本日よりライターとして書かせて頂きますRudraと申します。

普段はオーディオ・スマートフォンに目が無い人間ですが、本日はカメラについて書いてみたいと思います。

まだまだ勉強中の身ですので、粗については目を瞑って頂けますと幸いです。

 

去年、elmarさんが広角〜超望遠まで撮れるNikon P900のレビューをされていましたが

僭越ながらわたくしカメラ初心者のRudraが上位機種のNikon P1000(公式HP)をレビューしてみます。

外観から紹介していきましょう。

3000mm相当、光学ズーム125倍という驚異的な数字をたたき出すのは、この長ーいレンズ。

大きめの筐体を持つP1000の重量は1.4kgですが、これに匹敵する一眼カメラ用の超望遠レンズは本体だけで2~3kg、物によっては10kgを超える物まで存在します。

P1000であれば手持ちも可能ですし、取り回しもそこまで苦にはなりません。

ちなみに…Canon EF 1200mm F5.6だと金額も重量も全長も途方もない数字に…。

上記リンク先はCanon Camera Museumへと飛びますが、気になる方はご自身の目でお確かめください。

なお、P1000であればじゃんぱらの中古市場価格は2019/10/25現在で80,000円台中盤となっております(リンク先は当社じゃんぱらのHPですが、在庫がない場合は表示されませんのでご了承ください)。

 

さて、今回このP1000でチャレンジするのは、野鳥撮影です。

P900よりオートフォーカス性能が大幅に向上しているので、野鳥撮影にも大きく寄与してくれるでしょう。

ですが、果たしてカメラ初心者が突然思いつきレベルの覚悟で望遠に挑戦してもちゃんと撮影出来るのだろうか…。

そんな不安と共にやってきましたのは、千葉県習志野市にある谷津(やつ)干潟公園(リンク先はWikipediaです)。

国道357線に面する干潟です。

ちなみに、アクセス時は京葉道路の花輪ICを降りると丁度良いです。

詳細は「谷津干潟自然観察センター」でも確認が可能です(リンク先は公式HPです)。

こちらは谷津干潟にあるレジャー施設です。

残念ながら、月曜日はお休みだったため中にまでは入っていませんが…。

 

干潟を一周するコースがちょうど良いのでしょうか、朝から夜までランニングやサイクリングをされる方々がお見えになります。

見晴らしも非常に良いスポットですので、散歩がてら撮影というのも良いですね。

 

こちらの干潟は国指定谷津鳥獣保護区になっており、ラムサール条約登録地湿地で、野鳥がたくさん来ています。

ですので、その分彼らを保護するためのルールがあります。

谷津干潟自然観察センターHP上にあるルールを一部引用してご紹介します。

※干潟への立ち入り。
※鳥、魚、貝などの生き物の採取。
※野鳥にエサを与えること。
※干潟への物の投げ込み。

一例として以上のようなことが禁止されています。

 

さて…肝心なのは撮影です。

シラサギがいました。

彼らは非常にゆったりと優雅に佇んでいるので、撮影は比較的簡単です。

鳥モードというものもP1000やP900に搭載されていますが、通常のオートで撮影に挑んでいきます。

他の方の邪魔にならないよう、歩道の端に三脚をセットし撮影開始。

ひとまず、目測ですが50メートルほど先にいた手近なシラサギを撮影してみます。

まずまずですね。

首が極端に長く全長が大きめなので、恐らくダイサギだと思われます。

背景と相反する真っ白な鳥なので、画としても良く映えますし焦点も合わせやすく、初心者の私にはいい練習になります。

この後10数枚ほど撮影し、休憩がてらスマートフォンと連携。スマートフォンのアプリはこちら

スマートフォン側からはこのようになっています。

 

リモート撮影や写真の受信が可能になります。

当然P1000にも液晶がありますので、カメラだけでも写真の確認が行えます。

ですが、スマートフォンからであればサイズも大きく高品質な画面で確認できるので、ベストショットを探すのにはスマートフォン連携は便利ですね。

…実はスマートフォン連携を使うのはこの時が初めてでした。

写真の確認をしていた所、ふと干潟に目をやると大量のサギたちが集まっていました。

これは!と思いすぐさまファインダーを覗きこみます。

距離は…先ほどの三倍はあります、150〜200メートル程度でしょうか。

長い首を水面に突っ込み、魚を捕食しています。

こちらは着陸シーン。これは白飛びしがちで出来栄えが良くありませんが、構図は一番気に入っています。

やっぱり鳥は飛んでいる時が一番美しいですね。

ここまでで実は1時間半撮影していて、既に100枚以上撮影していました。

ぎこちないながらもカメラの扱い方がわかってきましたので、ここからは「飛んでいる姿を撮りたい!」という一心でシャッターを切っていました。

なかなか躍動感があります。

体躯が大きく、翼を広げた姿も立派です。

ちなみに、首を傾げているように見えるのは目が横についているため、一点を注視する時はこのように横向きに物を見ます。

水面をじっと見つめ、魚を目で追っている所です。一番左にいるサギの動きがわかりやすいですね。

サギというと、なんだか縁起が良い鳥というイメージがありますが、これほどの群れを見るのは初めてです。…なんだか、ここまで沢山いるとありがたみが薄れるような気もしますが。

離陸の瞬間です。

さすがに水面下の様子までは伺えませんが、恐らくサギたちが立てる水音に反応した魚が一斉に逃げる、それをサギが追いかける、という構図だと思います。

日が暮れてきましたので、谷津干潟での撮影は以上で切り上げました。

彼らの白い姿と夕陽も映えるだろうとは脳裏をよぎりましたが、実は撮影日は9月頭の真夏日。カメラへの熱もそうですが、私自身が先に音を上げるに相成りました。

 

別の日に養老渓谷へ、友人と連れ立ってドライブに行きました(リンク先はWikipediaです)。

養老渓谷は、同じく千葉県の市原市と大多喜町(おおたき)

生憎空模様は曇り一色で、野鳥の姿もほとんど見ませんでしたが、周回コースの終わり付近で…いました。

友人をあまり待たせるのもいけないので、三脚の展開はせず手持ちで撮影に挑みます。

今回の被写体は…アオサギでしょうか?

かなり遠い所にいます。

谷津干潟のサギはお食事タイムだったので非常に活発でしたが、基本的に大型のサギはあまり動きがないので、こちらとしてはありがたいです。

岩の上で休憩するサギを一枚。

前述の通り、友人を待たせていたことに加え、日没が近かったのでのんびりと撮影…という訳には行かず。

残念ながらこの日の撮影はこの一枚のみでした。

 

次はelmarさんの二番煎じですが、月の撮影に挑みます。

満月と、欠けた月をそれぞれ撮影してみました。

P900ではデジタルズームが必要でしたが、P1000では光学ズームのみで画面いっぱいまで寄れます。

しかもこれ、なんと手持ち撮影です。P900から継承した、強力な手ぶれ補正があっての賜物ですね。

 

最後を飾るのは、日本の最たるランドマークであるスカイツリーです。

マニュアル設定でシャッタースピードが4秒、F値5.0です。

お恥ずかしながらISOの設定値に関してはすっかり失念しておりまして、カメラ任せの状態での撮影です。

撮影地は千葉県千葉市中央区のポートタワー(リンク先はWikipediaです)。

ちなみに、ポートタワーからスカイツリーまでは車で高速に乗って35kmです。

勿論、肉眼で見ると…こんな小ささです。

中央からやや左側、ポツンと立っているタワー…この距離だと爪楊枝のようにしか見えませんがスカイツリーです。

ちなみに…お気づきの方もいらっしゃるでしょうが、こちらの写真…P1000で撮影したものではありません。アスペクト比が非常に横長ですからね。

実はこの夜景はスマートフォンで撮影したものです。

この夜景を撮影したスマートフォンの正体については…また次回の機会にお話することにします。

 

以上、本格的なカメラに初めて触るRudraによる作画例でした。

ISOやF値、センサーサイズなどの理屈は分かっていましたが実際触るとなるとやはり理屈だけでは上手くいかないものですね。

カメラについてはまだまだ勉強中の身ですが、今後ともよろしくお願いいたします。

 

さて、今回撮影した写真は、RAWでも保存していますがすべて素のJPGです。

RAWの現像に関しては、当ブログ内にてGAhackさんがスマートフォンでやられている記事がありますので、ぜひご参考ください。

今回、私も先人に倣いましてスマートフォンでトリミングがてら現像してみましたので、最後に数枚ご紹介します。

RAW現像にあたり、弄った数値は実はほとんどLightroomにお任せしています。

ダイサギの写真は自動設定を適用、彩度をやや落とし、水面が映えるように色温度を青寄り(5300K)に変更しました。

スカイツリーの夜景写真は自動設定ではなく露光量を1.11EV程度まで引き上げ、コントラストを高めにしました。そのままですと空が緑がかってしまいますので青みを入れるために色温度は3000K前後に設定しました。

スマホでのRAW現像に関しては、上記のGAhackさんの記事にて動画つきで詳しく解説しておりますので興味がある方は是非。

 

野鳥撮影をしようと思うと、必然的に自然と触れ合う機会が多いですが、休みの日にこうしてカメラと過ごすゆったりとした時間が過ごせるのもいいですよね。

今回はこれで以上となります。

まだまだご紹介したいものが沢山ありますので、次回お見えになった際もぜひぜひお目通しくださいませ。

 

Rudraでした。