皆様、おはこんばんちわ(*・∀・*)ノ
イヤホンはワイヤードこそ至高、と普段から息巻いているmegです。

 

ちなみに今回のネタですが、イヤホンです…TWSなんですがね(;・ω・)エッ
※TWS = True Wireless Stereo(完全ワイヤレスイヤホン)

 

いや、違うんです!
なんか面白い!意外に良い!と感じてしまうとすぐ手が出るこの手が悪いのです…。

 

例えば、こんな風に撮影するとどう見たってzippoライターですよ、これ。
megなんてチョロいですから、こんなネタ思いついただけで手が伸びてしまいます(苦笑

 

さて、冒頭ネタはほどほどに本題に入っていきましょう。

 

■Klipcsh T5 TRUE WIRELESS

 

■ケース外観
特筆すべきは、やはりこのケース!
外装はガチ金属です。
故にモバイルとは思えないほどに重いですが、ケース含めたシステムはAirPodsほどではないにしろコンパクト。

 

■AirPods Proの重量
本体込みで56g程度。

 

■T5 TRUE WIRELESS
本体込みで105g程度。
重量級どころかK点越えしていますが、金属だし仕方ないよね・・・( ゚ω゚

 

イヤホン本体
ケースに目が行きがちですが、イヤホン本体もお洒落です。
基本カラーはベーシックなブラックですが、メーカー銘をブロンズ印字することでワンポインカラーとして映えますね。
ちょっと派手な形相ともいえますが、耳に付けるとそうでもありません。
ちなみに、数量限定でブラックだけのT5も存在します。
シックに決めるならそっちも選択肢です( ̄ー ̄*)

 

■装着感
megの耳にはフィットしていますが、イヤーチップから長いカナルを耳奥まで入れて遮音を得る構造であるため、耳の形どうこうより単純に苦手な方もいらっしゃるかもしれませんね。
ハウジング全体の作りは、万人の耳に合いそうな形を目指したというよりは大型ドライバーのために結果ハウジングが大きくなってしまった、という印象です。
イヤーチップのみで遮音性を得るようなイヤホンであるため、そういう意味では潔いでしょうか。
特許オーバルイヤーチップへの絶対的な自信が窺えます。
megの耳には非常に収まりが良くて、ノイズキャンセリング機能がない本機でも遮音性に優れているので、わりとノイズキャンセリング要らずだったりします。
ただ困った部分として、イヤーチップが専用アタッチメントと一体化しているところ。
AirPods Proもそうですが、他社イヤーチップでの微調整を許容しない作りになっています。
気に入っても用意されているイヤーチップで満足なフィット感が得られないと選択肢から外れてしまうのは少々残念ではあります。
それでも楕円形のオーバルイヤーチップは、他の多くのイヤーチップと比べると
耳にフィットしやすく、外れにくいためそうなり辛いとは思います。

 

■音質
懐の深いどっしりとしたサウンド、というのが第一印象。
TWS系の例に漏れず、低音が若干強いですがズンズンと押してくるサウンドだけではなく、その響きが横にフワッと広がっていくのが印象的です。
高音は低音と比べると控えめ、楽曲次第ですが耳に刺さらないギリギリのところを鳴るものの、女性ボーカルのサ行刺さりはそれなりに発生します。
また、高音の打ち込みは非常に苦手な側面があり、トランス系は総じて苦手かな、と感じました。
男性ボーカルなどの中音域に集中するほどT5らしさを実感できるのではないでしょうか。
ちなみに少し前にレビューしたSONY WF-1000XM3の方が鳴らせる限界は高いようにmeg的には思います。
安定感ではT5が勝る印象でしょうか。
限界域での音が良いか悪いか、という話は置いておいて、音域という観点ではT5は一歩劣るかもしれないものの、十二分に満足できるサウンドではないかな、と。
自分が出来る事を着実にこなすような安定感で音楽に浸らせてくれる、そこがT5の一番の良さかな、と思います。

 

 

■実際に聴いてみた
今回も使用したアニメソング。
やはりこのアルバムの楽曲達はイヤホンテストに良い意味でも悪い意味でも最適ですね。
基本的に女性特有の高いキーで通して歌われ、さらに情報量も多いため、T5においては苦渋を飲まされる結果になってしまいました・・・(´・ω・`)
前述しておりますが、全体的に高音域のオンパレードのような楽曲だと表現しきるのは難しいようですね。
とはいえ、善戦したほうではないかな、と。

 

別の女性アーティストも視聴してみました。
皆様ご存じ「鬼滅の刃」のOP、LiSA自体も高いキーで歌いますが、こちらはどうでしょうか。
メロ部は安定感があったものの、LiSAのサビにはやはり耐え得るのは難しいようですね・・・。
高音域でメロディ周りが構成されるとどうしても厳しい戦いとなってしまいます。

 

それならば!ということで今度は「鬼滅の刃」のEPで勝負?してみましょう。
こちらもキー自体は高いものの、前の2曲ほどを高音域の暴力は少ないほうです。
これくらいまで高音域の情報量を減らすと安定感が出てきます。
サビでは若干苦しくなっていきますが、キー割れが多発することもなく前2曲と比べれば十分聴けます。

 

もう少しだけ中音域に寄せてみましょう。
Ariana Grandeでたぶん、おそらく耳に馴染んでるであろうPianoを視聴に選んでみました。
情報量が減ってくるとだんだんと本来のT5の良さを実感できるようです。
ボーカルは全体的に崩れることも少なく、左右の打ち込みやコーラスを気持ちよく奏でてくれています。

 

男性ボーカルはどうでしょうか。
米津玄師自体、曲によっては高いキーを使うことはあるものの、Lemonは中音域が主体、サビ部のみボーカルが高音域に寄りますが、比較的男性ボーカルとの相性は◎。
どちらかいえば、男性ボーカルを聴くのに適したイヤホンと言えるのかも・・・?

 

SQUARE ENIXのFINAL FANTASY VII Remakeの発売も近いですし、せっかくなのでオーケストラアレンジを引き合いに出してみました。
そうしてみると意外?にもボーカルの入らない曲との相性が非常に良いです。
破綻してしまうような部分がなく、持ち前の安定感で楽曲を楽しむことができました。
ただし、宿命として高級イヤホンで聴くようなしっかりとした定位を実感するのはやや難しいですね。
これはワイヤレスの宿命のようにも思いますが、空間を感じるまでが限界かもしれません。

 

ここからは完全に趣味の楽曲ですが、もう少し視聴レビューは続きます。
ヨルシカの楽曲は女性ボーカルにしては、高いキーでイヤホンを虐めてきません(苦笑)
しっかり女性キーではありますが、印象的なのはアコースティックギターやピアノでしょうか。
様々な楽器が鳴り響くのを再現するのは難しくても、ある楽器のソロを鳴らすのは非常に得意なように思えました。
ピアノならば高いキーでもしっかりと再現し、横に広がるような音質特性とマッチしていてヨルシカ専用のワイヤレス機として使っても良いかもしれません(笑)

 

皆さんは「キャロル&チューズデイ」ってアニメ知ってますか?
有名なカウボーイビバップの制作陣が手掛けた2019年の作品です。
もうとにかく楽曲が良き、です。エモいってやつですよ( ̄ー+ ̄)←30代
冗談はさておき、マクロスのあの2人違って、高音域で攻め続けないのでT5も気持ちよく鳴らせるようです。
ちなみにこちらも2人でハモる楽曲がほとんどですが、語り弾きのような楽曲達は一聴の価値ありです。

 

同アニメの楽曲からもう1曲ご紹介。
ボーカル・アコースティックギター・ピアノのみという非常にシンプルな楽曲です。
ヨルシカで推察した通り、シンプルであればあるほど相性は良いのかも、と感じられます。
サビではハモる側は高音域に非常に寄っていきますが、これくらいならばしっかりと奏でてくれます。
あと、完全に趣味ですがアコースティックギターのカッティング音が素晴らしく心地良いです。

 

さて、いかがだったでしょうか?
今回のレビューはかなり厳しく書きましたが、普段から文字通りイヤホンを使い回しているmegとしてはわりと好きなサウンドでした。
どうやってもワイヤードに勝る、ということはないのですが、満足できないのかと言われると否です。
やはり、ワイヤレスという利便性は捨てきれません。
ワイヤードでもそうですが、自分の中のよく聴くジャンルに合わせて使い分けるというのは楽しいものです。
どんなジャンルでもオールマイティーな機種があればいいですが、そんなものはそうそう存在しません。
アーティスト毎に最善のイヤホンを買いましょう!ってことでもないですが、自分に合う、あるいは満足できるイヤホンというのは十人十色。
皆様も自分好みのイヤホンを探してみてはいかがでしょうか?

 

 

以上、megがお送り致しましたm(_ _)m