そろそろ暖かい時期になってきましたが
花粉症や気温の変化の激しさで体調を崩されてませんでしょうか。

花粉症歴20年オーバーの男、Foutainです。

皆様いかがお過ごしでしたでしょうか。

さて、前回からの続きとなりますが
前回はパソコンのパーツとしてCPUを紹介しました。

今回はマザーボードメモリを紹介したいと思います。

自作パソコンの流れですね。
Foutainもそろそろ新しい自作を組みたいと思っているのですが
なかなか機会がなく動作確認で持ち込まれるパーツを見ながら
ヨダレを垂らしている日々をすごしております。

マザーボード
パソコンの基盤となるマザーボード、メインボードとも呼ばれています。
(Macではロジックボードなんて呼ばれていました。
入社当初、外国人の方にロジックボード探してるんですがと聞かれて
顔が(?ω?)になった事も今では懐かしい思い出です・・・。)
パソコンの性能の根本を司ると言っても過言ではありません。
これがないとはじまりません

と言うのもマザーボードには
「チップセット」と言う回路があります。
この回路がどのような物でどのような種類のものを搭載しているかによって
使えるCPUやメモリが決まってきます。
どんなに高性能なCPUを積んでもマザーボードが対応していなければ
動かず、性能を発揮しきれないのです。
(最悪、起動しない場合もあります。)

CPUが脳みそならば、マザーボードは心臓にあたりますね。

さて、それではマザーボードの各部を紹介していきましょう。

・チップセット
ここにマザーボードの全てが集約されていると言っても過言ではない、まさに心臓部。

チップセットによって使えるCPUやメモリが左右されるので
自作を考えてる方は使う予定のCPUなどをよく吟味した上で
マザーボードを選んだ方がいいでしょう。

・CPUソケット
前回紹介した脳みそ、CPUを装着する部分です。
CPUなら何でも装着できるわけではなく
対応したソケットに合うCPUを選ばないといけません。
一口にソケットと言っても
Intelでも
LGA1156
LGA1155
LGA1366
LGA775
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LGA1156
Exif_JPEG_PICTURE
LGA775
正直、パッと見た感じ見た目はわかりません。

AMDでも
Socket939
SocketAM2
SocketAM2+
SocketAM3
SocketFM2
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対してAMDのSocketAM3
CPUの回でもふれましたが
ソケットタイプが違う為、こちらはピンを差し込むタイプ。
AM3。
しかし、Intelのマザー以上に見分けがつきません・・・
ピン(穴)の数が違うんですが、正直見分けつかないですね・・・。

などなど色々あります。
LGA1155とLGA1156なんか名前似てるので
使えそうとか思ってしまうのですが、1文字違うだけで装着できません
たまにCPUをお求め頂くお客様でLGA1156のCPUを買うつもりで
間違えてLGA1155の買ってしまうなどなど。
さらには上にも触れましたがチップセットによっては
CPUのソケットは一致するけれども、起動しない、なんて事もあります。
「自分のCPU、LGA1156のCore i7だし、これ動くよねー!!」
なんて適当に買ってしまい
起動せず・・・。
挙句の果てにマザーボードかCPUを買いなおす羽目になったりもします・・・。
マザーボード、CPUを買う前にはまず各マザーボードメーカーの
CPU対応リストが公開されていますので
そちらを確認した上で購入しましょう。

・メモリスロット
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ここにメモリをジャキーンと装着します。
メモリは我々人間で言う作業机みたいなもの
このメモリそのものが足りないとPCは快適に動作をする事ができません。
たとえ、CPUがものすごい高性能な物を使っていても
パソコンが「作業場が狭くてのびのび仕事できないっすよ!!」って言って
効率よく動作できず遅くなったりするのです。
(実際には文句は言ってきませんが)
メモリも様々種類があり
DDR
DDR2
DDR3
などあり、現行のメモリはDDR3となります。
それぞれ端子の形が違いますので
マザーボードによって使える種類が違います。
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上から
DDR
DDR2
DDR3
微妙にソケットの窪みの位置がそれぞれ違います。

DDR2などはまだ現役で使えるパソコンが多いので
じゃんぱらでも数多く取り揃えている品の一つですね。

・SerialATAスロット
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こちらはハードディスクや
光学ドライブ(CDやDVDを読み込むパーツですね)を
接続します。
ハードディスクにはOS(Windowsなど)をインストールしたり
データを保存するパーツなのでパソコンを組む時には必須ですね。

・PCI-Expressスロット
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(青くて長いスロットがPCI-Expressx16、
黒くて短いのがPCI-Expressx1のスロットです)
こちらは様々な拡張パーツを増設するスロットです。
3Dのゲームなど今や必要不可欠になっているグラフィックボード(ビデオカード)や
パソコンでテレビを見る為のTVチューナーなどもこちらのスロットに刺します。
音楽、サウンドにこだわる人なんかはサウンドカードも刺すと、
オンボードサウンドよりいい音が楽しめたりします。

昔はPCIスロットが一般的でしたが
次の規格のPCI-Expressが
PCIスロットよりも大容量のデータ転送が出来る為、
今はあまり使われなくなりました。
(と言ってもまだ現役で使えますが)
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黒いスロットがPCIスロット

電源ユニット部
こちらは電源ユニット。
ようするにコンセントから電力供給するため電源ユニットを
接続する為のコネクタです。
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これがないと始まりません。
コンセントからのAC(交流)電源をDC(直流)に変換します
PCは直流で動作しているのでバッテリー駆動が可能です。

おおまかにマザーボードに重要な部分はこのあたりでしょうか。

さて、お次にメモリですね。
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1番下の小さいメモリはノート用メモリ。
大きさもやはりミニマム。

メモリは上で少し触れましたが
パソコンの動作する上で重要なパーツのひとつ。
もうちょっと踏み込んで説明をすると
「CPUが計算処理をした結果を
一時期的に保存をしておいて
そのデータを再度利用する時にすぐ読み込みを
できるようにする為のパーツ」
それがメモリなのです。

そこで何故メモリ容量が足りないと動作が重くなってしまうのか。
上にも書いたように
メモリは利用したデータを保存し、
いつでも引き出せるようにしている
のですが
それをずっと続けていくとメモリの容量が足りなくなります
で、メモリ容量が足りなくなるとどうなるのかと言うと
パソコンはメモリに保存しきれなくなったデータを
ハードディスクに保存しようとします。
ハードディスクは中に円盤が入ってそこに記録しますが
以前の記事をご参照ください
それがまた電気的な記録媒体であるメモリと違って
メチャクチャ遅いんです
いわゆる「スワップ」と呼ばれる現象です。

要は
「メモリが保存しきれなくなったデータを
ハードディスクの場所を一部間借りして保存しちゃう」
んですね。

ただこのスワップ、デメリットもあり
パソコンの動作が不安定になったり重くなったりします
(高速でデータをやり取りするメモリに比べたら
ハードディスクの方が圧倒的に遅いので遅くなるのも当然ですが)
そのため、一般的に「メモリは多い方がいい」と言われているのです。

その他の回避策として
ハードディスクををSSDにして
高速化を図るのもアリですね。
単純な速度差として
10~40%ほど高速化しますので
ヘタするとOSなんかは10秒ほどで起動する場合も。

CPUや他のパーツもそれに見合う性能のモノを積んでいる事が前提になりますが
メモリ容量が大きければ大きいほど
複数のアプリケーションなどを同時に起動しても
重くなったりせずに動作が安定するという事にもなります。

Foutainなんかは2GBのメモリを4本さして
8GBで運用していますが趣味のゲームを起動しながら
Illsutratorなどのデザインソフトなど起動しても
重くなる事はあまりありません。
2GBでも大容量!と呼ばれてた時代には考えられない快適さですね・・・。

さて、こんな所でしょうか。

若干足早に説明した感がありますが
次回はグラフィックボードなどの拡張パーツについて
取り上げられたらいいなと思っています。
グラフィックボード、いいですよ~。
ゲーマーなFoutainには革命的なパーツですね。
GeforceやらRadeonなどの事もありますが
それはまぁ次回と言う事で。

以上、今年の夏のボーナスが待ち遠しいFoutainがお送りしました!