タブレットPCは中古市場でもかなりの人気商品です。ここではタブレットを買取ショップなどに売る際に注意したいことをまとめます。


売る時はバックアップをして初期化


まず、タブレット内の音楽、画像、動画をはじめとするデータをすべてパソコンやクラウドにバックアップしてから、タブレットを初期化しておきます。初期化を行うと端末のパスワード、ログインアカウントの情報も消去されます。

注意したいのは、iOS7以上で使用しているiPadの場合には、売る前に「iPadを探す」機能をオフにしておく必要があること です。ホーム画面の設定から「iCloud→iPadを探す」と進んで、もしも設定がオンになっていたらオフにしておきましょう。Androidタブレッ トの場合も、遠隔ロックなどの設定をしているときはこれも解除しておきます。


買った時の付属品を確認する


箱を含め、説明書、電源アダプタ、ケーブルなどタブレットを購入したときに付属していたものはすべてそろっていたほうが高く買取っ てもらえます。残っているものはすべて用意しましょう。付属品の欠品があると減額査定の対象となります。逆に言えば、売る可能性があるなら購入時の付属品 は捨ててはいけないということです。箱も汚れたり日焼けしないよう保管しておきましょう。

また、オプション品があれば一緒に出します。純正の専用ケースなどを同時購入した場合は、これも付けると高く査定される場合があります。事前に問い合わせてみるといいでしょう。

なお、液晶保護フィルムなどを貼っていた場合は、通常は査定の際にキズなどの確認のために剥がされます。最初から剥がしておきましょう。


クリーニングする


指紋や皮脂などの汚れはキレイに拭き取っておくのがマナーです。当然、汚れた状態のタブレットは印象も悪く、査定の際の評価にも影響します。

汚れを拭き取るにはクリーニングクロスを使いましょう。メガネ拭きがあればそれでも代用できます。ティッシュは汚れを引き伸ばすだ けになるのでNG。また液体クリーナーなど水気を与えるものは内部に水分が入り込む可能性があるので使わないほうが無難です。クレンザー、ベンジン、アル コールも液晶画面や本体の表面仕上げを傷める可能性があるので使わないようにしましょう。

また、内蔵カメラのレンズ周りや複雑な構造の部分がホコリなどで汚れているときは100円ショップでも売っているブロワーブラシを使って吹き飛ばすのが簡単です。無理に拭き取ろうとしてキズをつけることがないよう注意してください。


SIMカードなどは取り外し充電しておく


自宅の無線LANなどを中心に使用するWi-Fiモデルのタブレットを使っているのなら問題はないのですが、モバイル回線を使用す るCellular(セルラー)モデルを使っている場合はキャリアで分割払いをしている場合があるので、支払いの残金がないかどうかチェックしておきま しょう。残債がある場合には基本的に買取の対象から外れてしまいます。

また、CellularモデルではSIMカードも取り外します。取り出し方は機種によって異なり、クリップなどのピンを使わなくて はならない場合もあるので、説明書などを読んで行いましょう。外部メモリであるmicroSDカードなども使っている場合は同じく取り外します。
さらに、店頭に持ち込む場合も、宅配便などで送る場合も、充電をしておくことを忘れずに。いざ査定というときにすぐに電源を入れて動作確認ができないと、最悪の場合買取に応じてもらえないことがあります。


相場の変動に注意して早めに売る


最後に、タブレットは相場の動きが出やすいアイテムです。現在人気の機種でも、新商品の発売などがあるとあっという間に価格が下がってしまうことがよくあります。基本は「人気のあるうちに売る」こと。このこともよく覚えておきましょう。
買取相場や初期化の方法など分からない事がありましたら、全国のじゃんぱらまでお持込みください。