一般の携帯電話=ガラケーを中古で売りたいときにはどんなことに注意すればいいのでしょう?今回はガラケーを売る時に注意する点についてまとめます。

「かんたんログイン」などを解除する


mixiなどのSNSや一部のサイトでは、端末の個体識別番号(製造番号)を識別してログインする方式を採用している場合があります。これまで「かんたんログイン」などでログインしていたサービスがあれば、必ず最初に解除しておきましょう。

初期化(リセット)する


次に、端末の初期化(リセット)を行います。買取ショップなどでは初期化をしていない端末は買取ってもらえません。初期化の前にはアドレス帳やメール、画像などの保存しておきたいデータをパソコンやmicroSDカードに移動するなどしてバックアップしておきましょう。

初期化の方法は機種やキャリアによってさまざまですが、一例を挙げると「MENU画面を表示→設定→端末初期化→端末暗証番号を入力して初期化を実行」といった手順で行います。

証番号を初期設定へ戻す


次に端末暗証番号を設定している場合には、これも初期状態に戻します。端末の初期化を行っても暗証番号が初期設定に戻っていないこ とがあるので、必ず確認しておきましょう。「MENU →セキュリティ→暗証番号変更→旧暗証番号を入力→購入当初の暗証番号を入力」という手順で暗証番号を初期のものに変えておく必要があります。

各キャリアの初期設定の暗証番号は次のとおりです。

・docomo=「0」「0」「0」「0」
・au=「1」「2」「3」「4」
・SoftBank=「9」「9」「9」「9」
・Y!mobile(EMOBILE)=「9」「9」「9」「9」
・Y!mobile(Willcom)=「1」「2」「3」「4」または「0」「0」「0」「0」
※機種により初期設定の暗証番号は異なります。

ICアプリを削除(初期化)する


もうひとつ注意が必要なのはICアプリについてです。ICアプリとは端末内に組み込まれているICチップの機能を利用したアプリのことで、代表的なものに「おさいふケータイ」があります。

とくにdocomoの場合は、端末の初期化を行ってもICアプリは削除(初期化)されないことがあります。

削除方法は機種によって異なりますが、「MENU →おサイフケータイ(Osaifu-Keitai) → ICオーナー変更→ ICオーナー初期化」(docomoSTYLE/PRIME/SMART/PROシリーズ以降の場合)といった手順で行います。

この手順を行った結果、「ICカード内に削除できないデータがありました…」と表示されるなどしてICアプリを初期化できなかった場合には、アプリを起動してサービス提供画面を表示し、登録されている情報を削除(アプリを初期化)します。

これらの作業を行ってもなおもICアプリが削除できない場合は、キャリアに問い合わせるか、キャリアのショップに端末を持ち込んでICアプリの初期化を依頼してください。

SIMカードとSDカードを取り外す


最後に、ガラケーを買取に出すときには必ずSIMカード(FOMAカード、auICカード、USIMカードなど)と、外部メモリ(microSDカードなど)を取り出します。

SIMカードは、電話番号を特定するための固有のID番号が記録されたICカードです。外部メモリは、アドレス帳や画像などのデー タを保存しておけるカードです。いずれもバッテリーパックを外したところや、携帯電話のサイドに装着してあるので、これらを抜き取って保存してください。 またすぐに査定ができるよう充電はしておいてください。

ガラケーを買い取りに出すときには以上すべてを行う必要があります。また、オークションに出品したり友人に譲ったりする際にも必要なことなので確実に実行しておきましょう。
じゃんぱらでは、買取販売時にチェックを行っています。初期化方法がわからない等ありましたら店頭までぜひお持込みください。