マカーに負けずにWindowsの話題を提供するのだ!
ども。お久しぶりです。Androidです。

今回は初心者の方にもわかるパソコンパワーアップのお話です。改造ネタがちょっと切れてますので別路線です。
そして気づいたことがありまして。。。2007年に「店員に聞けプラス」開設以来、
みんな気づいたらほとんどコアなネタしか書いていない!

ということで増設(交換・換装)の利点講座 その一。
文章ばっかりですのでお手隙のときにでも参考程度にご覧ください。

さて、本BLOGをご覧になっていらっしゃる方々の中にはまとまった時間がなければオンラインゲームなどはやる機会がない方も多いと思いますが、動画共有サイト(Youtubeやニコニコ動画)、または動画をダウンロードして毎日見ているという方は多いのではないでしょうか?

メモリーは足したんだけれどもどうもまだOSが重い、ブラウザがカクカクに動くなぁ。という方必見です。

さてさて前文です。今回はVistaについて書いています。
現在7~8割の日本人が使用していると言われるWindowsはOSがWindowsXPからWindows Vistaへ変更になった際、フォルダ等のインターフェイスを透過型に変更し、Windows Aero(エアロ)というウィンドウ切り替え時に視覚的に美しく(賛否両論?)見せる試みを行った結果、OS自体を動かすことだけでもグラフィック関連の必要スペックが大きくなりました。

大手マニュファクチュアリングメーカーはWindows Vista発売当初、必要最低スペックでのPCを大量に製造し、Vistaを動かすだけで精一杯といった仕様で消費者に販売したため、消費者は阿鼻叫喚。Vistaはいらない子。重いだけの失敗作といった印象を与えてしまいました。本BLOGをご覧になっていらっしゃる方はメモリを増設して何とか耐えたと思います。

現在はだいぶ改善されてきてはいるようですが、現在も重いメーカー製PCで頑張っていらっしゃる方々のためにも自作パーツは活躍します。
まずPCに必要なパワーとは何でしょう?

CPUとメモリー、忘れがちですがグラフィックボード(カード)です。例えば安価なマザーボードは、オンボード(マザーボードに直接乗っている)形式が多いのですが、映像処理を行うためのVRAMをメインメモリ(RAM)から間借りすることが多く、OS自体にも負荷をかけていました。

つまりここがネックとなりブラウザを使用しているときや動画を再生しようとするとOS自体もカクカクになってしまう現象が起きます。また、VRAMが少ないグラフィックボードを使用していても同様の現象が起きる可能性は高いです。

そのため今回はグラフィックボードをVRAMの多いものに変更した場合、どの程度ブラウザがサクサク動くかの検証を行ってみたいと思います。(本来はオンボードのものを使用したかったのですが、手持ちにありませんでした)

今回の実験ではEPSON DIRECT PRO4000(通常のATXデスクトップサイズ)を使用しています。

前置きが長くなりました。
私、Androidの使用CPUはCore2duo E6600、メモリーが3GB、グラフィックボードはNVIDIA GeForce7300 GS 256MB
Vistaのサブスコアは3.4でした。

2009070301

今回テストに使用したベンチマークはFUTTUREMARK社のPeaceKeeperです。

まずは上記構成で完走させた結果をご覧ください。

2009070302

InternetExplorer8使用で763でした。これをグラフィックボードのみ交換してみます。今回交換するグラフィックボードはNVIDIA GeForce8800 GT 512MB。2007年に発売された現在で言う中の下あたりの性能です。
2009年7月現在、じゃんぱらではおよそ5000~6000円程度で販売されております。
★じゃんぱらで512MB搭載のグラフィックボード在庫はこちらです

交換とはいっても難しいものではありません。蓋開けて挿す。ただそれだけのことです。
ただしAGP、PCI、PCI-Eなど様々な規格があり、補助電源が挿せる?挿せない?&メーカー製のPCですと拡張性が乏しい可能性もあります。どれが対応しているの?このパソコンで交換なんてできるのかなぁ?という方は是非お近くのじゃんぱらへご相談ください!
(店員としてのお願いですが、正確なアドバイスを心がけますので、わかるようであればパソコンの型番を控えて教えてくださいね)
近くにお店がない方は是非当社の出張サポートサービス(サポート終了)をご活用ください!

それはさておき挿し替えました。およそ10分。
まずはサブスコアの確認です。

2009070303

グラフィックに関しては5.9まで向上し、今度はCPUがネックとなってしまいました。
いずれCPUの交換を行いますがそれは次の機会に。
このようにどこが弱いかが一目でわかる機能があるのは個人的にVistaで気に入っている部分です。

今回のグラフィックボード換装で先ほどのベンチマークはどれほど値が変わるのか。
結果はこのようになりました。

2009070304

PeaceKeeperでのスコアが786まで向上。
これはブラウザ周りの実行速度が早くなったことを示します。

これだけでは眉唾ですので、3GB搭載しているメモリーを1GB抜いて2GBでベンチマークを走らせてみましょう。どの程度変化があるでしょうか。
結果はこちら

 

今度は775ポイントまで下がってしまいました。2009070305

ということは?

当方の環境固有という可能性も否めませんが、グラフィックボードの交換をするだけでもメモリー1GB分増設以上の効果がありました。
メモリー増設したけど重い。。。今度はCPUの交換かなぁ、とお考えの方!CPUの換装よりも簡単なグラフィックボードの換装をまずはお試しになってみてはいかがでしょうか?

以上、Androidがお送りしました。