結局手打ちそばの実演販売は容易に見えても、
簡単に素人が真似できるものじゃあないよってことなんですが
感動のマジックというか伝説の大技を目指して
カレイドスターに入団しちゃったりするわけですよね。
・・・いつものようにやや妄想掛かってまいりましたが、
最近いろいろ調べたところ、
ノートパソコンの液晶バックライト交換というのが
意外に簡単そうに見えたので
今回チャレンジしようと思います。
好きなようにバラしていいんです。
あなたのパソコンなんですから。
■愛もいりませんし温もりも不要です。
さてThinkpad A21e 2628-J1Jが今回の被害者です。
以前の記事に登場したノートですが、
さすがに経年劣化というか暗さが目立ちます。
しかし元々しっかり作ってあるノートのようで
私の雑な使い方にもよく耐えてくれました。ありがとう。
でもまあ正直あまり思い入れもないし無くても困らないので
情が移らないうちにさっさと分解を始めましょう。
■バラバラ時計。
早速ですが分解方法がわかりません。
でもそこはさすが世界の巨人IBM(古い)。
保守マニュアルに記載がありました。
それでは実際にバラしてみましょう。
●バッテリーと光学ドライブを外します。
●ナイロン被覆を剥がします。
・被覆を剥がして螺子を見えるようにします(↓)。
●キーボードをはずします。
・背面の2箇所の螺子をはずします(▲▲印がついています)。
・パッド・キーの裏面がバッテリ装着部分に見えますのでこれを押しながら、
・キートップを固定する爪部分をはずします。
・キーボードの信号接点はフラットケーブルでなくソケットですので、
・簡単に分離します。
●キーボードベゼルを外します。
・キートップ上のカバーを外します(螺子1本を外すだけでOK。)
・表(キートップ跡)の2箇所と底面の6箇所(中央上部以外は<印がついています)の螺子を外します。
・信号接点をはずします。
・後はばりっと剥がします。
(カニの甲羅みたいに。継ぎ目を意識してみましょう。)
●液晶を外します。
・液晶フレームを固定する螺子を外しましょう。
(背面左右2個ずつと上面2個、計8個の螺子です。)
・まさに命のフラットケーブルを螺子2本とほんの少しの勇気で外して、
・胴体分離完了です。
※あとで組み立てることを考えると非常に憂鬱になりますが
まだ天竺にも行ってなければ、雪の女王にも合ってませんし
究極のメニュー完成まではまだまだ。
(私も気持ち的には既に雀頭を切りはじめているのですが、
もうちょっとなのでまわしていきます。頑張れ俺)
●液晶パネルを外します。
・左右2個ずつとフレーム表下部2箇所の計6個の螺子を外し
キーボードベゼルを外す要領でカバーを外します。
・インバーターとフラットケーブルを外してパネルをはずします。
・因みにこれがインバーター。
●液晶パネルを分解。そして・・・・。
・左側についているプレートを螺子2本で外し、外周の6個の螺子を外します。
・背面インバーター側(画面下側。発光元です。)の螺子3本を外し、
金色のカバーを外します。
わかりにくいですが、このケーブルがついている白い部分の裏側が金色のカバーで覆われています。
(一部接着されているので慎重に。)
・そしてカバーの中に漸くバックライトこと冷陰極灯管(CCFL)がお目見えです。
やはり劣化していますので、新しいものと交換します。
※新しいもの=長さ309mm 直径2mmのCCFL。1500円程で購入。
もうちょっと太くて短い方がも良かったかも。
※交換方法=古い管の極をパキッと折ってしまって新しいものを半田付けするだけ。
あとは、逆再生で組み立てましょう・・・。
■さて結果は?
帰路はコスモクリーナーを貰いに行くよりも大変でした。
※CCFLは5mm位短いほうが正解。
多少の短さは調整が利きますが余りははみ出してしまうので大変です。
それでは通電・起動し比較してみましょう。
●交換前の画面
●交換後の画面
パネルの劣化もある所為か、さすがに新品同様・・・とはなりませんでしたが
大分黄ばみがとれました(机の色と比較するとわかりやすいです)。
苦労は報われたのかな?
■やっぱり。
ほとんど分解記録になりましたが、
予想通りボブが言うほど簡単じゃありませんでした。
(特にCCFLを取り出すのは一苦労)
ただ購入パーツは非常に安価です。
劣化が致命傷の場合などは諦める前に試すのも良いですし、
ジャンクを購入して復活させるのも面白いですね。
それではまた・・・