2024年も11月に入りようやく涼しい日が続くようになって紅葉も進みましたね。
移りゆく季節を楽しみたいものです。
お久しぶりですelmarです。
今回は令和の世に甦ったフィルムコンパクトカメラ【PENTAX 17】のお話しです。
このカメラは2024年6月に発表されたハーフサイズのフィルムカメラです。
PENTAXのフィルムカメラプロジェクトから生み出されました。
日常的に写真を撮る事のほとんどがスマートフォンで行われている現代において敢えて新たなフィルムカメラを作る事により技術、文化を次世代に伝えていきたいとの想いがあったようです。
2022年に始まったこのプロジェクトを「実現できるのかな」と懐疑的に見ていたelmarではありますがようやく製品の発売が実現した事を素直に祝福したいものです。
elmarは時々、フィルムカメラを使っていますし古今東西の十数台(と思う)フィルムカメラを持っていますので予約開始日に購入をためらったのが運の尽き。
かろうじて予約はできましたが初回出荷には外れたようで【納期未定】となりました。
入荷を待っている期間にハーフサイズでの撮影がしたくなり何台かフィルムカメラを購入してしまったのは後悔していません。
ちなみにハーフサイズとは1960年代にフルサイズ(36mm × 24mm)を縦に2分割(17mm × 24mm)することで1コマで2コマ撮影できるため家計に優しい事が重要でした。
このためフィルムを横送りするカメラであれば縦位置での撮影が基準になります。
ハーフサイズでは画像のようにフルサイズ1コマの短辺を長辺としているためカメラを横位置に構えたとき縦位置での撮影となります。
一部のハーフサイズカメラ(京セラ・SAMRAIなど)はフィルムを縦送りで設計されていてこの場合は横位置が基本となります。
※17mm × 24mmはリコーの呼称であり、OLYMPUS、Canonは18x24mmとしています。
2か月ほど経過したある日、引き渡し可能のメールが届き、ようやく入手できました。
いざ開封の儀!
パッケージは至って普通で現代の基準で作られています。
マニュアル類を取り出すとそこにはIt’s Time for Film! と粋なフィルム時代宣言が!
マニュアルが分厚く見えますが多言語版のためなので決して操作が難しいカメラではありません。
カメラを正面から見たところ。
レンズと光学ファインダーが中央に揃えられていて後述しますがこの形式のカメラとしては扱いやすそうです。
背面にはメモホルダーが設置されていて思わずニンマリ😁
前面の【PENTAX 17】ロゴは刻印、墨入れされています。
このロゴのフォントは中判フィルムカメラPENTAX 645、PENTAX 67と同じものを使用しているとのこと。
グリップはバッテリー室を兼ねており小さめのボディをしっかりとホールドできます。(CR2リチウム電池使用)
中央上部に据えられたブライトフレーム内蔵光学ファインダー。
ファインダー上部はこだわった質感で旧旭光学ロゴまで印刷されています。
搭載されるレンズはHD PENTAX LENS HF 25mm F3.5 /フィルター系40.5mm。
3群3枚構成でPENTAXの名機「ESPIO MINI」のレンズを参考としたそうです。
レンズ基部にはゾーンフォーカスのマークがありファインダーから視認可能です。
反対側には距離目盛もありますので被写体との距離を目安にすることも出来ます。
中央から左右にメートル表示とフィート表示が併記されています。
シャッターボタンは電源ON /OFFスイッチと同軸に配置。
ファインダーの右側にモードダイヤル、左側に露出補正ダイアルがあります。
巻き上げレバーは小さめですが予備角(懐かしい響き)まで起こせば操作は簡単です。
巻き戻しクランクとISO感度設定ダイヤル。
日本ではISO400フィルムがよく使われますが世界的にはISO200が多く使われているようで刻印もそれに準じたものになっています。
カメラ背面にのISO感度設定用指標(画像はISO100に設定されています)
裏蓋は巻き戻しクランクを引き上げると開きます。
二重ロックは無いので撮影途中で開けてしまわないよう注意が必要です。
電池室を兼ねたグリップは指がかりもよく小ぶりなボディをしっかりとホールドできます。
コインなどでグリップを外してCR2リチウム電池を入れます。
付属のストラップはマクロ撮影時に最短撮影距離を測るメジャーとして使用出来ますので必ず付けておきましょう。
ストラップ吊り具は左右にもありますのでネックストラップとの併用も可能です。
ご先祖さまに当たるRicoh Auto Harf E2(1976)とツーショット。
外観はこれくらいにして早速、使っていきましょう!
その前に。。。
CAUTION
フィルムカメラを使った事がない方も増えていると思います。
フィルムを使用する時に大切な事をあらかじめ記載しておきます。
・フィルムを入れたら絶対に裏蓋を開けるな
写っているかな?と裏蓋を開けてはいけません。
フィルムは光が感光剤に当たることによって化学変化が起きそれを現像することによって写真になります。
撮影途中に光を当ててしまうと感光してしまい二度と戻すことが出来ません。
フィルムの世界にUNDOはありません。
全て撮影時に決定されてしまいます。
・フィルムが巻き上げられているか常に確認すべし
フィルム装填に失敗している場合、現像したら何も写っていなかった絶望を味わないよう巻き戻しクランクが巻き上げレバーと一緒に動いているか確認を怠らないようにしましょう。
elmarはカメラ販売店勤務時代に何度も泣き出しそうな顔になったお客様を見ています。
人生の大切な時を残せなかった辛さも悲しさもちょっとした注意で防げます。
フィルム撮影のハードルを上げたくはないのですがデジタルカメラしか触った事のない世代が初めてフィルムカメラを使う事も想定して注意喚起させていただきます。
PENTAXのサイトにもHowToが掲載されていますので参考にしてください。
かんたんに撮影までの手順を説明します。
フィルム装填
①巻き戻しクランクを引き上げて裏蓋を開けます。
②引き上げた巻き戻しクランクはそのままでフィルムをフィルム室に入れます。
③巻き戻しクランクを押し下げて戻します。
④フィルム先端をパトローネから引き出し赤いマークにかかるようにします。
⑤裏蓋を閉じます。
⑥5-6回、空シャッターを切りフィルムカウンターに0が表示されれば撮影できます。
背面にはメモホルダーがあります。
ここには装填したフィルムの種別を判断できるよう箱を切り取って入れておくと便利です。
カラーネガフィルムが一般的ですがモノクロフィルムやカラーリバーサルフィルムもありISO感度も様々あります。
特にハーフサイズカメラは36枚撮りフィルムで72枚撮影ができます。
1本のフィルムに四季が写っていることも昔は多々ありましたので、どのフィルムを入れたか忘れないためにも挟んでおくといいでしょう。
撮影が終わったらフィルムを巻き戻して現像します。
フィルム巻き戻し
フィルムを最後まで使い切るか途中で現像したい時はフィルムの巻き戻しを行い現像所あるいはご自身で現像を行います。
①撮影が終わったら底面のリバースボタンを押し込みます
②巻き戻しクランクを矢印の方向に回転させ巻き戻します。
③クランクを回すトルクが抜け完全に巻き戻せたら裏蓋を開けてフィルムを取り出します
④撮影済のフィルムは速やかに現像を行います。
モノクロフィルムを自家現像していた頃は最後まで巻き戻さずベロを残しておき、反対に折り曲げるなどして撮影済みである事が分かるようにしていました。
現像所に依頼する場合は全て巻き戻しておいた方が無難です。
撮影モード
AUTO:フルオート
初めて撮影する方はこちらのモードがおすすめ。
このモードでは手動で設定したゾーンフォーカスはキャンセルされます。
パンフォーカスに最適なピント位置に自動設定され、フラッシュが自動発光されます。
パンフォーカスとは被写界深度を深く設定し画面全体にピントが合っている(ように見える)状態です。
代表的なものと言えば「写ルンです」に代表されるレンズ付きフィルムの写りを思い出していただければ思います。
P:プログラムAE
日中の屋外であればこちらのモードがお勧め。
明るさに応じて絞り、シャッターが自動設定されるモード。
フラッシュは自動発光しません。
BOKEH:絞り開放優先AE
F3.5の開放絞りに設定されシャッター速度は自動設定されます。
BOKEHは日本語の「ボケ」あるいは「ボケ味」から来ておりピントの合っていないアウトフォーカス部分を評価してきた日本人の感性が世界的に受け入れられている証と考えられます。
夜景:スローシャッターモード
撮影時の明るさに合わせて長時間露光を行うモード。
三脚を併用するのがおすすめ。
B:バルブ
絞りは開放に固定され、シャッターボタンを押している間、露光されます。
星の軌跡など時間の流れを表現する時に活用出来ます。
三脚、レリーズスイッチがあるといいです。
注意すべき点は一眼カメラと違い絞りの操作ができず開放F3.5に固定される点です。
例えば雑踏を消し去るのにF22まで絞り8秒のシャッター速度が適正だった場合、絞りがF3.5になるため1/4秒までしか設定できない事になります。
露光時間を稼ぐためにはNDフィルターなど用意しておくといいでしょう。
純正ケーブルスイッチのほか2.5mmピンジャックのものなら使えるようなのでelmarはROWA製を自己責任で使用しています。
モードダイヤルのオレンジ部分は明るい状況でもフラッシュ発光する日中シンクロモードとフラッシュ発光併用の夜景モードです。
フラッシュのガイドナンバーは6(ISO100)と大光量ではありませんので夜景や屋内の撮影の場合はなるべく好感度のフィルムを入れておくとよいでしょう。
さて、一通り操作方法が分かったので早速、撮影に出かけます。
デジタルカメラに慣れきった身だと撮影してフィルムを巻き上げる操作を忘れがちです。
巻き上げないでシャッターボタンを押すとファインダー横の青ランプが点滅して知らせてくれますし、シャッターも落ちないので安心です。
ただし、フィルムを巻き上げた状態でレンズキャップをしているとシャッターは落ちますので外しておいた方がいいのかもしれません。
ブライトフレーム入り光学ファインダーと言われても何の事か分からない方もいるはずですので実際に覗いた画像を用意しました。
ファインダー像の中に二重の黄色い枠が見えると思います。
内側の枠は近接撮影用で実際はファインダーで見えていないところがあることがわかるでしょうか。これはパララックス(視差)と呼ばれ、光学ファインダーとレンズの場所が異なるため発生します。
PENTAX 17はレンズと同軸にファインダーを配しているため上下方向の補正だけで済みますが左右にオフセットされているカメラの場合はかなり難しい状況になります。
例えばライカM3では距離に合わせてブライトフレームが機械的に動く事によりパララックスを補正していました。
ファインダーに写るものが全て撮影できるわけではないところに新たな驚きが生まれるのもフィルム撮影の醍醐味です。
36枚撮りのKodak ColorPlus 200を装填したので72枚撮影が出来ます。
昔からハーフサイズのカメラには「1本のフィルムに四季が写っている」なんて事も多くありました。
作例の撮影中にも数カ月の時が流れている事をお知らせしておきます。
まずは曼珠沙華が見頃を迎えていた巾着田へ出かけました。
付属のストラップを使って距離を測り最短撮影距離の0.35m付近で撮影。
3群3枚のシンプルな構成のレンズですがボケ方も綺麗で実力はかなりのものです。
ほぼ同じ位置からフラッシュ発光モードで撮影。
ミラーレス一眼のようなTTL測光ではないので背景とのバランスは昔ながらの明暗差が出やすいものですが、晴天下の逆光補正には有効と思われます。
最短撮影距離からう少し離れた約0.5m付近で撮影。
前ボケも自然でこれならBOKEHモードの価値は十二分にあります。
Pモードで全景を抑えます。
カメラを横に構えると縦位置の写真になるのは最初は違和感ありますがすぐに慣れることができました。
簡単な三脚にPENTAX 17を固定して撮影。
夕闇に包まれていく東京スカイツリーの向こう側を航空機が通過していく軌跡を写し込む事ができました。
かつて東京スカイツリーが建設中だった頃、このアングルで撮影していました。
当ブログにも掲載あります。
隅田川沿いの手すりから背景にスカイツリーを入れてみました。
金属の質感もしっかりと表現されているのはさすがに現代のレンズです。
隅田公園をブラブラしながらグラウンド付近でスナップショット。
ネットや路面の直線に歪みが見られません。
どんなシーンでも気兼ねなく撮影できる事はやはり凄い事です。
水元公園での撮影ですが水生植物の葉がモネの睡蓮を想起させます。
印象派の描写とは行かずに現実的な描写ですがデジカメでの撮影とはちょっと違うフィルムらしさがあります。
夕方の光と影。
シャドウ部が潰れず描写されていてフィルムの底力を感じます。
ちょっと意地悪に日陰と逆光の描写を試します。
露出制御は明るい所が飛ばない設定のようで素直です。
本来、こういった撮影ではプラスの露出補正をかけて暗部を潰さないようにするのがいいでしょう。
撮影位置を変えて遮光でメタセコイヤ並木を。
本機は部分測光なので画面中央が基準になります。
斜光があるのでマイナス補正しておいた方がよかった一枚。
歩いていたらコスモスの上で食事中のオオカマキリ(メス)を発見!
フォーカスをマクロモードに設定、ハンドストラップを被写体まで伸ばして距離を測り数枚撮影した中の一枚。
蝶やトンボなど動き回る昆虫の撮影は難しいですが、カマキリや甲虫なら結構撮影できそうです。
余談ですがelmarは幼少の頃から昆虫の中ではカマキリが好きで卵を採集してきては家の中で孵化させてしまった結果、子カマキリが大発生し、母に叱られた記憶があります。
公園のベンチでくつろぐ野良猫さん。
ちょっとピントを外していますが目線はもらえました。
ふと気がつくと草むらの中にも猫がいました。
ピントは1.2m付近に合わせています。
千葉県大網白里にある大好きなラーメン屋さんにて。
自然光を活かした店内でやや暗いのですがテーブルフォトに最適な0.5mに設定して雰囲気の良い一枚になりました。
スポーツカーのリアエンドはグラマラスでいいですね。
ハロウィン前夜の渋谷。
そーっと手持ちでスローシャッターを切ります。
レンズシャッターのため、ブレも少なく撮れています。
スマホで撮影すると全てが明るく写ってしまいそうですがISO200のフィルムではどこか懐かしさを覚える描写になります。
通行止めの赤が印象的です。
街中の広告も最近は非常に明るく、高コントラストになっており明暗差が激しいです。
スマホでの撮影ではこの明暗差は自動補正され見栄え良くなりますがフィルムではそうはいきません。
とはいえ写真としてはこの方がインパクトあっていいように思います。
渋谷駅周辺はあちこちで工事が進んでいます。
工事現場の案内看板を人物に見立てて撮影しました。
雨上がりの郵便ポストにカメラを置いてマクロモードで撮影。
ちょっと視点を変えれば世界に被写体は無数にあります。
晴天ならビシッとパンフォーカスが決まります。
逆光で長く伸びた影が印象的。
フレアやゴーストは少なく万能なレンズと言えるでしょう。
縦位置写真に最適な坂道でのカット。
明暗差が大きいですが敢えて補正なしで撮影しました。
最短距離をストラップで測って撮影。
後ボケもクセなく自然で使いやすいレンズです。
縦位置撮影での流し撮りはなかなか難しいですが挑戦してみました。
背景が想像以上に広い面積を占めるので車全体を入れるより断片として入れルト迫力が増すかも。
夜景モードで露光時間を流し撮りに適した速度になるようにしています。
今年は渋谷でのハロウィンはお休みでした。
例年、片付けや掃除が大変なのでスタッフとしては大歓迎。
カメラをB(バルブ)モードにして長時間露光も試します。
渋谷のスクランブル交差点の雑踏を3秒ほどの露光で残像に変えてみました。
ブレ覚悟ですが手持ちでシャッターを切っています。
ライブ感を狙った一枚で実際の喧騒が静寂に変わるようなイメージです。
小型三脚にPENTAX 17を固定して地面に置き、ノーファインダーで数枚撮った中の一枚。
夜景モードでフラッシュ発光有無を比較。
上のフラッシュありはやはり現場写真のようでドギツさもありこの被写体にはマッチしそうです。
MIYASHITA PARKの飲み屋街。
電球色の照明が良い雰囲気です。
東京ベイエリアの工場を長時間露光。
三脚に据え、4秒の露出をかけていますが絞りがF3.5固定となりますのでこれ以上の時間が設定できないのが少し残念。
湯島天神菊祭りでの撮影。
ゾーンフォーカスを約2m付近に設定しています。
ハーフサイズなら日常のメモとしても手軽に使えそうです。
現像・プリントについて
現在、フィルムの現像は大手カメラ店や街の写真店で受付けてくれます。
昔のようにコンビニでいつでも受付してもらえるわけではないのが辛いところ。
郵送で現像プリントを行うお店もありますのでお住まいの地域で探してみてください。
現像に出す時は必ず「ハーフ判で撮影」した旨を伝えます。
撮影したコマを同時プリントするとかなりの出費になりますのでコストを抑えたい時はスマホ転送やCDーRへの書き込みを依頼出来ます。
ここまでの作例ではハーフサイズの1コマごとに掲載していますが現像所によってはハーフサイズは2コマで1コマでのスマホ転送となる場合があります。
フィルム現像と1コマごとのデータ化をオーダーした場合は一般的に通常のフィルム2本分のスマホ転送料金となりますので注意が必要です。
オーダー前に現像所(ラボ)の対応をよく確認しておきましょう。
≪ハーフサイズ2コマで1コマのスキャン例≫
このようにデータ化されますのでシーンによっては面白い並びになることもあるでしょう。
昨今の原材料高騰や絶対的なユーザーの減少によりフィルム自体の価格も高くなりました。
20年前なら3本パックが買えた価格で1本のフィルムが買えない時代です。
それでも現像だしにカメラ店に行くと若い人がフィルム現像を依頼している場面にも度々、遭遇します。
デジタルカメラ、スマートフォンでの撮影は確かにすぐに結果が出ますしSNSで共有も可能です。
フィルムで撮影すると結果は現像するまで分かりません。
装填を失敗していたら1枚も撮影できていない事もありえます。
それでもフィルム世代が郷愁を感じて使う以上に初めて体験する方が遥かに面白いはずです。
その点においてはいつでも新たな発見と失敗ができるフィルムカメラはとても面白い選択だと思います。
この辺りのアナログメディアの復権についてはアナログレコードやカセットテープが若い世代にも支持されているのも便利になりすぎた時代と人の感性のギャップがそうさせるのかもしれません。
PENTAX 17はハーフサイズフォーマットを採用することによりカメラのサイズを抑え、ランニングコストも抑えられる楽しいカメラだと思います。
個人的には絞り優先AEとマニュアルモードが欲しいところですが次のプロジェクトに期待しましょう。
以上、elmarがお送りました。