プライベートでは常に音楽を聴いていないと生命活動が維持できないタイプの人間、Rudraです。


去る
20222月、SONYより発表されたヒアラブルデバイス……LinkBuds

発表の内容を見た時「あ、これ買うわ」と決め、無事に発売日に到着。

がしかし、一週間後にNreal Airが届いてしまい(記事リンク)、そっちに気を取られていたので遅ればせながらLinkBudsの長期使用レビューとなります。


LinkBudsNreal Airニコイチだと思って買った部分も少なからずあるのですが、想像の15倍(Rudra比)くらいLinkBudsが良い感じだったので単体でも結構使っています。


後半では
LinkBudsNreal Airが結婚した結果をお届けします。

 

まず本体を見ていきましょう。

たまごボーロに小さいドーナッツがくっついたような謎の形状。

装着はこのドーナッツ部分を耳穴に入れ、ボーロ(ハウジング)は耳からちらりと見えている状態になります。

普通のイヤホンでいうところのイヤーピースは存在しませんが、フィットさせるためのウィングが付け替え可能です。

サイズは XS S M L XL の5種類。
これを替えるとフィット感が全く変わってくるので、頼りない見た目にしては八面六臂の活躍をします。

果たしてこんな構造で音はちゃんと聞こえるのか……?

一応視聴して購入に至ったのですが、視聴するまで骨伝導イヤホンとかの音をイメージしていたのでRudraの中ではめちゃくちゃハードル低めで構えていました。
が、実際は「この形状で!?」と言ってしまうような音が出ます。
もちろん形状から察せられるようにかなり音は逃げていきますので、同価格帯のワイヤレスイヤホンと比べてはいけません。

音質のレビューは本題でないのでコンパクトにまとめますが、感覚的には開放型ヘッドホンと近い雰囲気で音が出ています。

ちなみに開放型ヘッドホンはこのようにベント/グリル(穴)があり、ここから盛大に音漏れするような構造のものです。
Linkbudsの場合、周辺の音も普通に聞き取れるうえ、装着してるのを忘れるレベルなので、スピーカーから鳴らしている音を聞くような感覚です(曲を止めてから別のことを始めるとたまに付けているのを忘れます)。

逃げがちな低音も、かなり健闘している方に思えます。


LinkBuds
が気になっている方は、『無限に音楽を聴いてたいけど、周囲の音(声)も100%クリアに聴きたい』とか、『仕事中や作業中に着けっぱなしにしておいて、いざという時にサッと電話に出たい』だったり、周囲とのコミュニケーションや音への注意を疎かにせずとも何かをしたいシチュエーションが多いと思います。

ちなみにRudraの場合は、街歩きとかで無限に音楽聴きつつ周囲の音も聴きたいタイプです。

連れがいればコミュニケーションも取りますし、店員さんに声を掛けられる時にイヤホンのつけ外しや音楽の停止をするのがストレスなので、そのまま会話できるのが嬉しいです。

そういうシチュエーションでの使用を想定しているなら、大いにアリです。


Spotify
Apple Musicと組み合わせれば、常時ディグれるのでオススメです。

逆に「そんなにずっと音楽聴いてたいか?」と思った方は持て余すでしょう。

『熱烈に欲しい!』『要らない……』というのが両極端に分かれそうなデバイスですね。

Rudraが購入前に気にしていたポイントを実際に使ってみた経験をもとに端的にまとめていきます。

Q.片耳だけで使えるの?

A.使えます。Rの充電が無くなったらLを使って、Lの充電が無くなったら……とエンドレスに使えます(ケースを充電する必要もありますが)。


Q.
複数台で使いたいんだけど?

A.同時接続(マルチペアリング)は不可。マルチポイントは対応しているので、Aに繋がっている状態でBから接続すれば良いです。


Q.
外音はどのくらい聞こえるの?

A.着けてないのとほぼ同じくらいに聞こえます。

 逆に言えば、電車内とかは騒音がうるさ過ぎるため、音楽が聴こえないレベル。音量上げれば聴こえますが、音漏れの可能性大。


Q.
音漏れはどのくらい発生するの?

A.数十センチまで近づかないと聴こえないレベル。

 開放型ヘッドホンをイメージしていると、比較にならないくらい音漏れはしません。


Q.
これの上からヘッドホン付けると……?

A.有意義な使い方としては、スマホとLinkBudsで音楽を聴きながらヘッドホンでゲームの音を聞くというのが現実的かつありそうなシチュエーションですね。ゲーム中に音楽聴きたいことって結構あると思いますが、実際ゲーム音も音楽も両方イヤホンで流そうとすると割と面倒だったりしますよね(PCでもフルスクリーン解除を余儀なくされるので、あんまりシームレスではない……)

LinkBudsを付けた上でヘッドホンすればOKなので楽です。


Q.LinkBudsとNreal Airが結婚したらいいと思うんだけどどうなの?
A.最強のながら環境を作りたいなら今すぐ買ってください。

で、Nreal Airと組み合わせると……という件ですが自分で書いてて需要あるんでしょうかこれ。

Nreal Air単体のスピーカーがやや迫力に欠けるため、Nreal Airの弱点を補いつつも外音もしっかり聴けるので、MR(現実とバーチャルの融合)というコンセプトにかなりハマっています。

それと、Nreal Airのスピーカーは結構音漏れが大きいので、Linkbudsの方が音漏れを軽減出来るのも良いんですよね。

Nreal Airのスピーカーは『つる』の部分にあるメッシュ部分です。

ぶっちゃけNreal AirとLinkbudsしていれば食事中ですらコンテンツ消費できるので、一人一人を回ってプレゼンしたいところですが、文字媒体で表すと結構あっさりしちゃいますね。
とにかく現実と仮想のシームレスさが最高で、Nreal Air+Linkbudsで “ながら” でコンテンツ消費できるのが良すぎました。
もう今日はこれだけ覚えて帰ってください。そして布教してください。

特にRudra的に良い具体的なシチュエーションは、宅配に気付けることだったりします。
あらかじめ着荷日が分かってる場合は受け取り日に待機するようにしていますが、イヤホンしていたせいでスルーしてしまったことがあります。
生活必需品も通販で頼んだりするのですが、切らすギリギリになって頼むタイプなので、当日の再配達ができず翌日になってしまったりするとちょっと困ることもあるため、ここは外せない要素です。
まぁ、さすがにNreal Air付けたまま出るとアレですが……。

普段は普通のイヤホンかワイヤレスイヤホン使えばいいと思いますが、
・周辺の音(声)も聞いておきたい
・音質もあまり削ぎ落としたくない
・スピーカーが使えないシチュエーション
とかが揃うと、Linkbudsがいい感じにハマります。
改めてみてみるとニッチな気がしますが、結構そういうシチュエーションはありますよね。……ありますよね?

ちなみにAirpods ProやSONY、Jabraなどの2万円〜以上のワイヤレスイヤホンには大抵外音取り込み*の機能がありますが、Rudra的にはあの感覚が気持ち悪いので体質的にあまり合いませんでした。
*メーカーによって、ヒアスルー、アンビエントモードなど色々な呼び名がありますが、要はイヤホン内蔵のマイクで外の音を拾って聞き取りやすくするモード。

ノイズキャンセルは使うと具合が悪くなる人が一定数いるイメージですが、そっちは子供時代にウォークマンで体験していたので平気というちょっと稀有な体質です。
ちなみに、当時のノイズキャンセル用のイヤホンが「プラグの根元が1mmくらい出っ張っているやつ」というとガジェット好きの方には伝わるでしょうか。所謂香水瓶ウォークマンのちょっと後のSシリーズですね。
いま考えるとなるべくしてガジェット好きになったような…

あとは読書時にクラシックを聴くのがRudraのルーティンですが、Linkbudsなら環境音も聞こえてすごく良いです

ここ数年、赤川次郎と森博嗣と綾辻行人と時雨沢恵一を指名買いしてます。

実は人間って集中するときは案外無音よりは音がある方が良いという研究もありますし、Rudraは実際そうなのですが、音楽だけ聴くよりも、空調の音やタイピングの音があった方が落ち着きます。

スピーカーだと定位置が限られますし、最近は電子書籍が9割ですが、紙媒体を読み返すときはやっぱりページを捲る音が読了感を高めてくれるので、普通のイヤホンをしていると違和感があります。
Linkbudsならそれらも聴きながら作業や読書ができますし、何より付け心地が軽いのもあり、環境音と音楽がシームレスに融合する感覚がなかなかいい感じです。

さて、そんなLinkbudsですが、この手のデバイスは骨伝導イヤホン各種をはじめとし、BOSE Frames(メガネ型スピーカー)に、色々なウェアラブルがありますが、個人的にはLinkbudsがもっともスマートな印象です。

ワイヤレス型と後頭部に回すタイプ。

ブランド不明のスマートグラス。撮影のために1年ぶりくらいに取り出したら加水分解ででろでろだったのでこの後捨てました。

別アングルから。つるの付け根に音量調整、再生ボタンなどのインターフェースがあり、耳にかけるあたりにある出っ張りから音が鳴ります。

 

骨伝導イヤホンは耳の後ろに回すタイプや内耳にひっかけるタイプなど色々ありますが、何しろマスクと相性が悪いのです。

BOSE Framesに関してはマスクとの共存は悪くないのですが、メガネユーザーは普段から付けるには度入りに交換したり、そもそもサングラスなので人によって抵抗があったりと、常用には向かない要素も持っています。

Linkbudsは装着時のスタイルは通常のワイヤレスイヤホンと代わりないため、普段イヤホンをする習慣があれば違和感なく付けられます。

Nreal Air + Linkbudsの組み合わせだと映画、アニメ、ドラマ、Youtubeなどの映像コンテンツの消費に特に向きます。
映像コンテンツというとBluetoothによる遅延が気になるところでしょうが、実運用では殆ど感じない程度です。
音ゲーを除き、リップシンクが気になるライブ映像や映画であっても、多少の遅延で収まっています。

LinkbudsはBluetooth 5.2対応で、コーデックはSBCAACのみ。
AndroidにおいてはGalaxy S8くらいのSnapdragon835世代ではAAC対応していないスマホもありますが、S10Snapdragon855)以降はAACも増えています。
ちなみに、iPhone/iPadではAACでの接続になります(SBCも対応していますが)。

というわけで、いつも以上に文字多めでお送りしてきたLinkbudsのレビュー。
自室だとBTR5+AndromedaやSE846を使っていましたが、最近は音質より利便性に負けてるライト層なので、割とLinkbudsをすんなり受け入れた上に特定シチュエーションで欠かせない存在になってきています。

じゃんぱらでもLinkbudsの在庫も(2022年5月27日現在)用意がありますのでぜひ。
ちなみに今日現在では未使用品を17,800円で販売しています。
中古だとさらに数千円お安くなります。
合わなかったときや、飽きたりしたら買取にもってきてください。

以上、No Music,No LifeなRudraでした。


5/19Linkbudsの後継機、Linkbuds Sが発表されました。

Linkbudsとは。

あ……穴が……塞がってる……だと?

まぁ、事前にリークが色々出ていたので驚きませんでしたが、あのドーナッツに夢を見て予約購入までした身としてはなにやら悲喜こもごもといった様相です。
後継機が出たのでLinkbudsシリーズが早々に打ち切られるということは無くなったわけですが、Rudraのように外音取り込みが肌に合わない体質にはやっぱり物理的な穴が欲しいところ……