それはいまから10年前・・・。
東京・秋葉原にとある中古パソコンショップが誕生しました。
その名は「じゃんぱら」。
突然ですが今年で「じゃんぱら」は10周年を迎える事ができました。
秋葉原に3店舗からはじまり現在は札幌から九州まで全国25店舗にて展開させて
いただいております。
これもひとえに全てお客様のおかげでございます。ありがとうございます。
これからも「じゃんぱら」をよろしくお願いします。
感謝の気持ちを込めまして、10周年記念イベントを全店で開催中です。
くわしくはこちらをご覧下さい。
さらに!
10月22日のWindows7発売に合わせ、10月21日、秋葉原で深夜販売やっちゃいます!
詳しくはじゃんぱらトップページに掲載されます!乞うご期待!
お久しぶりです、elmarです。
10年前といえば1999年ですね。まだ20世紀でした。あなたは何をしていましたか?
世紀末の雰囲気が漂う中、私はと言えば、自作パソコンに夢中でした。
書棚を探すと当時の自作PC雑誌が残っていました。
この頃のintel製CPUを思い出すと隔世の感があります。なんとintel PentiumIIIは1999年に発表になっています。
当初はSLOT1というファミコンカセットの様なタイプで発売され、その後、Socket370の登場に合わせFC-PGAやPPGAの形状のものに移行していきました。
すんごい昔のような感じですがたった10年前だったんですね。ウチのアンプなんか1970年代製だっつーの。(関係ないか)
広告からパーツ類の価格を見てみましょう。
たとえばCPUではPentiumII 450MHz BOXが66,800円とか、Celeron 300Aが10,800円。
メモリにいたっては168PIN SDRAM 64MB PC100が9,980円、同128MBが19,800円、256MBに至っては66,800円とムチャクチャ高い!
elmarが確か初めて自作したときにはここまで高くは無かったですがやはりPentiumIIは買えずにCeleron 333MHzとABIT BH6と
いう「アレ」な組み合わせで作った覚えがあります。定番のCeleron300Aを選ばなかったのは予算の都合と「アレ」に失敗したときの定格クロックが若干高いという、チキンな理由だったかな。
この時の構成は確かこんな感じ。
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MotherBoard:Abit BH6
CPU:intel Celeron 333MHz(Slot1)
Memory:168PIN SDRAM 64MB PC100x2(MOSEL)
HDD:Quantum FireBall CR6.4AT(6.4GB)
VGA:Creative VooDooBanshee 16MB SH/AGP
ドライブ:MITUMI 32xCDROM
OS:Windows98
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うはっ、恥ずかしい!メモリ128MBしかないです。
確か128MB一本買うより64MBを2本のほうが若干、安かった時だった気がします。これでもWindows98は普通に動作してました。
はっきりとは憶えていませんが価格は確か6万円以内だったはずです。
前述の雑誌によるとCeleron300Aをオーバークロックして450MHz動作させているマシンを見かけます。
PentiumII/III 450MHzのCPUコアはベースクロック(100MHz)に4.5倍の倍率をかけて450MHz動作。セカンドキャッシュは512KBでコアの1/2の速度で動作します。
一方、Celeron300AのCPUコアはベースクロック(66MHz)に4.5倍の倍率をかけて450MHz動作。セカンドキャッシュは128KBでコアと同じ速度で動作します。
本来、自動設定で変更出来ないはずのこのベースクロックをマザーボード側で66MHzを100MHzに変更出来るマザーボードがいくつかあり、前述のABIT BH6やAopen AX6BCなどは代表的な機種でした。
このようにベースクロックや倍率の変更を行いオーバークロック(クロックアップ)すると価格の安いCeleron300Aでもアプリケーションによってはコアと同速で動作するセカンドキャッシュの恩恵によりPentiumIIなみの性能を引き出す事が可能でした。
自作派ではかなり流行した手法で、当時、秋葉原の自作系パソコンショップではオーバークロック設定済みのマシンがかなり多く販売されていたようです。
通信環境もまだモデムや普及し始めたISDNが主流で、速くても128kでした。
elmarも当時はモデムで通信(33.6k)していたのですが、それでも軽めのものであればインターネット対戦もしていました。
RED BARONなどのフライトシュミレーターでよく遊んでました。しかしオーバークロック動作(333MHz→500MHz)は今ひとつ安定せずこのマシンは 製作後、メモリ増設、CPUのグレードアップ、HDD増設、グラフィックカードの増設(VOODOO2)などいじられまくり次世代機へと入れ替わっていき ました。
この数年後、elmarはじゃんぱらで働き始めるわけですが仕事柄、様々なマシンに触れて行くうち、Macintoshのシンプルさやカッコよさに惹かれて、
様々なMacを買いあさる事になるとはその頃のelmarは知る由もありませんでした。
今回のタイトルは「それはいまから10年前・・・」
こちら↓からちょっと引用させていただきました。
9月9日にビートルズのリマスターCDが発売されました。
elmarの主観ですがリマスター版はオリジナルLPに非常に近いサウンドでクリアで聞きやすくなっています。
当時のマスターテープからのマスタリングでリミックスではないところが重要です。
その音が生み出された時の時代や世相に合わせた音作りをアーティストはしているわけですから。
そして今回はジャケットやインナーまでほぼ完璧に再現(紙の折り返しまで!)されているのにはちょっと感動ものです。
ただし、この「完璧」紙ジャケは初回限定のモノBOXのみの特典なのでご注意を。(※上写真のLPも初期版と思われます)
以上、はやくもSACD版またはDVD-A版を熱望するelmarがお送りしました。