いまやパソコンに必ずついているUSB端子。

皆さん、パソコンのUSB、あれちゃんと活用できてますか??

いきなりですけど、私、USB関連の小物を集めるのがひそかな楽しみでして
色々変なもの見つけたら買い集めたりしてるんです。

以前、記事にも書いたUSB冷蔵庫なんかもそのひとつですね。
USBってマウスつなげたりキーボードつなげたり
iPhoneつなげたりiPadつなげたりタブレットつなげたりetcetc…

どこまで出来るのでしょうか。
今日はそんな身近だけど漠然とよくわかってないかもしれない
USBについて紐解いてみましょう。

USBは正式名称
『Universal Serial Bus(ユニバーサルシリアルバス)』
の頭文字を取っています。

USBはホスト機器(例えばパソコンですね)に
プリンターやマウスなどといった周辺機器を接続するために開発された規格で
初登場は1996年頃となります。
当時、今よりも複雑な作りのPCに対して、Apple(iMac)がUSBを全面的に採用した事により
普及した事もきっかけとなっているようです。
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それまで主流であったRS-232規格(モデム接続などに使われていました)や
キーボードなどの接続に使うDINコネクタ取って代わる規格として
開発されたものでした。

またUSBを介したデータ通信速度も今までの規格のものと比べると格段に早く
当時のセントロニクスコネクタ(IEEE1284)規格と比べると4倍の速度が出ていました。
通信速度が速いとどういうメリットが出てくるのか。
例えるならば
・USB接続の場合、パソコンからプリンタまでに
データ転送速度が速いので印刷始まるまでの時間が短い。
・データ転送速度が速いのでデータの書き込み、読み込みなどに
時間がかからなくなる。

と言うメリットがあります。

また端子部も今までのように接続にネジを止めて固定させる、と言ったことも必要なくなったので
気軽に接続できる面でも利便性が向上しました。
USB1.0及び2.0と見た目は一緒。
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その後、初登場時のUSB1.1からバージョンアップした
USB2.0が登場。
こちらはまだまだ現在でも主流だと思いますがUSBが2.0になってから
革新的な進化を遂げます。
2.0になる事によりHigh Speedモード
以前のバージョンよりも転送速度の向上。
(1.0及び1.1からは40倍の通信速度になりました。)
そして、お世話になっている人も多いと思いますが
2.0ではじめてUSBによる給電機能がパワーアップ。
1.1でも実は給電機能はあったようなのですが微々たるもので
鼻息程度のものでしたが
2.0になり、500mAと大幅に向上し従来の用途以外にも
USB関連グッズ、USBウォーマーや扇風機などのちょっとしたアイテムの
普及に一役買うことになりました。

そして近年、パソコンで見かける人も多くなってきたのではないでしょうか。
端子の色がオシャレなブルーのUSB3.0が2008年に登場。
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USB2.0では内部端子が4ピンだったものが8ピンに増加しています。
現在はUSB3.1規格まで登場しています。
USB2.0から比べてUSB3.0は約10倍の5Gbitの転送速度を誇り
USB3.1に至っては最大転送速度が
USB2.0の20倍の10Gbitまで跳ね上がってます。

でもそんなに転送速度早くなっても何に使うの・・・?
と思うかもしれませんが、転送速度が遅いと
今までSSDなどの高速デバイスにUSB2.0とかで接続しても
USBの
転送速度の限界値の為にその速度の恩恵を十分受ける事ができませんでした。

例えるならばSSDなどの高速デバイスを
時速300km以上出せるレーシングマシンとしましょう。
そしてUSB2.0が高速道路とします。
USB2.0高速道路の法定速度は80~100kmなので
そのレーシングマシン速度を存分に発揮することができません。

USB3.0高速道路からはその速度が出せる作りになっているので
レーシングマシンの速度が
如何なく発揮できる仕組みになっているというわけです。
(※例えなので実際の道路交通法やルールはしっかり守ってくださいね!)
またUSB3.0からは給電機能が900~1000mAとアップしているので
パソコンから充電する際にフル充電までの時間が短縮されてるのも
ポイントの一つです。

またUSB3.0は上位互換性を持つので
今までのUSB2.0の周辺機器も、もちろん使えます。

その他にもUSBは最大127台まで同時接続可能なので
USBハブを接続して、そのUSBハブにまたUSBハブを接続して
延々と増設する事が(理論上)可能です。

まぁ、まず一般の家庭環境では100台以上は接続しないと思いますが・・・。
しかしハブなどを同時に接続して利用する際には
給電能力が台数分拡散する事になるので
USB2.0機器に4台繋げた場合はUSB1ポートにつき
125mAしか給電しない事になってしまう
ので
パソコンのUSBで充電する場合には注意が必要です。
その他にもPCからの電源供給500mAでは電流不足になり
動作しない機器もありますのでその点も要注意です。

※一部のタブレットなどの端末では
 高出力アンペアじゃないと充電ができない端末もあります。
現にiPadは1000mAの給電機能が必要なので
データ転送などはできてもUSB2.0では充電ができません。

さぁ、色々な可能性を秘めているUSB規格。
前置きが長くなりましたがそんなUSBを使った
このような面白グッズもあります!

USB冷蔵庫
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飲み物冷えてるか~?

USBウォーマー
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以前の記事でも紹介しましたが
保冷保温能力は実証済みです。

もちろん、実際の家庭用冷蔵庫みたいに常に冷やせる訳ではありませんでしたが
飲み物を飲んでいる間などは十分に効果抜群でした。

冬(はもう過ぎましたが…)の暖かい飲み物や
夏の冷たい飲み物のお供に最適ではないでしょうか!

USB扇風機
こちらは定番ですね。
夏場はUSB充電可能なモバイルバッテリーと接続して
屋外に涼を求める人たちも見かけるようになってきました。
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とまぁ、こんな形で色々とご紹介させて頂きましたUSBグッズ。
店頭やじゃんぱらで見かけちゃうと思わず買ってしまうんですよね・・・。
そんな変な物を少し紹介しましょう。

まずはコレ!!
USB給電式スカイツリーLEDライト

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3色に自然に切り替わりライトアップされ美しいスカイツリーを演出されます。

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どうです?このどうしようもない感!本当にどうしようもない!(歓喜

ちなみに申し訳程度の機能。
USBハブになります(笑)

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そしてこれがとっておきなんですが
USBウォーマー兼クッション
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これ可愛くないすか!?可愛くないすか!?
ブタさんすよ!超可愛い!!
裏側

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ブタさんをほどいて展開をするとこのような感じに。

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USBグッズなのでUSBポートに刺してしばらくすると暖かくなります!

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使わない時には丸めてる状態では枕にもなりますので
邪魔にならない!
そろそろ天候的に暑くなってくる時期にはなりますが
冷房が効きすぎるオフィスに置いて膝元に置いて冷え過ぎ予防にも使えます。
使わなければ丸めて可愛らしい置物になりますので
(スカイツリーのLEDライトなんかよりも)オールシーズン使える
ナイスなグッズだと思います!

他にも私はタバコ吸わないので使わないんですが
USBで火をつけるシガーソケットや
USBで接続する小型カメラ、
スタンダードなものではUSBでチャージするスマホバッテリーもグッズに入りますよね。

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これだけのUSBグッズを同時接続するとUSBポートが
足りなくならないだろうか。
否、足りなくなる。(反語)
じゃんぱらでは身近なUSBアイテムとして
USBを増設できるハブも販売しています!
ハブの在庫はこちら

じゃんぱらでも特に秋葉原のじゃんぱらは
ユニークなグッズも取り扱っている場合があります。
休日、ぶらりと出かけて変な物な掘り出しものが見つかるかもしれませんよ!

じゃけんじゃんぱら行きましょうねぇ~~。

あ、ちなみにですが
USB3.0の周辺機器の中には
「USB3.0でしか動作しない」物もあるので
買う前によく吟味しましょう。

大先輩がUSB2.0環境で動かす事が出来ず
泣く泣くじゃんぱらで買取をしてもらったという
悲しい出来事があったらしいので
みなさん、注意しましょうね!