手先は器用でも頭脳は子供。
実験大好きLogicsです。どもっ!
さて、今回店員に聞け+(プラス)が始まるにあたって
何から始めてよいものか、非常に迷っておりますが
まずは、ここらあたりからお話しようかと思います。
★本体のさまざまな「壁」に注意★
最近パソコンの動作が遅くなった。快適に動かしたい
等でメモリーやハードディスクをお買い求めいただく
お客様が増えております。し か し!
増設には限度があるのをご存知でしたでしょうか?
つまり、軽自動車のボディーにフェラーリのエンジンは搭載できないのと
同じように、それ相応の増設の限度があるということです。
■メモリー編。
まだまだ地方では人気の高いPC133/100のメモリーモジュール
こちらをまた細かく分けると、128MBit/256MBitと2種類に分けられます。
128MBit/256MBit・・・。ここが一番選ぶときに厄介なポイントになるんです。
●128MBitに対応しているもの
基本は、1GHz以下のPentiumII/III/Celeron搭載のプロセッサーを搭載する
メインボードと、両面実装の256MBのメモリーが搭載可能なメインボードなどになります
参考画像(256MBメモリーモジュール)
※わかりやすいように、ノート用を用いております
※コツ:片面に8枚チップがあり、両面で16枚実装されている
●256MBitに対応しているもの
一枚あたり512MBのメモリーを搭載できるメインボード。
参考画像(256MBメモリーモジュール)
※わかりやすいように、ノート用を用いております
※コツ:片面に4枚チップがあり、両面で8枚実装されている
メモリー自体、見ただけで解るようになっています。
以上を覚えて頂くと、古いパソコンをパワーアップさせるのに
非常に役立つと思われます。しかし、昨今のパソコン普及率からすると
皆さんのお持ちになっているのはほとんどPC2100/2700/3200(DDR-266/333/400)が多いのではないでしょうか?
昔みたいにビット数を気にせずにたくさん増設できると思っていた手持ちのパソコンが実は増設できないといった落とし穴も存在するのです!!それはなぜかというとDDRの世界にも上記のビット数の制限が存在するからです。
必ずメモリーは最大いくつまで取り付け可能か確認しましょう。
本体に256MB入っているとして、増設スロットが1つ空いている状態では以下の通りとなります。
512MB=256MB+256MB
512MB=512MB(256MBを取り外しています)
768MB=512MB+256MB
1024MB=512MB+512MB(256MBを取り外しています)
——-壁—————
1024MB=1024MB(256MBを取り外しています)
1280MB=1024MB+256MB
1536MB=1024MB+512MB(256MBを取り外しています)
2048MB=1024MB+1024MB(256MBを取り外しています)
1GB(1024MB)までしか増設できない本体は、512MBメモリーを2枚までの増設となります。1GBx1枚の増設は認識しない場合が多いです。
また、大容量のメモリーを搭載することによって元々メインボード上に搭載されていた、メモリーが切り離されるノートパソコンも存在致します。
(1.2GBにならないのは本体の不良では有りません)
ここまでの説明は難しかったですか?
結構解ってもらえるように説明してみたんですが専門用語も出てしまって難しくなっちゃいましたね。
メモリーだけでもこんなに制限があるなんて、結構うんざりしてしまった方もいるのではないでしょうか^^;
■ハードディスク編
最近はテレビ録画や、音楽・動画ファイルをインターネット購入したりとファイル容量は
大きくなる一方、ノート型パソコンや一世代前のパソコンをお使いの方には40GB程度の
容量を使い分け、何とかお使い頂いている方も多いはず。ショップに足を運べば
1TBという訳の分からない単語やら、10倍以上の容量を持ったハードディスクが大量に販売されています。
こんなのを買ってきてすぐ使えるかと言うと、実は使えない場合が多いのです・・。
低容量から話していくと膨大な量になるので、皆様が良く陥りやすい壁からご紹介しますね。
●容量ごとに有るハードディスクの壁。
★32GBの壁
ATA33というIDEインターフェースの壁とも言われていますがマザーボードの基本動作を行うソフト(BIOS)の制限の問題なのです。
BIOSを更新すれば搭載出来ますが、メーカー製パソコンの場合はこちらの更新は不可能のようですので、拡張カードを搭載して増設しなければなりません。
★132GBの壁
ATA100というIDEインターフェースの壁とも言われていますが
いままで、28Bitで読み書きしていたアクセス方式を48Bitに変更するという[BigDrive]方式に対応させる必要があります。
こちらもBIOSを更新して対応出来る物もありますが、一部対応しないパソコンはATA133インターフェースカードを搭載して増設しなければなりません。
●転送速度による壁
★シリアルATAとシリアルATAIIの壁
同じコネクターでどこからどう見ても同じ形をしたハードディスクでも
取り付けて動かし始めると、大変な症状に陥ってしまう場合があります。
実は。性能の相性を発生するんです。
シリアルATAは、1.5Gb(ギガビット)の速度で転送すると言われ
シリアルATAIIは、3.0Gb(ギガビット)の速度で転送すると言われています。
シリアルATAIIには機能を追加されて使いやすく高速になりましたが、コレが大きな落とし穴なのです。
シリアルATAのコネクターに、シリアルATAIIハードディスクを使用するとひとまず動いてくれますが
急にハードディスクの認識をしなくなったりと大変な問題を起こします。
原因は後々追加された機能が、問題を起こしていると言われています
対策は有るのか?!
まずはSeagate(シーゲイト)製のハードディスクをご覧下さい。
このハードディスクには、ジャンパーピン(設定を切り替えるスイッチ)があります。
ここで、シリアルATAIIかシリアルSATAかを切り分けすることが可能です。
自分の本体の対応が解らない場合、こういったジャンパーピンを搭載したシリアルATAIIのハードディスクをおすすめします。
これにてシリアルATAモードで動かすことが可能となり、相性も改善出来るというわけです。
以上駆け足でご紹介しましたが、当店を利用する前に一読いただきますと
購入したい商品が解ってくるかと思います。
まずは序章ですので「ふ~ん、なるほど」の感覚で見てもらって結構です。
次回から、ちょっとコアで実験的なお話もさせてもらおうかと思います。(笑)