食欲の秋・読書の秋・スポーツの秋いろいろありますが、皆さんの秋はなんでしょうか。
GAhackは散財の秋を満喫しています。
散財したのはSONYのLinkBuds Openです。
最近各社がこぞって発売しているオープンイヤーと呼ばれるジャンルですね。
初代の欠点を改善していて使い勝手抜群なので皆さんを散財の秋に誘っていければと思います。
今回紹介していくLinkBuds Open(WF-L910)ですが、型番から察せられる通り、初代LinkBudsの後継機です。
初代のLinkBudsはRudraさんがレビューしてましたね。
記事を読み返してみると2022年と書いているので、初代から2年も経っているんですね。
GAhackも欲しいと思いつつ気がつくと月日が経ってしまってました。
前置きはこれくらいにして、今回のLinkBuds Openですが、いつも通り外観から見ていきましょう。
まずはケースからです。
黒色を選びましたが、ケースの上下で質感が違っています。
上側が光沢で下側が光沢なしです。
このことによりポケットから出したときに上下を間違えずに開けることができます。
ただ、上下の判断しかできないので、蓋を開けるためには1/4を正解させてあげる必要があります。
これは適当なシールを貼ることで凹凸を付けて触覚で開け口をわかるようにカスタマイズしようと思います。
次は本体についてです。
パッと目につくのが独特な形状のフィッティングサポーターですね。
フィッティングサポーターというと複数種類を用意しているメーカーが多いのですが、今回の製品は基本1サイズのみです。
ネット情報によるとLサイズが数量限定で存在するようです。
https://knowledge.support.sony.jp/electronics/support/articles/00346413
サイズが合わない方は早めに依頼を掛けておいた方が良いと思われます。
そして、LinkBudsの最大の特徴である「穴」です。
このドーナッツ型のイヤホンが大事なんです、なのになぜLinkBudsの後継機が「S」だったんでしょうね。
さらに今回のモデルは「Open」で姉妹機として「Fit」が存在します。
個人的には穴なしの通常型のモデルはわかりやすく別のブランド名をつけて欲しかったです。
いち消費者としては、穴あきモデルの後継期を出してくれただけで満足ではあるんですけどね。
サイズ感ですが、見た目だけでいくと初代よりも大きく見えますが、メーカーページを見る限り小型化しているらしいです。
ドライバーユニットは初代の12mmから11mmにサイズダウンしています。
小さくなったからといって音質が悪くなったということもなく、むしろ良くなっているようです。
GAhackは初代を持っておらず、買取時のチェックは沢山しているのですが、動作確認時に触っているだけなので単純な比較はできないんですよね。
D/A変換回路やアンプの統合プロセッサーとしてフラグシップモデルのWF-1000XM5と同じ「統合プロセッサーV2」を採用しているとのこと。
ドライバーユニットが違うので、WF-1000XM5と単純な比較は難しいです。
しかし、同じ頭脳を持っているという事は、フラグシップ機と同等の処理ができるので、最新機能がガンガン降ってくる事を期待しましょう。
初代からの進化点ですが、一番重要なのがバッテリーの持ちです。
5.5時間の連続再生時間から8時間の連続再生時間まで進化しています。
初代はバッテリーの持ちが不安視されていましたが、LinkBuds Openはバッテリーの心配はしなくてよさそうです。
発売日から1週間ほど使っていますが、今の所バッテリーが足りなくなったと感じることはありません。
さらに、充電が切れてしまったとしても3分充電で60分使用ができる急速充電にも対応しています。
初代は10分で90分だったので、より実用性重視になった感じですかね。
充電つながりで、ケースの閉まり方と本体の固定方法ですね。
初代は本体をケースに入れた際、本体は爪でケースと固定されていたため、取り外しに少し力が必要でした。
大きな力ではないですが、毎回やるのはちょっと面倒に感じました。
LinkBuds Openではケースに入れた際に磁石で固定されるようになっています。
これにより、毎回間違いなく充電がされるようになり、使うときに電池がない状況を回避できます。
ケースの開閉もボタン方式から磁石固定に変更されています。
これにより片手で開けて、本体をスムーズに耳に装着することができます。
小さな進化点ではありますが、毎朝つけて仕事開始前に外す環境だとこの小さな作業が面倒に感じることだってあるんです。
大きな進化点はLE Audioに対応したことですね。
これによりBluetoothなのに低遅延を実現しています。
LE Audioですが、初めて聞く人も多いはず。
GAhackもLinkBuds Openを買って初めて存在を知りました。
次世代の接続方法のようで、Bluetooth5.2以上で採用されたらしいです。
技術的な要件関係は難しすぎますし、英語の技術書を読み解く能力はGAhackにないので簡単に調べた結果なので間違いがあるかもしれません。
スマホ側がBluetooth5.2に対応していれば、すべての機種でLE Audioが使えるかというとそういう事ではないようです。
実際、LEITZ PHONE 1(AQUOS R6)はBluetooth5.2ですが、接続方式として選ぶことができませんでした。
この辺りはメーカーが開放しているかどうかも関係してくるようなので、どの機種が対応しているかは実際に試すまでわからないと思われます。
※ちなみにiPhone16もBluetooth5.3を採用してますが、LE Audio非対応です。
で、このLE Audioの凄さですが、色々あるようですが、先に書いた通り低遅延であることですね。
色々とワイヤレスイヤホンを持っていますが、ゲームをするのには遅延が大きすぎて使えなかったんですよね。
他にもアニメを見る分にはあまり気になりませんが、ドラマ等の実写系だと口と音声がずれて気持ち悪く感じていたのが、全く違和感がなくなりました。
ゲーム環境として崩壊スターレールはそこまでアクション要素は有りませんが、会話パートが多くて音のズレが気になってしまい使えなかったんです。
しかし、LE Audioで接続することで多少のズレはありますが、気にならないレベルになっています。
まだまだ採用機種は送信機・受信機ともに少ないですが、今後のトレンドになっていくはずです。
で、肝心の切り替え方法ですが、専用アプリから行います。
最近名前が変わって「Sound Connect」になっています。
スマホとイヤホンを接続した状態で起動すれば色々と同意したあと使うことができるようになります。
アプリ内の「デバイス設定」→「システム」→「ヘッドホンの接続設定」と選んでいくことで、「Classic Audio」と「LE Audio」を切り替えられます。
肝心なのが10月現在のバージョンでは「ベータ」の記載があり、LE Audioで接続すると一部の機能が制限されてしまいます。
一度試してみましてみて確かに遅延もなく良い接続方法なんですが、GAhackの使用環境ではちょっと不便だったので、従来の接続方法にしています。
普段から接続先が1台だけであればLE Audioでの接続が絶対的におすすめですね。
今後のアップデートで改善されていくと思うので、複数台使いのGAhackは大人しく従来の接続方式を選んでおきます。
AYANEO Pocket S専用として色違いで白色を購入してしまおうかと思うレベルでLE Audio最高でした。
他にも機能が盛り沢山で、「BGMエフェクト」がなかなか面白いです。
外で歩きながら使うにはあまり向きませんが、自宅で使う分には最高です。
エフェクト方法も3種類から選べて、個人的には「リビング」が良い感じです。
耳元のイヤホンから鳴っているはずなのに、部屋の隅に置いてあるスピーカーから流れている感じになります。
自宅だと家族の会話が当然発生しますが、会話を邪魔することなく自然な感じで音楽を楽しむことができます。
逆に外で便利だったのが、「アダプティブボリュームコントロール」です。
周りが騒がしくなると自動でボリュームが上がって、静かになると元の音量に戻る機能です。
外を歩いている時と電車の中では当然騒がしさが違って、都度ボリューム調整が必要になりますが、この機能をONにしておくことで、ボリューム操作がほぼ不要になります。
ボリュームの上がり方も急に上がるのではなく、徐々に上がっていて気がつくと聞き取りやすい音量になっています。
外を歩いていて工事現場の横を通り過ぎて少ししたら音量が上がっていることもありますが、そこはご愛嬌ということで。
もう一つ推したい機能が「Auto Play」です。
耳に装着すると自動でSpotifyかEndel(選択式)を再生してくれるという物です。
ただ、GAhackの環境では自動で再生してくれる時もありますが、なかなか自動で再生してくれないんですよね。
この辺はアップデートで改善されていくと思うので、気長に待ちたいと思います。
自動で再生開始してくれると、先の機能と合わさって外でのスマホ操作が必要なくなります。
megさんやRudraさんほどイヤホンを持っていませんが、耳を塞がない系は数種類持っていて、その中での比較になりますが、一番良いですね。
ただ、適材適所といった言葉があるように、LinkBuds Openはオールマイティーではありますが、特化型ではないので注意が必要です。
例えば運動時に使うならShokzの骨伝導式が一番安定します。
外部の音をもっとしっかりと取り込みたい場合はambieなどの耳を挟んで固定するタイプが良いですね。
遅延をしてほしくないゲームをする場合はソニーの有線タイプです。
ノイズキャンセリングイヤホンも良いですが、機能的には成熟し尽くした感もありますし、今後各社オープンイヤーを出してくると思われます。
量販店なんかに行って是非とも色々と体験してみてください。
気に入ったイヤホンがあったら秋の散財を一緒に楽しみましょう♪