皆様、おはこんばんちわ(・ω・)ノ
今回で5回目の投稿となるmegでございます。
ようやく猛暑と呼べる暑さも少しなりを潜め始めた昨今ですが、いかがお過ごしでしょうか?
それでもまだまだ暑い日は続きそうなので、体調にはお気をつけください。
さて、今回のネタですが久々にカメラネタでございます。
先日、Fujifilm X-Pro2向けに配信された新ファームver5.0.0のご紹介と共に今回はカラーとモノクロについてつらつらと書かせていただこうと思っております(*´∀`)
まずは、新ファームver5.0.0についてですね。
今回のファームの簡易一覧↓
・像面位相差AF性能の向上
・フリッカー低減機能追加
・フォルダ選択・フォルダ作成機能追加
・撮影モード時の情報表示内容の拡大表示とカスタマイズ設定
この4点となります。
■AF性能向上について
AF速度の向上は何より歓迎したいブラッシュアップですね。
ver3.1、ver4.0にて少しずつ向上されてきていますが、今回はAFアルゴリズムを一新してきており、激しく動く動体撮影において威力を発揮してくれます。
■フリッカー低減
そういえばこの機能なかったですね…(;・ω・)
ミラーレスやコンデジなど、主にLCDやEVF撮影をするカメラにとってはあると非常に助かる機能の1つです。
屋内撮影などをする際に照明がチカチカしてしまう現象を抑えてくれるのがこの機能です。
一眼レフに近づけてくれる機能の1つなので、なるべく肉眼に近づけたいという方はぜひONにしましょう(・ω・)b
ただし、EVFという特性上激的な変化はしないので、そこはご留意ください。
■フォルダ選択・フォルダ作成機能追加
今回のファームで個人的に非常に嬉しかった機能の1つ。
通常、フォルダ作成はDCIM直下に日付フォルダなどでソートされることがほとんどです。
この機能の良さは簡易GPSとして、撮影レンズ毎にソートして、などの用途に合わせて選択できる利便性。
RAW現像するにしても、パッと見でソートされているのはありがたみを感じられますね。
■情報表示の変更とカスタマイズ
個人的にはこれが今回の目玉かな、と思っています。
X-Pro2オーナー様はご周知かと思いますが、OVF/EVFで運用する際にファインダー内の情報表示が非常に小さいのがたまにキズです。
今回のファームによりその表示させたい項目を拡大表示させることができるようになりました。
特に露出補正の表示が豆粒といって差し支えないほど小さかったのです・・・。
利便性が確実に上がるファームウェアになっていますので、まだ適用されていない方はアップデートしてみてはいかがでしょうか。
最新ファームver5.0.0のダウンロードはこちらから。
※新フィルムシミュレーション「ETERNA」の追加はないようですorz
さて、前置きはこのくらいにさせていただきまして、今回のネタを始めさせていただきます。
皆様は写真撮影をする時、カメラ内蔵のフィルターを使ったことはありますか?
昨今は各メーカーから各種フィルターが充実してきていますので、機能としてあるのはご周知かと思います。
megの現在の愛機は「Fujifilm X-Pro2」です。
Fujifilmのカラーフィルター(フィルムシミュレーション)は非常に充実しており、カラー/モノクロで全15種ものフィルターが存在します。
さらにその各フィルターは、自分でハイライトトーンやシャドートーン、コントラストなどの強弱を自分でカスタマイズ可能です。
自分好みの設定ができるため仕上がりは千差万別、もちろんデフォルト設定の完成度も高いのでそのまま使用するのも十分選択肢としてあります。
Fujifilmの各シミュレーションや設定については、過去ブログでも触れていますので機会があればご参照くださいm(_ _)m
今回は大別してカラーで撮影するか、モノクロで撮影するかといった部分に焦点を当てていきますが、基本的にモノクロのススメとなります。
ただし、megがモノクロ撮影超上手いとか、マイスターであるとかいうわけではありません。
単純にモノクロ撮影も面白いのですよ!!というところを知ってもらいたい、というのが本題となっていますのでご了承くださいm(_ _)m
まず、モノクロ撮影の作例をご覧ください。
この時の使用機材は、Leica M Monochrome + Voigtlander NOKTON 50mm F1.5 Vintage Line Asperical VM です。
モノクロ撮影というのは、カラー撮影と比べて色で「魅せる」ということがし辛いため、個人的には被写体や撮影状況をやや選ぶ撮影方法だと感じます。
モノクロは色情報は「白」と「黒」と「無限のグレー」の3点となるので、渋く仕上がりやすい、作例の色情報を単純化することで撮影意図を伝えやすい、などの利点があります。
ただし、モノクロのコントラスト(強調と階調)は光源に非常に左右されるため、その点は難しい点として挙げられ、また面白いところでしょう。
それでは、どんな被写体ならモノクロは映えるのでしょうか。
個人的な主観が含まれていますので、参考程度にしていただけると幸いです。
被写体別/カラー別の作例をいくつかご用意したので見てみましょう。
使用機材:Fujifilm X-Pro2 + CarlZeiss Touit 32mm F1.8 (+ Fujifilm XF 14mm F2.8 R)
■ネイチャー(植物系)
有植物系は色とりどりであることが多く、カラーだからこそ映えるというところが大きく出てしまいがちです。
あえて、という選択肢も悪くはありませんが、モノクロを活かすなら閑散とした空気を演出できる冬場がよいかもしれません。
■無機物系
無機物、特にスナップのような何気なく撮影すると何を見せたいか、というフォーカスが定まりにくいことも多いと思います。
コントラストを上げると被写体の存在感が出しやすいので、こういった被写体であればカラー、モノクロどちらも適している、といえるでしょう。
■風景
空がメインの風景が被写体であれば、何を撮りたいか、何を見せたいか、で自ずとカラーかモノクロかが決まると思います。
「青」空を撮りたい(カラー)なのか、「雲」をメインに白と黒で雲の質感を撮りたい(モノクロ)なのかといった具合でしょうか。
ただ、露出オーバー気味に撮影しないなら、モノクロはやや重い印象になるので曇天や雨天のような状況なら、印象が付けやすいモノクロの方が有利かもしれません。
■夜景(イルミネーション)
※この作例のみ別カメラ(RICOH GR)にて撮影しています。
もう少しで時季になってきますが、夜景(イルミネーション)ではほぼ一択でカラーではないでしょうか。
煌びやかな情景を撮影する目的があってこそのイルミネーションですから、わざわざモノクロを選択する意味は薄いと一般的にはいえます。
ただし、実際の色に左右されず、明暗で住み分けがしやすいともいえるので、あえてやってみるのも面白いかもしれませんね。
■スナップ系
スナップにおいては、カラーか、モノクロかというのは好みと言えるでしょう。
1番目の構図で目線を誘導するような作例では、全体的に印象が締めやすいモノクロは向いているといえると思います。
2番目の広角レンズなどを用いた景色全体を解像させたい状況などではカラーの方が魅せる画となり得るかもしれません。
さて、いかがだったでしょうか。
カラーフィルターの何を適用するかだけでも写真の表情はガラリと変わりますが、モノクロ撮影においても適用するフィルターや各設定値を変化させることで大きく表情を変えることが可能です。
カラーフィルターのみの変化だと「うーん・・・」という場合でも、モノクロフィルターならばハマる表情を出せるかもしれません。
撮影している途中でそんなに頻繁に設定を変えられないかもしれませんが、あまり使ったことがなければ、新たな選択肢の1つとしてぜひお試しください♪(*´∀`)b
以上、megがお送りいたしましたm(_ _)m