春めいてきて色々な花が咲いてきたので、休日はカメラ片手にウロウロとしているGAhackです。
さて、いきなりカメラとか言っていますが、今回はカメラではなく充電器のお話です。
ちょっと前までmicroUSB(microB)規格が標準だったガジェット類の充電端子ですが、一気にType-C規格に切り替わってきましたね。
そろそろ普段使いのスマホやガジェット類の端子の切り替えが完了した頃ではないでしょうか。
そこで!皆さんに質問です。
今使っている充電器(コンセントに刺さっている部分)はいつ頃購入した物でしょうか?
普通に使えてしまうので、5年以上昔から使っているとか、iPhone3Gに付いてきた充電器をいまだに使っている!なんて方も居るのではないでしょうか。
充電器なんて変わらないし、問題なく使えているから気にしたこともないという方がほとんどだと思います。
しかし、充電器はその名の通り電気を扱っている機器です。
壊れた場合は、良くて充電をしなくなるだけですが、最悪発火の危険性もあります。
GAhackは概ね3年程度で新しいものに切り替えを行うようにしています。
もしくは、ACアダプタに耳を近づけてジジジっというコイル鳴きが酷くなってきたらダメだと判断することもあります。
ACアダプタには「電解コンデンサ」と呼ばれる電子パーツが必ず使われています。
電解コンデンサの役割は色々ありますが、例えばコンセントに流れてきている交流電流を直流電流にする際に、安定した電流に整える際に使われます。
この電解コンデンサですが、中には電解液と呼ばれるものが封入されており、これが経年劣化や高温により、漏れてしまったり気化してしまうことがあります。
一般的な電解コンデンサは105℃の環境で2000時間を想定して作られているものが多いようです。
寿命を求める計算式もあるのですが、文系のGAhackには理解ができないレベルの計算式でしたのでここでは割愛させてください。
その計算式に当てはめると使用環境にもよりますが、連続使用で2〜4年くらいが寿命になるようです。
寿命についてはこれで理解をしていただけたと思うのですが、「進化」については、充電をするだけだから何も変わらないと思っていますよね?
これは大きな間違いです!!
ちょっと前の急速充電といえば2.4Aで出力できることでした。
しかし、最近では「USB Power Delivery(以下PD)」と呼ばれる規格があり、Type-Cケーブル(C to Cケーブル通称C-Cケーブル)を使うことで最大100Wの出力ができるようになっています。
例えばiPadPro11インチに付属しているACアダプタを見てみると、 5V/3A or 9V/2Aとの記載があります。
※正確には「/」ではなく直流記号(横棒の下に点が3つ)ですが、表記できないため「/」で代用します。
これはつまり、15Wで充電するか、18Wで充電するかというものです。
付属するACとUSBケーブルを使えば最大18WでiPadProを充電してくれるということです。
一昔前の5V/2.4Aだと12Wが最大で、対応できる機種は少なく、5V/1Aの5Wなんてものも多くありました。
さて、なぜ急にACアダプタの話を始めたかというと、ついに決裁が下りてMacbook12インチ(2015年モデル)を購入させてもらえたからです。
2015年モデルなので中古品なのは良いとして、さらにACアダプタなしの本体だけだった為、格安で入手できた物でした。
じゃんぱらでの在庫はこちら
当然ACアダプタがないと使用できないので、何かいいものがないかと探していたところ、クラウドファンディングで最大100W出力できる小型のACアダプタが売られていました。
それがこのSanho社が出している「HYPER JUICE 100W GaN ACアダプタ」です。
このACアダプタの特徴はシリコン半導体の代わりにGaN(窒化ガリウム)を使用していることです。
サイズは名刺くらいなので持ち運びにもちょうど良いサイズです。
端子の数もType-Cが2口とType-Aが2口の合計4口もあり普段使いでもバッチリです。
出力の組み合わせは下記の通りです。
最大100Wは4口合計での出力になるので高出力が必要な端末を使うときは電力不足に注意しましょう。
GaNの特徴としては、シリコン半導体よりも通電性が良く、結果的に電力効率がよくなり発熱が少なくなってます。
その為、従来よりもパーツ数を減らすことができ小型サイズでも大出力を両立させることができます。
当然発熱が少ないということは、先に述べた通り電解コンデンサの寿命の長さにも直結してきます。
GaNを採用したACアダプタはまだまだ高いですが、Appleも今後のACアダプタに採用するとの噂もあるので、これからのスタンダードになってくるものと思われます。
既に、SONYの公式サイトではRAVPowerの製品にVAIOのロゴを入れた薄型のACアダプタが販売されている状況です。
ちなみに、じゃんぱらでもPD対応のACアダプタを扱っており、お手頃価格で入手することができるようになっています。
1つ目は最大18W出力ですが4ポートもあるので、たくさんのガジェットを持っている方におすすめの「ML-PDUS3P36W 急速充電対応AC充電器PD/QC4.0」です。
1ポートがType-Cになっており、これがPD対応のポートです。
これを寝室に1つ置いておけば寝る前の充電が捗るのではないでしょうか。
2つ目は最大65W出力できる「ML-PDUS1PG65WH GaN(窒化ガリウム)採用 PD3.0AC充電器 65W Type-C」です。
充電口数は1つだけになりますが、MacbookPro13インチについている純正の充電器よりもコンパクトで出力もバッチリの持ち運びにピッタリな充電器です。
自宅は純正ACで会社ではコレを使って持ち運ぶ荷物を少なくしちゃいましょう。
充電器を変えたのであれば充電ケーブルも一緒に変えておきませんか?
最近GAhackの記事で度々紹介している「HIDISC HD-UCC3121BK Type-C to Type-Cケーブル」このC-Cケーブルなら今後の充電事情にもバッチリ応えてくれます。
また、iPhone7以降を使っているのであれば「HIDISC HD-LHTCC1WH USB Type-C-Lightningケーブル」C-Lightningケーブルがオススメです。
iPhone11Proに付属している充電ケーブルと同じ形状で急速充電対応なので寝る前の充電を忘れていた時なんかに助かるかもしれません。
せっかく、ACアダプタに詳しくなれたことですし、この機会に今使っているACアダプタの総入れ替えをしてみませんか?
一緒に充電ケーブルも交換することで発火の危険性ともサヨナラをしておきましょう。
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