皆様、おはこんばんちわ(^-^)/
megです。
ようやく春の暖かさを感じられる日和になってきましたね。
皆様いかがお過ごしでしょうか?
さて、今回はレンズレビューをお届けします。
レンズはこちら!
実はこのレンズ、現在かなーり僅少なレンズ。
新品はもちろん、中古においても激レアといって相違ないでしょう。
どこ探しても在庫がありません!
その理由は、Zマウントのフルサイズレンズとしては非常に安価ということ。
新品ですら30000円半ばで購入できてしまうのです。
ZマウントのレンズはS-Lineというラインナップがあり、このレンズがまたお高い!
※そのだいたいが10万円超します(;´д`)
現時点においてはラインナップがほぼこのS-Lineで構成されているため、Zマウントのレンズ導入はわりと予算が掛かります。
※フルサイズ用はどのメーカーも高いため、特別Nikonだけが高い!というわけではありません(苦笑)
そして、今回のレビューレンズは「S-Lineではないレンズ」となっています。
S-Lineは早い話、妥協のないレンズといえるのでその分お高くついているわけですが、S-Lineではないレンズはその逆になります。
※オミット方法は様々で、外装材質をプラスチック化などなど。
ある意味で妥協しているレンズは所謂「撒き餌レンズ」とも呼ばれます。
ただ、現代レンズは安価に抑えても光学性能が優秀なため、安いからといって一概に写りも悪いのか、と言われるとそうでもないのが面白いところです。
そして、今回のレビューレンズですが、確かに安価なのですが、在庫僅少な理由はそれだけでしょうか?
安いといっても3万程度はしますから、むしろ撒き餌レンズとしては高い部類です。
そうなると在庫僅少になる理由は写りがいいのでは?という推測が立ちますね!
早速、作例を見ていきましょう。
カメラは初代Z7を使用しています。
まずは開放にて撮影。
さすがの現代レンズ、中心からやや外しても開放からここまで解像します。
被写界深度をほんの少し稼ぎたかったので1/3段だけ絞っていますが、ほぼ開放。
開放付近でも色乗りがよく、コントラスト向上のために絞る必要性をまったく感じさせません。
もう少し絞って、ややオーバー目にしてコントラスト高いVividで撮影してみました。
桜はまだギリギリ咲いているところがあるので、今年まだの方でも間に合いますよ!
ここまで絞る必要性は感じませんが、最短付近で撮影すると周辺の口径食がやや気になる場合が僅かにあり。
どちらかというと被写界深度調整のためのF4ですが、この解像感よ・・・。
使っている限りだと絞りのピークは1段絞ったF2.8がmeg的にはベストに感じます。
鳩を拡大してみると解像の仕方がえげつないです。
レンズもそうですが、これが高画素機か・・・と感じた1枚でもあります。
うん、F2.8以上絞る必要を感じません(確信)
…これちょっとスゴくないですか?
とても3万円とは思えない写りをしています。
特にZ7は高画素機となるので、レンズ敷居が高いボディです。
FマウントのD800番台などもそうでしたが、高画素を写しきるレンズはどうしても高くつきます。
だからmegも普段使いのレンズがZ 24-70mm F2.8 Sなわけなんですね。
しかし、どうでしょうか。
価格的には1/10程度のレンズがこんな写りをしてくれるのは驚愕に値します。
ちょっと撮影方法を変えて、追加撮影してみましょう。
趣向を変えて、ピクチャーコントロールで撮影仕上がりを簡単に弄ってみました。
周辺光量が意図的に落とせるToyは日の丸構図で撮影するとそれらしくなりますね。
開放から解像感を得られるので、質感もしっかり出ています。
明暗がある程度ハッキリとして「のんびりサイクリング」の文字をだせれば良かったので、特に弄らず撮って出し。
撮って出しでやや物足りないときにブリーチバイパスを使うとけっこう面白い仕上がりになります。
渋い感じの色合いになるので、ハマる人は本当にハマるモードだと思います。
Vividはコントラストが高めに出るモードですが、雅な印象にするだけのモードではありません。
露出補正をマイナスさせて撮影するとシャドーコントラストも引き上がるため、全体的な仕上がりを重めにしたいときにはおススメです。
名前の通り、ドラマティックな仕上がりになります。
この作例がドラマティックかどうかは置いておいて(笑)、ブリーチバイパス的な色合いに高コントラスト化、さらに明暗の強調化までされたようなモードとなっています。
印象がガラリと変わるので、VividやBleachでは満足できない人におススメです。
次はモノクロ3連発です。
露出補正をマイナス側に少し振るだけで重々しい雰囲気になり、こういった被写体にはアンダー目で撮れば、質感も相まっていい感じになりますね。
いかがだったでしょうか。
3万円のレンズなんて印象は吹き飛ぶほどの優等生っぷりです。
ズームのような複雑な機能がない単焦点レンズは、その分写りの良さにシフトできるという利点を存分に体現していますね。
在庫僅少となる理由は撮影してみてわからされました(苦笑)
安いのに良く写る、ユーザーにとってはこれほどうれしいことはありません。
それでいてコンパクトで機動性も高いと来たものです。
Z 24-70mm F2.8 Sと比べると大きさの差がよくわかりますね・・・。
Nikonに限らずですが、撒き餌レンズといわれる安価レンズは各メーカーから発売されています。
単焦点レンズは安いのによく写る!という傾向が強いので、手元にズームレンズしかない方などがおられましたら、一度安価な単焦点レンズを試してみてはいかがでしょうか。
以上、megがお送り致しました。