皆様おはこんばんちわ。
どうもmegです。
今回は前々から気になっていたイヤーチップをようやっと手に入れられたので、そのご紹介をしたいと思います。
購入したのはこのイヤーチップです。
イヤーチップなんてただの付属品でしょ?
なーんて、思っているそこのあなた。
いやいや、安心してください。
ちゃんと沼なのですよ(謎)
イヤーチップはまあー付属品には違いないのですが、高級イヤホン付属品だったり、単品販売しているものは独自性なんかもあったりとけっこう面白い世界です。
リケーブルほど劇的には変化しないものの、ちゃんと音傾向も変わったりするので、そこも面白ポイントのひとつ。
今回紹介するイヤーチップは単品販売されたものとなりますね。
「金属コア内蔵イヤーピース」
こんなこと書かれるとオーディオ沼勢の食指が動いてしまいます(笑)
しかし、このイヤーチップはよくよく考えるとかなり合理的に思えます。
イヤホンはドライバーから音導菅を通って音を出すわけですから、一般的なシリコンチップよりも単純に音が吸収しづらい?と予想を立てられます。
カスタムIEMなども音導管も上位モデルほど金属素材になる傾向にありますしね。
いったいどんな音を聴かせてくれるのか…私気になります!
今回使ったイヤホンは前々から欲しかったfinal E5000です。
すでにこの廉価モデルのE4000は所持しているのですが、より繊細に鳴る上位機種E5000はじゃんぱらで買取チェックした頃から気になっており、ついに買っちゃいました!v(´・∀・`*)v
かるーくE5000のレビューをすると、E4000がブリュブリュと音を出すとするなら、E5000はシャランシャランと音の分離が良くより繊細に鳴りますね。
全体的に過不足鳴りますが、それぞれの音域においてクオリティーが数段上がっている印象。
音場の広さ、定位の良さも相まってお値段以上に感じます。
欠点は結構なパワーが必要なくらい鳴りづらいことでしょうか。
高出力DAP必須です。
■E5000
高域…★★★★☆
中域…★★★★☆
低域…★★★★☆
音場…★★★★☆
定位…★★★★☆
迫力…★★★☆☆
繊細…★★★★☆
遮音…★★★☆☆
■E4000
高域…★★☆☆☆
中域…★★★☆☆
低域…★★★★☆
音場…★★☆☆☆
定位…★★☆☆☆
迫力…★★★★☆
繊細…★★☆☆☆
遮音…★★★☆☆
それぞれリケーブル等はなしの素の実力をmeg的に比較してみるとこれくらいの印象です。
ただ、E5000は価格が3万弱、E4000の価格が1万半ばと考えれば十分E4000健闘しているのではないでしょうか!?
リケーブルしたあとのmeg仕様なら肉薄にするので、充分なポテンシャルをE4000は秘めている機種なのです。
なお、そのケーブルだけでE5000が買える模様。
さてさて、E5000の話しをしているとそれだけで記事が終わるので本題です。
finalのイヤホン機はすべからくTYPE Eというイヤーチップが付属しているのですが、こいつもかなりの実力者です。
これが今回のコレイルはどれほど肉薄にするか楽しみです。
実際に聴いてみた。
Σ(゚ω゚)…エッ!?スゴッ!!
イヤーチップ付けただけで高音の伸びとクリアさが増した!?・・・だと?
いや、マジでこれスゴイかもしれません。
オーケストラとのコラボした1曲。
正直これ聴いた瞬間もうすでに鳥肌がヤバかったです・・・。
オーケストラ系は音場と定位が必要なのですが、その再現性がイヤーチップだけでこんなに変わるとは思いませんでした。
yamaのボーカルの響き、余裕のある音場で箱でやっている感じがマジマジと感じられます。
加えて、裏で鳴っているピアノとヴァイオリンの音色が本当に美しいです。
変調好きにはたまらない?YOASOBIから1曲。
曲調がコロコロ変わりすぎて、もはやカオスなんですが中毒性あります(笑)
YOASOBIにしては終始キーが高めの曲ですが、鳴らせるE5000の実力もあるためか、クリア、かつ伸びもよくなるものだから、よりカオスさが増しています。
昭和世代に刺さりそうな懐かしい曲調から1曲。
final TYPE Eだと少し埋まってしまっていたアコギはキレが良くなり、ベースもしっかりと聴くことができるのに、ボーカルにフォーカスされそのバランスに思わずため息が出てしまいます。
だいたいのイヤーチップって気密性を高めて、本来の音をしっかり聴けることで音質改善されるものと思っていたのですが、このイヤーチップに関しては違いますね。
イヤーチップとしてはかなーり高い(¥3850)価格設定ですが、それに見合う価値は十二分にあるということか・・・。
ちょっとしたリケーブルをやった気分です。
劇的な変化こそないものの音質向上という意味ではほぼ同じ。
リケーブルと違うのは、元の音質が残っているということ。
リケーブルは良くも悪くもトレードオフであることが非常に多いのです。
高音を引き上げれば、低音は損なわれ、逆もまた然り、というのが通例です。
COREIRについては、音質傾向の変化幅こそ狭いものの、しっかりと音が変わったのを感じられます。
さながらリイヤーチップ・・・うーん、語呂悪いのでリヤーチップといった感じ…いや、リヤチでしょうか(どうでもいい)
ともあれ、リケーブルよりもハードルの低い音質向上策としてかなり有用です。
リケーブルはイヤホンと同額以上の出費すらあり得るだけにお試しとしてはかなりいいんじゃないでしょうか。
最近だとワイヤレスイヤホン向け~なんてのもあるのでいまいちフィット感が悪かったりしたらぜひお試しください。
また、イヤーチップもイヤホンと同様、各メーカーから本当にたくさん出ています。
どれ使えばええねん!となること請け合いなので、meg的オススメをピックしてみましたので見てみてください。
■SONY トリプルコンフォート
洗えるスポンジのようなシリコンフォームのイヤーチップです。
通常のシリコンフォームよりも柔らかさが格別に良いのが特徴的。
耳へのフィット感が強く遮音性とつけ心地を両立しています。
音質傾向的には可もなく不可もなくの優等生タイプ。
つけ心地が素材も相まって非常に良好なので、長時間つけたい場合などには特にオススメです。
~コレイルとの比較~
単体としてはほとんど音質傾向が変化しないので、変化度合いで比較してしまうと比べるまでもなく。
しかし、フィット感の向上が音質向上策として成り立っているため、とりあえず最初に試すイヤーチップとしてオススメ。
良くも悪くも大きく変化はないものの地味に良くなる、そんな感じです。
ザ・スタンダード!!
■COMPLY
交換用イヤーチップでとりあえず名前が挙がる定番。
粘弾性のある低反発ポリウレタンがどんな耳にもフィットする、というのがうたい文句です。
イヤーチップをムギュムギュと潰したあとに耳に入れて、低反発素材がスキマなく耳穴にフィットしてくる機構は遮音性においては他の追随を許しません。
ただ、低反発素材を使っているだけに音を非常に吸収しやすく、音全体のキレが鈍くなってしまうのがたまにキズ。
イヤホンデザインなどでどうしてもフィット感や気密性を得られない場合などにおいてはリーサルウェポンとなり得ます。
イヤホンも耳も選ばない圧倒的なフィット感による副次効果として音質向上、音質改善が図れるイヤーチップとなっていますね。
また、音を吸収しやすい特性上、高音刺さりが気になる際の低減効果も期待できるので、そのあたりが気になる方にもオススメです。
~コレイルとの比較~
トリプルコンフォートと同様にフィット感による音質向上が特徴的です。
COMPLYは潰してから耳にいれることによって、低反発素材で隙間なく装着できるので気密性ならやはり随一です。
高音がやや犠牲になり、付随して伸びやクリアさもやや劣る印象があります。
とはいえ、フィット感が偉大なのでフィット感不足による低音抜けの解消だったりは最も有効ですね。
実際に音を太くしたい時には手っ取り早い方法です。
ともあれ、フィット感向上なら鉄板の解決策!!
■final TYPE E
見た目上は至って普通のシリコンフォームのイヤーチップです。
一般的なものと比べてもほとんど差異はありません。
だがしかし、音質は非常に向上しやすい不思議なイヤーチップです。
イヤホンの傘部分(軟らかい)と軸部分(硬い)の強度が異なっていることが特徴として挙げられます。
megの知っている一般的な形のシリコンフォームの中では、最も安定した音を出してくれるのでとりあえず試したい!なんて方にはトリプルコンフォートと同様にオススメです。
~コレイルとの比較~
真鍮ほどではないにしろ、軸部のシリコンが傘部より硬い材質なので高音伸びはそれほど劣りませんが、クリアさに差が出ていますね。
低音の量感はややこちらのほうがあるため、これは好みの問題でしょうか。
メーカーの組み合わせは強し!!
■SpinFit
基本的にはシリコンフォームのイヤーチップですが、傘と軸の接合部分が柔らかい素材で出来ており、イヤホン装着の際に耳穴のカーブに沿って傘部分が変形する機構が内蔵されています。
これによって耳穴の外周部と傘部分がフィットしやすく、マッチすれば通常のシリコンフォームに比べて非常に高い遮音性を得ることができる、というコンセプト。
ただ、耳穴の外周部と傘部分に相性があり、より耳奥に入れたほうが構造上、遮音性を得られるのでIEM系のイヤホンとはやや相性が出てしまいがちです。
逆にハマるイヤホンだとこれ以上ないというくらい音質向上が期待できるので、final TYPE Eは合わないという人は試してみるとよいかもです。
~コレイルとの比較~
くびれの部分が耳穴に沿って入っていくため、通常のシリコンフォームのスタイルの中では最も耳奥まで入ります。
耳穴にフィットするなら、素の音質を聴けるという意味でかなり優秀です。
音質変化は強いていうなら高音がちょっと弱くなっている程度?でしょうか。(耳相性あるかもしれません。)
また、耳奥に近づける構造のため、若干音場狭くなるように思えます。
音場が広いというのはDAP出力確保できていないとただただ迫力不足で、音が遠くで鳴っているだけになりがちなので、ボーカル近づけたい、などの願望にはよいかもしれません。
「耳穴にフィットする」ならSpinFit!!
■JVC スパイラルドット
少し特殊枠のシリコンフォームのイヤーチップです。
商品名の通り、軸から傘部分のシリコン内面にドット(点状の穴)が打たれており、それが螺旋状に配置されています。
これによってイヤーピース内の音を拡散させることで、音のバランスとノイズの少ないサウンド化を図っているようです。
ただ、正直原理はわかりません!(笑)
でもそうなるので不思議です。
~コレイルとの比較~
音がかなり大きくマイルドになり、聴きやすい音質に変化しますね。
高音~低音が収束するような?全音域がまとまって聴こえるようになる印象。
素の実力で分離がよく、各音域の伸びがいいE5000にとっては一周回って普通のダイナミックになってしまった印象です(笑)
どちらかというとブリュブリュと音の出るE4000や特化したBA機などのほうが合っていますかね?
解像度の高い音だとドットに反射して拡散されてるからなんでしょうか。
ただ、迫力は増した感じありますね。
イヤホンをちょっと選びますが、なかなかしっくり来ないときの選択肢として!!
■NOBUNAGA Labs ダブルフランジ、SHURE トリプルフランジ、Spinfit ツインブレード
こちらは特殊形状のイヤーチップとなります。
イヤホンの傘部分が2個、あるいは3個あるのがこのタイプ。
傘(フランジ)個数が多ければ、より耳奥まで入れられるので例によって耳穴の外周部と傘部分のフィット感さえ得られれば、遮音性はシリコンフォームの中でも最強レベルになります。
構造上イヤーチップ内の音が鼓膜までよりダイレクトに伝わるので、良くも悪くもイヤホンの素の実力が如実に出てしまいます。
弱点としては普段触れない耳奥に傘部分が触れるので、痒くなったり痛くなったりしてしまいますが慣れてしまえば…。
~コレイルとの比較~
最もいい勝負したのはやはりこれでした。
クリアさでは若干劣るものの、フィット感や伸びにおいては甲乙付けがたいです。
代わりに低音はこちらのほうが量感が上に感じます。
…が、やはり問題は相性でしょうか。
今回使ったのは比較的違和感の少ない全長の短いダブルフランジをピックしましたが、トリプルになってくるとこの比ではありません。
圧倒的な遮音性を得られる代わりに圧倒的な異物感がついてまわります(苦笑)
正直慣れだとも思うのですが、耳掃除するときくらいの深さまでイヤーチップが入ってくるので苦手な人は難しいかもです。
ダブルフランジ試したことない人はちょっと試して欲しいです!!
とりあえず、思い付く限りでオススメイヤーチップ列挙してみました。
種類や独自フォームはこんなもんじゃないんですが、挙げはじめるとキリがないのでこのへんで!(苦笑)
最終的にはイヤホンと耳相性なので試してみてなんぼ、というところがあります。
最近使ってるイヤホンのフィット感や音質に物足りなさを感じたら、ちょっとお試ししてみてください!
また、じゃんぱらではヘッドホンの販売/買取を行っていますので、購入された際には思い出してみてください!!
最後にお知らせがあります!!
この度、じゃんばら津田沼店が新規オープン致します!
千葉県内では3店舗になります。
開店に合わせて、このブログが公開される当日に祝開店!!
オープンセール品も多数ご用意していますので、ぜひご利用ください♪
以上、megがお送りしました。