暑い夏が通り過ぎたと思ったら、朝夕が一気に寒くなり山が色づき始め、紅葉狩りの季節がやってきました。
そんなわけでこの時期は電車やバスなどでチョット遠出をする機会も多いのではないでしょうか。
そこで活躍する耳を塞がないイヤホンとスマホの合わせ技をGAhackが紹介したいと思います。

一人で出かけるのであればイヤホンでもヘッドホンでも好きなものでいいのですが、誰かと一緒に行くときは旅行中の会話も大事ですよね。
そんなときに便利なのが、最近流行り始めているんじゃないかと思う「耳を塞がない」イヤホンです。
GAhackが愛用しているのはambieのBluetooth版(ambie wireless earcuffs)です。

ambieとは
実現不能が、今ここに。新感覚イヤホンambie。
これまでとは次元がちがう音楽体験に耳を疑う。耳をふさがずに音を楽しめる新感覚のイヤホンが誕生です。
もう大事な音や声を聞き逃さない。「聴く」と「聞く」を両立する革新的な音楽ライフがはじまります。
公式より引用
http://ambie.co.jp/soundearcuffs/about/index.html

このイヤホンの一番の特徴は耳に押し込んだり耳を覆ったりせず、耳たぶに装着するというところです。

このおかげで音楽を聴きながらでも、会話をすることができるようになるんです。
耳と音源の間に隙間があるので音質には期待ができなさそうですが、ソニーの音響技術を活かしたドライバーユニットが採用されているため、意外といい音で音楽を聴くことができます。
上記の理由から音漏れが酷いと思われそうですが、ここも結構大丈夫で、電車の中で使う場合はスマホのボリューム読みで1/4まで位なら満員電車や隣に座ったりしない限りは迷惑になることはなさそうです。
ただし、トンネル内やカーブなど走行音が酷いところではイヤホンからの音楽は聞こえなくなると思われます。
静かな部屋では最小から1段上げたくらいで十分聞こえますし、その状態であれば周りに音漏れはしていないようです。
肝心の聴き心地は商店街のBGMを聞きながら歩いているのが感覚として近いでしょうか。

そんな耳を塞がないイヤホンですが、長距離バスや列車(グリーン車や有料特急)なんかでの移動時に最適なんです。
旅行の移動中にすることなんて読書か寝るくらいしか思いつきませんが、このambieのイヤホンを2つ用意して使うことで会話を楽しみつつ動画を見て時間を潰すことができるんです。
とはいえ、今回紹介しているイヤホンはBluetoothなので通常のスマホでは1台しか音声を再生できず2つ用意をしても意味がありません。
そこで登場するのが、GAhackの記事の中で度々登場するGalaxy Note8で、この機種には一対一でしか接続できないBluetoothイヤホンを2台同時に接続してしまう機能があるんです。

その名も「デュアルオーディオ」です。

「設定」→「接続」→「Bluetooth」→右上の「・・・(縦3つ)」を押すと使用することができます。
機能をONにして通常通りambieを2台接続することで同時に音声が再生され映画を楽しみつつ、会話もしながら目的地に到着できます。
※Bluetooth5.0の機能のためBluetooth5.0を搭載のスマホであればできる物もあるようです。

デュアルオーディオ機能がついたスマホを持っていなくても、小道具があれば同じような環境を作ることができます。

それが、Bluetoothトランスミッターです。
中華系の怪しいものから、GAhackもお気に入りのメーカーAnker(Soundsync)までサプライヤー系の会社から多数出ているので、某Amaz○nなんかで「Bluetooth トランスミッター」で検索してみてください。
ここで言うトランスミッターは一対一の接続ではなく、イヤホンジャックから音を取って、その音をBluetoothで2台のイヤホンに飛ばす機器の事です。
トランスミッターを使えば機器は増えてしまいますが、Galaxy Note8と同じ環境を作ることができます。

GAhackはこれを利用し一泊旅行などの大きめのバッグを使う時はFire10と接続して大きな画面で映画を楽しみつつ移動をしています。

今回は旅行に絞って見ましたが、耳を塞がないというのは自宅で使うのにも便利だったりします。
家族とリビングに居るときに一人だけ違うテレビを見たい時なんかは、スマホのフルセグでこっそりと好きなテレビをみつつ、家族の会話にも参加する事ができます。
子育てをしている家であれば、テレビにトランスミッターを接続し、ambieを使うことで、せっかく寝た赤ちゃんを起こすことなく二人で映画と会話を楽しむことができ、赤ちゃんが泣き出した時でもすぐに反応することができます。
我が家は子育て家庭では有りませんが、リビングが仕事場でもあるため、一人が仕事をしているときは極力静かにしておきたいので、イヤホンで音楽を聴いていたりするのですが、不意に声を掛けられたとき反応できず、不穏な空気が流れたことが有りました……。
しかし、ambieを使い始めてからはこの類のトラブルを回避でき夫婦円満に一役買っています。

ここまで読んでみて耳を塞がないイヤホンに興味が出てきたけど、2台も揃えるとなるとそれなりの値段になってしまいますよね。
そこで、じゃんぱらの中古品を探してみてはいかがでしょうか。
ambieは入荷率低めですが、SONYのXperiaEarDuoは入荷することも増えてきているので、同じ耳を塞がないイヤホンとしてこちらも検討してみてください。

ambie
XperiaEarDuo

※道交法により車両運転時に周囲の音を聞こえない状況は禁じられています。
 耳を塞がなくても違反となる場合がありますので、車両運転時の使用は控えましょう。