皆さんこんにちは。

日本が誇る名曲とは逆行動をとってしまう
そんなLogicsです。どもっ!

祝2回目!ですよ
mizuさん ジャンクノートにLinux
elmarさん MacBookでGPS
M.R.さん 様々な周辺機器の紹介

面白い使い方、ためになるお話がたくさんありましたね。
いや~、私も前回は良い子ちゃんで通しておりましたが2回目となれば

「やったモン勝ち」「適度に遊べる」

というわけで、非常にアヤシイ実験をしてみようかと思います。
↑↑2回目なのにいいのかなぁ・・・。ドン引きしなければいいのですが・・・。

■ し~た~をむ~いて~、あ~るこ~おおお♪

住民税にビックリしてお財布のヒモとココロが「キュッ」となったときは
下を向いて歩くのが一番!ぷらぷらとじゃんぱら店内の下を見ながら
ゴミ拾いと売り場の整理をしておりましたら、
ジャンクコーナーに何かすてきなビデオカードを発見。
2007080301
これはまさしく往年の名器。DirectX8時代に最速だった
nVidiaGeforce4 Ti4600ではないですかっ。しかも、こんな哀れな姿で・・・。
FAN無しのため動作未確認ジャンク品として売り場に有りました。
ついカッとなってなぜか、その商品を手にレジへ・・・

¥500で購入させて頂きました。イェイッ

あとで冷静になって、反省するのは何に対してもそう。
お小遣いの少ないリーマンにとって、¥500は半日近く暮らしていける金額
半日分棒に振った事を後悔するより、動かしてみてから後悔しろと
私をいつも見守っていた、3丁目の煙草屋の婆さんが言うように
チェックしてみてから後悔することにしました。

ひとまず、適当なFANをつけて動作確認してみました。
DVIポートの出力が調子悪そうだけど普通に動いているし
3Dもきちんと描画出来ます。よかった・・・。婆さん有り難う!

まぁ、所詮は不具合ありのジャンク品ですので

保証・質問・返品一切無い、出来ないのが当然

また、搭載した環境をも壊すというリスクを伴う事を十分にご理解下さいませ。
※私のチェック環境はいつ捨てても良いようなパーツで構成しています。

■動いたんなら最大限利用させてもらうのが吉。

私は古くからのMacユーザーなのですが、最近Intel化されてしまって
Windowsも動くようになりました。ですが、余り興味が沸いておらず、
旧(PowerPC)本体をプチ改造しながら使用していました。

ですが最近、ご自慢の改造本体にも限界を感じるときがやってくるとは・・・。
某有名メーカーが発売した、写真管理&編集ソフトの動作が重いこと重いこと・・・。
カクカク動くので、ビデオカードでも買い換えようかと思うもMac用は非常に高価で
1日@¥1000がお小遣いのリーマンにとってMac用なんぞ天の上の存在。
こうなれば、DOS/VもMacも関係ない!!AGPバスがMacにもあるから恐くない!!!
と挿入して電源を入れるも画面は真っ暗

そりゃそうです。MacとDOS/Vはデーター規格も違うし、
基本ソフトウエアも全く異なる物。ロジックボード内に含まれる
BIOSのソフト自体も違います。そうしたら、どうすれば良いのか?
書き換えるんです。無理にでもMac用に・・・。

■ジャンク品だから出来る危険な綱渡り。

パソコンパーツは大切に扱うことが大事です。
無理な事をさせてはいけません。でも、無理だけどやってみたい
そんな好奇心旺盛な方は、是非ともジャンク品でお試し下さい
失敗しても痛くないので、壊しても心配ナッシング。でもご利用は計画的に。

さて、今回はMS-DOSのソフトを使用しROMイメージを書き込みます。
MS-DOSをご存じでない方もいると思いますので、どうやるかは割愛しますね。

今回は何パターンかROMデーターを保存しておいたり
バックアップROMデーターを確保しないといけないので、
FDDだと容量が足りません。今回はUSBメモリーに起動ファイルと
書込ソフトとROMイメージを入れる事にしました。

USBメモリーを起動ディスクにしたいときは、起動ディスク作成可能
各フリーソフトのUSBディスクフォーマッターを使って頂いて結構です。
フォーマット後に各データーをドロップして入れて準備完了です。
2007080302
DOS/VマザーボードにPCIのビデオカードとAGPカードと
2枚装着してください。そして、PCIビデオカードから映像が出るように
BIOSで設定をし、USBメモリーから起動させる設定も行います。
ソフトを起動させ、ちゃちゃっとフラッシュします。
完了したらビデオカードを抜きMacに挿入して電源を入れてみてください。

■長くて険しい道のり

まず、一発で動作することは有りません。今回、このネタのために
1週間費やしました・・・。デバイスIDナンバーを
手動で変更して無理矢理書き込んだりしてみましたがダメ。
手当たり次第、色々なROMを書き込んだりしましたが、やはりダメ。
書き換えに関して、インターネットで調べてみると出てくるわ出てくるわ・・。
そこで、糸口を見つけることとなりました。

とあるアニメ映画であった、破壊の呪文に近いくらいのコマンドが
どうも書き込んでいるソフト内にあったらしく、
書込のプロテクトに使用されているIDやボードナンバーIDなどを
パススルーにて書き込むそうなのです
おおっと!コレは・・・。早速試してみよ~っと・・・。

途中、「無理矢理書くぞ、本当に良いのか?」そんな感じで同意を求められます。
そのまま、Windowsマシンで使っても良かったなぁ・・。なんて
そんな後ろ髪引かれるような考えがあっても、やった以上とことん
やりまっせ、失敗なんて恐れるもんか!!!!そんな気持ちで「YES」(同意する)
と入力後、約4~50秒程度のフラッシングが完了。
さぁ、Macにいよいよ装着です。

おおおおおおっ!動いた!・・・。
(この感動が忘れられないんで、改造するんですよね・・・。)

きちんと、OS9でも動いてる。DVDも再生しとるっ!
2007080303
■ 動いたんなら、早速ベンチマーク

今回は簡単に計測したかったので、OSXベースの物を使用しています
体感速度も結構速く期待できるかな~

総合結果
現状 Results 66.26
アップグレード後 Results 66.71



??ほとんど変わらない・・。

グラフィックカードの計測は・・・・。
現状:Quartz Graphics Test 56.94
Line 53.00 3.53 Klines/sec [50% alpha]
Rectangle 50.28 15.01 Krects/sec [50% alpha]
Circle 50.59 4.12 Kcircles/sec [50% alpha]
Bezier 60.24 1.52 Kbeziers/sec [50% alpha]
Text 78.83 4.93 Kchars/sec
OpenGL Graphics Test 66.01
Spinning Squares 66.01 83.73 frames/sec

アップグレード後:Quartz Graphics Test 56.40
Line 47.82 3.18 Klines/sec [50% alpha]
Rectangle 51.76 15.45 Krects/sec [50% alpha]
Circle 52.06 4.24 Kcircles/sec [50% alpha]
Bezier 59.37 1.50 Kbeziers/sec [50% alpha]
Text 80.85 5.06 Kchars/sec
OpenGL Graphics Test 57.56
Spinning Squares 57.56 73.02 frames/sec

全く伸びておらず、ぐだぐだです。むしろ落ちてます(失笑)
Macで肝心要の3Dエンジンである、OpenGLに関しては
相当落ちています やはり、純正にかないませんね・・・。
あくまで改造品なので、相当のパフォーマンスは期待できないようです・・・。

でも、ここまでやれたんだ。僕は君を使ってあげるよ。遅くても(爆)

加工したFANをつけて、ねじ止めしてっと・・・。よし、蓋閉めるぞ



?????????

格闘すること約数分・・・

んがっ!!。「蓋が閉まりません」最悪です・・・。_| ̄|○

搭載して使い続けるにはヒートシンクからすべて交換しないと
いけないハメになりました。
結局コレに合うヒートシンクとかを買ったりしていたら
お小遣いがまた減りそうです・・・・。お小遣い足りるかなぁ。

次回もこんな感じの改造実験をお送りしたいと思います。
(お小遣いもう少しもらえたらかな・・・。)