(CPU、ビデオボード、マザーボード編)

デスクトップパソコンは内部のパーツを取り外して売ることができます。とくに自作パソコンやショップ系BTOパソコンの場合は1台のパソコンとして売ることが比較的難しく、また新しいパーツを買って使わなくなったモノがある人も多いので、パーツ売りが主流になります。
今回はとくにCPU、ビデオボード、マザーボードを買取ってもらうときの注意点をまとめます。


CPUは取り外すときピンを折らないよう注意


まずCPUに限らずパソコン本体のケースを開けてパーツを取り外す際は、必ず本体の電源ケーブルをコンセントから抜いて数分間放置し、内部に溜まった電気を放電しておきます。

CPUを取り外すときは先にCPUクーラー(ファンとヒートシンク)を外します。このときマイナスドライバーを使うことがあるの で、滑らせて基板を傷つけないように注意しましょう。またピン付きCPUを取り外すときはピン折れがないよう真っ直ぐ上に引っ張り上げるようにします。 CPUを床に落としてピンを曲げてしまうこともあるので、これも注意します。

クーラーがリテール(純正)品である場合はCPUとセットで買取ってもらえる可能性があります。買取先に問い合わせてみてください。取り外したCPUは購入時の箱がなければ静電気とキズを避けるために一度新聞紙など紙類で包んで袋などに入れるといいでしょう。


人気のあるビデオボードは早めに売るのがお得なんです


ビデオボードはグラフィックボード、グラボ、ビデオカードと同じ意味です。ビデオボードに搭載されている画像処理を行うためのグラフィックチップはGPUと呼ばれます。
ビデオボードは買い換える人が多いため人気があり、値段の変動も激しいパーツです。発売後間もない製品ほど高く売れるのはほかのパーツも同じですが、ビデ オボードの場合はとくに価格差がつきやすく、2世代3世代前のものだとわずかな値段しかつかないこともあります。買取ショップのウェブサイトでメーカーと 型番で検索し、買取上限金額を調べてみるといいでしょう。

購入時の箱、取扱説明書(解説書)、ケーブル類、変換コネクタ、ドライバディスク、スリムケースにも装着できるロープロファイル対 応品なら付替え用金具などもあれば一緒に買取に出しましょう。ドライバは最新のものをダウンロードできますが、ドライバディスクも付属品としてチェックを しているため欠品の場合は減額対象となります。持っている場合は一緒に持ち込むようしましょう。


マザーボードも箱や付属品を揃えて売ろう


マザーボードはコンデンサの液漏れや膨れがないか確認しておきます。コンデンサの頭が茶色く変色していたら中の電解液が漏れ出している証拠です。買取の際には減額査定される可能性が高いでしょう。

製品によっては付属品がかなり多くなります。取扱説明書があれば付属品一覧を確認して揃えるようにしましょう。購入時の箱、CPU ソケットカバー、ケーブル類、コネクタ、クイックスタートガイド、ドライバディスクなど付属品が一通り揃っていれば査定で有利になります。箱のあるなしで 倍近く価格が変わることもあります。

買取ショップに持ち込む場合は、クーラー、CPU、メモリなどは刺さったままの状態でもとくに問題ありません。全部一緒に売りたいならセットで査定してもらうよう交渉してみましょう。マザーボードのみを売りたいときにはもちろん、取り外しておきます。

購入時の箱がない場合は、キズがつかないよう新聞紙か、エアパッキン(プチプチ)にくるんだ上で箱などに入れて持ち運ぶか送るとい いでしょう。ただ、ビデオボードなども同様なのですが、エアパッキンは通常の色のついていないものは静電気が発生することがあります。ピンクやイエロー、 ブルーなど色の付いたエアパッキンは静電防止加工がされているのでこれを使うのがベストです。

いずれの場合も取り外すときなどに壊してしまうことのないよう、くれぐれも取り扱いには注意するようにしてください。取り外し方がわからないや売れるパーツなのか知りたいなどありました、まずはじゃんぱらまでお持込みください。

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