外出自粛が続いていた間にも新しくスマホは増えるもので、GAhackの家にも気がつくとスマホが増えていました。
4月8日に楽天モバイルがMNO(移動体通信事業者)としてRakuten UN-LIMIT 2.0を開始しましたね。
通信事業に新規参入ということで楽天モバイルの本気度がどの程度か体験してみようとGAhackも1回線契約しておきました。
事前情報で、楽天モバイルが販売している端末以外ではアクティベーションが出来ないなど細かな不具合があるということを理由に、OPPOの端末を1台一緒に購入してみました。


今回購入した端末はOPPOのReno Aという端末です。
発売自体は19年10月ということで去年の端末ではありますが、CPUにSDM710を採用しておりメモリも6GB搭載でミドルハイくらいのスペックです。
更に防水機能・おサイフケータイ機能・デュアルカメラ・有機ELといったトレンディー機能がギュッと詰まった端末に仕上がっています。

いつもの流れであればカメラのスペックを見るために外で撮り比べをするのですが、冒頭の通り外出自粛というわけで趣向を変えて物撮りでどこまでキレイに撮影できるかに挑戦してみたいと思います。

今回の物撮りにあたって撮影ブースを使わず、どこの家にもあるものを使って作品作りをしてみました。
被写体はGAhackが暇にものを言わせて芸術を爆発させ完成した猫です。
針金で骨組みを作り紙粘土を貼り付け、仕上げに銀色の絵具を贅沢に塗る大人の図工を楽しんでみました。

まずは何も設定せずにノーマル状態で撮影してみています。
見たままに近いごく自然な写真になりました。

Reno Aは最近のスマホのトレンドをしっかりと押さえておりカメラにAI機能もついています。
上部真ん中にあるアイコンを押すことでAI機能をONにすることが出来ます。

この「ダズルカラー」という機能をONにすることでAIが自動で判断し色合い等を調整してくれます。

全体的に色が引き締り、銀色に塗っていることがわかりやすくなりました。

次に最近のスマホには当たり前についているフラッシュを使って見ました。

銀色なので予想通り思いっきり白飛びしてしまいました。
これは使えないと思ってフラッシュをOFFにしようとしたところ、右端に「補助光」というのを見つけました。

補助光をONにすることでフラッシュが常に光った状態、つまりライトモードをONにしたまま写真を撮ることになります。

光沢が表現されており金属っぽい重厚感を表現することが出来ました。

デュアルカメラを搭載しているので当然ポートレートモードも搭載しています。

猫と背景が近すぎてボケ具合が怪しいですが、輪郭は認識できておりノーマル状態での撮影と比べると良い感じになっています。

さて、ここで終わってしまってはいつものカメラ機能の紹介になってしまうので、色々と小細工を行い作品に仕上げていきます。
物撮りをするにあたっては背景を単色にするだけで出来上がりがかなり変わってきます。
そこで背景が白色の場所に移動し撮影してみました。

どうでしょうか黄色い背景よりも良くなりました。
被写体の下には白のA4用紙を敷くことでより単色に近づけています。
これでも良くなりましたが、せっかくの銀色なので重厚感を足して金属っぽくしてみましょう。

補助光機能で撮影するだけで金属感がかなりでました。
しかし、被写体が影を背負ってしまいちょっとうるさく感じる写真になってしまいました。

今度は別の角度から光を当ててみることにします。

この通り金属感がでつつも影を背負わなくなりました。
別の角度から光を当てると言っても特別なものは必要なく、サブや予備として持っている古いスマホをライトモードにして照射するだけです。

このようにスマホを片手で持って照射角度を変えつつ一番いいと思う場所でシャッターを切るだけです。

背景の影は消えましたが、上から照射している関係で顎の下あたりに影が出来てしまいました。
今度はこれを消していこうと思います。

顎の下あたりに影ができるということは下から照射すれば消えるはずですよね。

下から照射して撮影したのがこちらです。
確かに顎の下の影は消えましたが、今度は金属感が薄くなり壁に影が大きく落ちてしまいました。

この状態を踏まえて撮影したのがこちらです。

金属感がしっかり出て気になっていた顎の下の影を消し去ることに成功しました。
方法は簡単で上からスマホのライトを照射しつつ、被写体の手前にレフ板をおいただけです。
レフ板と言ってもピンと来ない方もいるかと思いますが、ポートレート撮影をする現場で銀色の丸いものを持ち歩いているのを見たことがないでしょうか。
光を反射させて被写体に光と足す道具と思ってください。
当然ですが、普通の家にはレフ板なんてありませんよね。
そこで登場するのがアルミホイルです。
レフ板として使う場合は非光沢の面を使うことで乱反射を防ぐことが出来ます。

撮影状況はこのようになっています。

これで完成としても良いのですが、背景は白色になっていても壁紙なので凹凸が目立っています。
これの消し方も簡単で、被写体と壁の距離を離すことで背景にピントを合わなくし凹凸を消すことが出来ます。

撮影場所が悪く奥行きのない場所だったため、あまり離すことができず凹凸がきれいに消えませんでした。
仕方がないので、ポートレートモードを使って消してみることにします。

壁紙の凹凸は消えましたが、今度は金属感がなくなってしまいました。
これは望遠側のカメラを使っているせいでしょう。
今まではメインカメラの広角側でデジタルズームを使いつつ構図を決めていたのですが、ポートレートモードでは強制的に望遠側をつかうようです。
その為、今までの金属感を出すことができませんでした。

ふと、今撮影に使っている端末はなんだろうと思い直したところ、スマホなんですよね。
と、いうわけでアプリを使ってササッと背景をぼかしてみました。

はい!これで狙い通りの作品に仕上げることが出来ました!!

最後はちょっと力技感が出てしまいましたが、せっかくのスマホなのでアプリを使ってなんぼですよね。
アプリで背景をぼかしたりは出来ますが、陰影をつけたりするのはライティングで調整するしかないので、物撮りをする際は少しだけ撮影環境にも気を配ってみるのはいかがでしょうか?
これから梅雨に突入して外での撮影が難しくなってきますしちょうど良い機会かなと思います。
もし、物撮りにハマったのであれば撮影ブースも用意して新しい沼に沈み込んでみましょう。
このあたりの沼も深くて底が見えないので楽しいこと間違いなしです。

今回撮影に使用したスマホは、じゃんぱらでも取り扱っています。
カメラ機能に絞った記事となりましたが、最後にアプリを使った感じではハイエンド機種と遜色のない動作をしてくれました。
価格もこなれてきていますので、次のメイン端末としてもオススメです。
Reno Aをじゃんぱらで探す