皆さんもケータイショップや家電屋に行くと、ついうっかり気絶してしまいスマホが増えていることがあるのではないでしょうか。
GAhackは先日もうっかり気絶してしまい、お店を出るときにはMate20Liteの入った紙袋を右手に握っていました。
仕方がないので、去年の6月頃鎌倉へしらす丼を食べに行っただけなのに、なぜか帰宅時には右手に持っていたP20Liteとの比較をしてみたいと思います。

P20LiteとMate20LiteはどちらもHUAWEI製の端末でミッドレンジスマホに当たる機種です。
発売時期的には2018年の夏モデルと冬モデルといったところでしょうか。
それぞれのスペックを表にしてみました。

P20Lite

Mate20Lite

発売時期

2018年夏

2018年冬

初期OS

8.0

8.1

CPU

Kirin659(8コア)

2.36 GHz / 4 +

1.7 GHz / 4

Kirin710(8コア)

2.2 GHz / 4 +

1.7 GHz / 4

メモリ

4GB

ストレージ

32GB

(au版は64GB)

64GB

アウトカメラ

1600万画素

+200万画素

2000万画素

+200万画素

インカメラ

1600万画素

2400万画素

+200万画素

バッテリー容量

3000mAh

3750mAh

イヤホンジャック

あり

USB端子

Type-C

画面サイズ

約5.84インチ

FHD+

約6.3インチ

FHD+

サイズ

縦×幅×厚さ(mm)

約149×約71

×約7.4

約158.3×約75.3

×約7.6

重さ

約145g

約172g

認証システム

指紋認証/顔認証

―スペックについて―
大きな違いはCPUですね。
クロック周波数だけ見るとMate20Liteの方が劣って見えますが、製造プロセスが16nmから12nmへと変更されており、消費電力が低くより高スペックになっています。
また、カメラの数がMate20Liteはリア2・フロント2のクアッドレンズになっています。
特に注目してほしいのがフロントカメラで、リアカメラの画素数よりも画素数が高くなっており、セルフィーに特化したスマホと言えます。
画素数が高いだけではなく、フロントカメラもデュアルレンズになっており、セルフィーでも背景をキレイにぼかして撮影ができるようになっています。
カメラは最近流行りのAIにも対応しており、状況に合わせて最適な撮影を行ってくれます。

―外観について―
大きな違いはリアカメラの位置でしょうか。
P20Liteが左寄りなのに対し、Mate20Liteは真ん中に来ています。
この辺はハイエンドのP20ProやMate20Proに合わせたデザインになっていますね。
個人的には真ん中寄りのほうが、右手で持ったときにレンズを触ってしまうことを避けられるので好きです。



実際に並べてみました。
※実は家の中に2台ずつあるなんて事は・・・(以下略)
厚みはほぼ変わりませんが、横に少し大きくなり、縦に長くなっています。
ノッチのサイズはデュアルレンズを搭載した結果、Mate20Liteは少しだけ大きくなっています。
しかし、画面サイズが大きくなっているので、その分ノッチのサイズが大きくなっていても気になりません。

ちなみに、他の手持ちのスマホ達とも比べてみたので、選ぶときのサイズ感の参考にしてみてください。

左からP20Lite、Mate20Lite、iPhone X、Pixel3 XLです。
じゃんぱらでは中古スマホであれば実際に手にとって確認もできますので、お気軽にスタッフにお声がけください。

―使用感について―
比較のためどちらも初期化した状態から数日使ってみました。
Mate20Lite:OS8.1
P20Lite:OS8.0


CPUが違うと最初の方に書いたとおりアプリの起動やチョットした操作なんかでは多少違いを感じます。
試しにGoogle Mapsを開いて近くのお店をタップすると若干Mate20Liteの方が早く反応します。
そして、お店の詳細を開く場合はMate20Liteの方がかなり早く表示してくれます。
表示速度は完全にMate20Liteに勝敗が上がりますが、電話・メール・ブラウジングに限ってしまえば、どちらも同じくらいの速度で動いてくれます。

ちなみに、ゲームも試してみました。

試したゲームは「アイドルマスターミリオンライブ!シアターデイズ」です。
チュートリアルから試してみましたが、Mate20Liteの方が若干読み込み速度等は早いようです。
どちらも最高画質でゲームをしてみましたが、特にノーツのラグもなく通常通り遊べました。
画質的にはジャギが目立つので最高画質にするメリットは少ないかと思いますが、多少重たいゲームでも対応はできそうです。
最近のハイエンド機では排除されがちなイヤホンジャックが残されているので、Bluetooth接続では発生してしまうの音ズレを気にせずゲームに集中出来るのはミッドレンジならではのメリットかもしれません。

―カメラについて―
GAhackにとって最も重要な部分であるカメラに関してです。
どちらもミッドレンジですが、リアカメラはデュアル仕様になっており、多少の画素数の違いはありますが、メインカメラ+200万画素カメラの構成になっています。
200万画素のカメラが有ることでワイドアパーチャー機能を始めとした、距離感を利用した擬似的なボケを再現することができるようになっています。
Mate20Liteはフロントカメラにも、この200万画素のカメラが有るためセルフィー時でも背景をボカした撮影ができるようになっています。

試しにそれぞれのスマホで同じ場所から極力同じ角度になるように撮影をしてみました。
作例を撮って気がついたのですが、微妙に画角に差があり同じ位置で撮っていますがズレが生じているのはご愛嬌です。
画像をクリックすることで大きくなるので、さらに拡大して見ると細かい違いまでわかるはずです。
※特に記載がなければオート撮影で、最初がMate20Lite(焦点距離27mm)で次がP20Lite(焦点距離26mm)です。
<明るい外での撮影>


これを見るとどちらも大きな違いは見られないですね。
Mate20Liteの方がAi機能で植物を認識して緑色を強く出していますが、比較をしなければどちらもキレイに撮れています。



ちょうど夕日が落ち始めており、強烈な逆光になっていたので太陽を右端に入れつつ撮影してみました。
P20Liteの方は雲の部分が白飛びしており、木の幹は完全に黒塗りされています。
Mate20Liteは雲が多少輪郭を残しており、木の幹も多少質感を残しています。
なにより日陰部分の緑色を明るめに表現していますね。



ピントは花を選択しています。
Mate20Liteのほうが明るいレンズの為、背景のボケがキレイに出ています。
色の乗り方もMate20Liteのほうがメリハリがありますね。

<食べ物写真>

P20Liteナイスフードモード撮影

Mate20Liteはオート撮影でAiがフードモードを選択して勝敗がわかりきっていたので、P20Liteはナイスフードモードでも撮影しています。
カメラを向けただけでMate20Liteは自動でフードモードを選び、インスタ映え間違いなしの写真を撮ってくれます。
P20Liteはオートモードでも質感等はしっかりと撮ってくれていますが、色合いが薄くイマイチ美味しそうに見えません。
ナイスフードモードを手動で選択することで、Mate20Liteで撮った写真と遜色のない仕上がりで撮影してくれました。

<ポートレートの写真>
残念ながら撮影に協力してくれる人を確保できず、ドールを使って試してみました。
まずはオートで撮影した写真です。


Mate20Liteはカメラを向けるとすぐにポートレートモードでの撮影になり、顔にピントを合わせてくれています。
F値の効果もあるのでしょうが、背景のボケが多少強いように感じます。
P20Liteは手動で顔にピントを合わせて撮影していますが、ポートレートモードではない為か顔が少し暗くなってしまっています。



(GAhackの知る限り)HUAWEIのレンズを2つ以上搭載のスマホにはついているワイドアパーチャー機能を試してみました。
Mate20Liteはドールの輪郭をしっかりと認識しており、F0.95にしてもキレイなボケを表現してくれます。
P20Liteは輪郭の認識が甘く、頭の辺りの葉っぱをドールの一部と認識してしまい、頭の上の部分だけボケがキレイになりませんでした。

<夜の写真>
ここではF1.8のレンズを搭載したMate20Liteの圧勝でした。(P20LiteはF2.2)


Mate20Liteは中心の建物の外壁の模様までしっかりと描写しています。
また、明るいレンズのためISO値も抑えられており、微々たる差ですがMate20Liteの方がディテールが残っています。



街灯はありますが、比較的暗めのパルテノン多摩を撮ってみました。
Mate20LiteはISO値1000でP20LiteはISO値2000まで上がっており、どちらも拡大するとディテールはあやふやになっていますが、SNSに上げる程度のサイズであれば気にならない仕上がりになっています。
ここでもMate20Liteの方がISO値を抑えつつも明るく撮れており、黒つぶれも最小限にできています。

<セルフィーの写真>
これの写真をアップするのは止めておきましょう。
画素数の違いやデュアルレンズの効果も有りMate20Liteの圧勝でした。
それなりに壁に近い場所で撮ってもしっかりと顔の輪郭を認識して背景をボカした写真を撮影してくれました。

―結論は―
2台を使い比べてみるとMate20Liteの方が全体的にキビキビと動いてくれ、メインとして使うのであれば断然Mate20Liteだと感じます。
P20Liteも大きく劣っているわけではないので、予算を抑えたかったり、子供に持たせるスマホやサブスマホとして使うのであれば十分すぎる性能です。
カメラ機能的にはセルフィーをメインに考えるのであればMate20Ltie一択になります。
リアカメラがメインの使い方ではAI機能の分Mate20Liteの方が楽にインスタ映な写真を撮影できますが、P20Liteでもモードをしっかりと選択することで負けず劣らずな写真を撮ることができます。

Mate20Liteを選ぶべき人
予算が十分にある・セルフィーが大好き・適当に撮った写真がキレイだと楽・大画面が良い

P20Liteを選ぶべき人
予算は極力抑えたい・カメラの腕には自信がある・メインのスマホはあるからサブとして持ちたい

どちらのスマホも紹介しきれていない便利機能が沢山あるので、正直どちらを選んでも問題なく使用できると思います。
予算を抑えて新しいスマホが欲しい場合は、最新のミッドレンジのスマホを選んでみるのもありです。
元号も変わって気分を変えたいのであれば、じゃんぱらで今使っているスマホを買い取りに出して、じゃんぱらで新しいスマホを購入してみてはいかがでしょうか。

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