全国的に梅雨ですね。
雨続きの日も自然の恵みですね。
お久しぶりですelmarです

2014062001
Leica M9 Summicron M 90mm F2
紫陽花(アジサイ)やアヤメ、ハナショウブなどが咲き誇っていますね。
2014062002
SONY α7R Leica Elmarit R 180mm F2.8

 さて今回のネタはこちら!

OLYMPUS ボディーキャップレンズ BCL-1580 15mm F8
2014062003
このレンズは絞りがF8固定でピント合わせは手動です。
ボディーキャップと比べてみると確かに同じようなサイズですね。
実はこの【15mm F8] という仕様はカメラマニアにはとっては魔法の数字の一つです。
それはこのレンズの存在があるからなのです。
2014062004
Carl Zeiss ホロゴン 15mm F8
3群3枚構成の非常に特殊な構造のレンズです。
名門ツァイスが放った広角レンズの最高峰といっても差し支えないでしょう。
レンズ固定式として登場した「ホロゴン ウルトラワイド」という超広角専用カメラのレンズをライカM用にしたものです。
ときどき、中古市場に出てきますがたいていは100万円以上のレアアイテムです。
(オークションサイト eBay で検索したら169万円以上でした。。。)
OLYMPUSのボディーキャップレンズBCL-1580も3群3枚構成でカバーするイメージサークルこそ違いますがシンプルな構造です。
そして、その価格はなんと6,500円程度なのです。
実際に使ってみると価格以上の性能を持っているように思います。
マイクロフォーサーズ用レンズですので35mmフィルム換算で30mmの準広角レンズという事になります。
2014062005
OLYMPUS E-PL1に装着してみました。ほんとにボディーキャップ並みの薄さですね!

OLYMPUS E-PL1 BCL-1580
スナップ撮影で使ってみました。パンフォーカス位置で撮影。
ゆがみも少なく素直な描写です。

OLYMPUS E-PL1 BCL-1580
最短撮影距離の30cmで路傍のクチナシの花を撮影。
ここまで寄ると背景もボケてきますがF8固定なので大きくはボケません。

OLYMPUS E-PL1 BCL-1580
旬のアジサイを撮影。カチカチな高コントラストではなく自然な描写です。
なにより22gと軽量なところがいいですね。

そしてもう一つのボディーキャップレンズもラインナップされています。
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OLYMPUS フィッシュアイボディーキャップレンズ BCL-0980 9mm F8
こちらは35mm換算で18mmのフィッシュアイつまり魚眼レンズです。
画角は140°に相当する超広角レンズでありながら30gの軽量レンズです。
15mmと同じく絞りはF8固定です。
2014062010
ボディーに装着するとこんな感じ。BCL-1580よりちょっとだけ分厚いです。

フィルムの時代であれば絞りF8のレンズはまさにホロゴンの様に特殊用途限定でした。
デジタル一眼時代となりISO感度の拡張が非常に広くなった現代だから生まれた製品といえますね。

OLYMPUS E-PL1 BCL-0980
アジサイが咲き誇る梅雨の時期ならでは。
東京都北区飛鳥山公園で撮影しました。

OLYMPUS E-PL1 BCL-0980
魚眼レンズなのでご覧のように画面のゆがみが大きく見られます。
35mmフィルム換算で18mm相当というかなりの超広角魚眼レンズになります。
この特性と最短撮影距離は20cmを生かして被写体にぐっと近寄って撮影すると迫力ができます。

OLYMPUS E-PL1 BCL-0980
このレンズも低価格で12000円程度なのです。

OLYMPUS E-PL1 BCL-0980
ハナショウブとアヤメの見分けは難しいかな・・・。

OLYMPUS E-PL1 BCL-0980
アジサイの蒼がまぶしいです。


OLYMPUS E-PL1 BCL-0980
昼下がりの新宿をパチり。


OLYMPUS E-PL1 BCL-0980
モノクロで粒子をちょっと荒らしてハードな印象を演出してみました。
じゃんぱらでの在庫はこちらからごらんください。
OLYMPUS BCL-1580
OLYMPUS BCL-0980

それではよろしくお願いします。

って、これでは普通の製品レビューになってしまいます。
当ブログは「ルール無用」「実験OK」「改造しましょう」など掟破りが信条。

ごそごそとカメラバックから取り出したアイテムはこちら!
2014062018

マイクロフォーサーズ-SONY Eマウントアダプター

ネットで購入。輸送費込みで6000円くらいでした。
おそらく中国製。

マイクロフォーサーズ用レンズをSONY NEX、ILCE用Eマウントカメラで使用するマウントアダプターです。
ん?マイクロフォーサーズのセンサーサイズはNEX用のAPS-Cサイズより小さいですよね。
そしてAF、絞りともに機械連動ではなく電子制御で駆動されています。
OLYMPUSのボディーキャップレンズBCL-1580は電子制御ではなく絞りも固定なので使用が可能なのです。
実は撮影できる範囲(イメージサークル)も広くなっているためAPS-Cサイズも四隅が若干ケラれますが撮影可能なのです。
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現在、elmarが使用している【SONY α7R ILCE-7R】はフルサイズセンサー搭載ですがAPS-Cでの撮影も選択できます。
従来のNEXシリーズやα5000、α6000ではそのまま使用可能です。
ちなみにじゃんぱらでのNEXシリーズの在庫はこちら、α5000、6000、7などILCEシリーズの在庫はこちらでご覧ください。
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設定メニューから選択します。

それでは撮影です。
2014062021
SONY α7R (ILCE-7R) OLYMPUS BCL-1580 APS-C撮影
画面の周辺にかけて光量の低下と流れが見られますがなんとなく味わい深いような。
2014062022
SONY α7R (ILCE-7R) OLYMPUS BCL-1580 APS-C撮影
近寄って撮影すると中央の被写体が際立つので面白い描写です。
画面周辺の流れと若干のケラれが見られますが逆に雰囲気を高めるような演出もできますね。
また、COSINA製のフォクトレンダー25mmF0.95なども使用可能との事で機会があれば試してみたいところですね。
※すべて自己責任で行ってください。
さて、大人の事情で書けないのですがブラジルでサッカー大会が始まりましたね!
がんばれニッポン!

以上、elmarがお送りしました。