、奇妙な冒険なら掲載雑誌が変わってしまうくらい長寿命ですよね。


・色

パッと見て明るさが問題なければ、次は色です。
液晶が劣化してきますと、黄色がかってきたり、青がかってきたりと、発色が不自然になってまいります。
これは場合によっては、液晶自体の色設定がおかしい事もありますので、一度設定を弄ってみましょう。色の設定は細かくて結構面倒なので、自動設定をオンにしてみるのも良いかもしれません。

自動設定とは、たいていの場合「AUTO」「自動設定」という名称でメニューに表示されているものです。これをオンにすると、色や明るさ、画面全体の位置、メニュー画面の位置等が初期状態になります。
あくまで初期状態ですので、個人個人に最適なものではありませんが、これを基準に細かな設定を行うのが良いかも。
※まれに「AUTO」にすると、何故か画面全体がズレる設定になる物も御座います。こうなったらメンドクサイ!!


・ドット欠け等について

さて、ここが中古商品の強い所。
一点物で、通電済みの物ばかりですので、お買上商品は展示商品。
すでにドット欠け常点のチェックは済んでおります。
親切な店だと、商品にどこにドット欠けがあるのか等表示して展示しておりますので、そちらをご覧いただければ一発!!
書いてない場合も、店員に聞いていただければその場でチェックできるはずです。
これが、新品だと家に持って帰って通電しないとドット欠けがないかどうかわかりません。
また、ドット欠けを完全になくすのは技術的にかなり高難度になる事から、保証がない場合がほとんどですし、保証があっても別料金だったりします。
その点、中古だとドット欠けの保証は御座いませんが、その場でご確認いただけますので、安心!
だんだん宣伝になってきてしまいました。


・各種スイッチについて
さて、最後に各種スイッチの確認をしましょう。
ここまで明るさやコントラストを弄ってきましたので、そのために色々なスイッチを押したはず。
押してないのがあれば押してみて、全て反応があれば問題なし。
物によっては、スイッチが押したままかえってこない、とかもありますので、御注意。

後は自分のマシンがD-Sub15pin(アナログ)なのか、DVIやHDMI(デジタル)なのかを確認し、

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白い方の形がささるならDVI、青い方ならD-Sub15pin
ビデオカードの解像度が対応しているのかを確認。
で、気に入ったなら御購入。
端子の確認をしないと、買って帰ったけど繋がらない、となってしまいますし、
解像度の確認をしないと、カード側かディスプレイ側どちらかの最大能力を発揮できない、
という不幸な自体になってしまいますので、気をつけてくださいませ。
その辺りはビデオカードや御使用のマシンとの絡みになりますので、またの機会に。。。


○最後に・・・・
液晶は3万時間も御付き合いする事になる物ですので、
上を見出したらキリがありませんが、前述致しました選び方を御参考の上、是非気に入った一品をお選び下さい。

※ちなみに、NANAOの液晶等、ある特定の液晶はメニュー画面から使用時間を知る事が出来ます。
あまり数は多くありませんが、それもこっそり見て参考にして下さい。

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