新年が始まりましたね。
トップバッターは僭越ながらGAhackが務めさせていただきます。
去年は後半ひたすらハンドヘルド機ばかり書いていたので、今年もハンドヘルドゲーム機から始めていきます。
小さいタイプも欲しかったので、AYANEO POCKET MICROを追加で購入してみました。

と、言うわけでいつも通り外観から語っていきます。
どこかで見たことがあるデザインだと思いませんか?
そうです、Nintendoのゲームボーイミクロです。

手のひらサイズ?

サイズは流石に手のひらに収まりませんが、手のひらサイズなのは変わらずです。

アナログスティックが増えていたりボタンが増えていたりしますが、ボタンの配置はNintendoに準拠しています。
このため、エミュレーターでNintendo系を遊ぶのに最適なんです。

そして、見てくださいこの画面とコントローラー部分のツライチ!
AYANEO POCKET Sの時も思いましたが、AYANEOのビルドクオリティは相変わらず高いです。
MICROのフレーム部分はCNCアルミニウム合金(アルミ削り出し加工)の為、高い剛性とデザイン性を兼ね備えています。
やっぱり「アルミ削り出し」って言葉の響きだけでも高級感がありますよね。

正面ガラス、側面アルミときて、結構重要な背面は発熱のことも考えてかプラスチックになっています。
ここはPOCKET Sと同様で熱が伝わりにくい仕様です。

サイズは小さいですが、握った時不思議とボタン類がしっくりする位置に配置されています。
POCKET SはCPUが左側の握ったところに配置されていて発熱の兼ね合いでケースなしで使うのは少々厳しい時もありました。
しかし、MICROでは中心部分に配置されているようで、ゲーム中の発熱を感じる事はありません。
そもそも、CPU自体がハイエンド系ではないと言うのもあってか、熱に邪魔されずPOCKET Sよりも長時間ゲームをすることができます。

CPUの話が出てきたので、スペックについて話していきます。
搭載CPUはMediaTek Helio G99です。
メモリ・ストレージは6GB/128GBか8GB/256GBが選択できるようになっています。
(GAhackが手に入れたのは6GB/128GBモデル)
画面サイズは3.5インチで解像度が960×640なので、iPhone4Sをイメージするとわかりやすいかもしれません。

GAhackはあまりベンチマークは気にしないのですが、Helio G99といってもスペックのイメージがつかないと思うので、適当に回してみました。
相対するのはSnapdragon888搭載のLEITZ PHONE 1(いまだにメイン端末)とAYANEO POCKET Sです。

-条件-
室温19度
充電80%以上
Geekbench6 CPU→GPU→3DMarkの順番で間をおかず連続で行う
AYANEO機のパフォーマンス設定は「MAX」

結果は下記の表の通りです。

Geekbench CPU シングル

機種 数値
POCKET MICRO 730
POCKET S 1089
LEITZ PHONE 1 1505

Geekbench CPU マルチ

機種 数値
POCKET MICRO 2043
POCKET S 3396
LEITZ PHONE 1 3761

Geekbench GPU

機種 数値
POCKET MICRO 1311
POCKET S 11864
LEITZ PHONE 1 4394

3DMark(Wild Life)

機種 数値
POCKET MICRO 1259
POCKET S ※Maxed Out!
LEITZ PHONE 1 5231

※負荷が軽すぎてスコアが突破している状態らしいです。

POCKET Sの結果のスクショです。

数字だけ見るとMICROはかなり低くなりますね。
現代のスマホゲームを遊びたい方は参考にしてみてください。

アドバンスは発掘できなかったので代打のGBC

コンセプトはレトロゲームを快適にプレイすることですから、PlayStationくらいまでなら快適に遊べるんじゃないでしょうか。

最後は実際にゲームをしてみた感じはどうなのかです。
元々ゲームボーイやアドバンスを遊びたいと思って手に入れたので、その感想です。
ROMデータ自体は、その昔友達のお兄さんに吸い出してもらったものです。
あの当時はネット黎明期だったのに、どうやって吸い出しの知識を仕入れていたのか不思議です。

で、実際にMICROで遊んでみると、めっちゃ快適ですね!
持った時しっくりきますし、ボタンの押し心地も、反発具合も最適で当時実機で遊んでいた気持ちを思い出させてくれます。
エミュレーターなので倍速機能などを使って時間短縮もできてサクサク進められます。

アナログスティックが両方とも下の方に設置されていることで、十字キーをメインで使うことができるんです。
画面サイズは3.5インチと小さいのですが、物理ボタンで操作をするので画面の小ささが気になりません。
スピーカーは低音が出にくいですが、GBやGBAは電子のピコピコ音なので高音が出ていれば問題ないんですよね。
これは、本格的に吸い出し機を手に入れてレトロゲームを買い揃えていくのが良いのかもしれません。

エミュレーターは快適ですが、では最近のスマホゲームはどうなのか、実際に遊んでみました。
ゲームは崩壊スターレイルです。
はい。

わかっていましたが、画面が小さくて文字が小さくて読めない・・・(最近小さい文字が辛いです。)
設定も標準で「低」になっています。
このままでも遊べますが、ちょっと重たく感じるので「最低」にできるところは、設定を変えることでとりあえず遊ぶ事はできそうです。
デイリーは消化できるので、そういう使い方に特化させれば気軽にできて良いかもしれませんね。

あとは、MICROは長方形の板状なので縦持ちのゲームもある程度こなすことができます。
ただ、画面は小さいので、こちらもデイリー消化がメインになると思われます。

絶賛はしていますが、いまいちな所もあります。
それが、イヤホンジャックがないことです。
Type-Cポートがあるので、そこから音を取り出すこともできるのですが、それをすると物理コントローラーが使えなくなります。
おそらくコントローラーもUSB接続になっていて、CPUの仕様で同時に使えるのが1ポートだけなんだと思います。
不定期にアップデートは降ってきますが、ここは改善されないので外でゲームを遊ぶ場合はBluetoothイヤホンか無音になってしまいますね。
まぁ、当時ゲームボーイで遊んでいた時も無音なことが多かったのでGAhack的にはあまり気にならない部分ではあります。

色々と語ってみましたが、結論は外でちょっとした時間に遊ぶのに最適だと言うことです。
家の中ではPOCKET Sで遊んで、外では鞄の隙間に放り込んだMICROで遊ぶことで何処でもゲームをすることができるんです。
実際、年末にちょっと怪我をして病院のお世話になっていたのですが、待合室での良い時間潰しになりました。
名前を呼ばれて危なくスルーしかけたのはナイショです。

そんなわけで、今年のGAhackはハンドヘルドゲーム機から入ってみました。
今年も、じゃんぱらのブログ担当の全力の趣味にお付き合いよろしくお願いいたします。