投稿順番の変更が入りしばらくぶりのGAhackです。
本年1回目の内容はChromebookについてです。
2025年10月にWindows10のサポートが終了するため買い替えを急いでいる方も多いはずです。
ただ、Windowsで何をするかって言うと基本Chromeを開いてのブラウジングだと思うんですよね。
もしくはZOOMとかのビデオ会議でしょうか。
そこでオススメしたいのが安価なChromebookです。

Chromebookが安価な理由ですが、やはりOSが軽量であることですね。
軽量であればその分CPUやメモリの要求スペックが低くなります。
過去にChromeOS Flexを適当なPCにインストールすることをやっていましたが、ブラウザを使う作業メインであれば問題がないことをご理解いただいているかと思います。
(テレビを導入するまではdアニメ再生機として大活躍してくれました。)
ちなみに、2019年以降発売のChromebookであれば一部のAndroidアプリも使えるのでZOOMなども使えてより運用の幅を広げられます。
※Googleによれば2019年以降のモデルとのことですが、古めのChromebook購入時はPlayストアに対応しているか確認しておきましょう。

GoogleがGoogle Playストア公式対応を明言している機種一覧は↓
https://sites.google.com/a/chromium.org/dev/chromium-os/chrome-os-systems-supporting-android-apps


今回GAhackが購入したのはソフトバンクのLenovo 14e Chromebook Gen 3です。
2023年12月に発売したばかりの機種です。
この機種の一番の売りは5G通信対応でしょう。
先にも書いた通りOSが軽量なので電源ボタンを押してすぐに使い始めることができます。
カフェなどで無料Wi-Fiの設定なしでブラウジングができるのはかなりのメリットですね。
通常だとSSIDやパスワードが書かれた掲示物を探して入力してと使い始めるまでにカップラーメンが出来上がってしまうくらい時間がかかります。
もしくはスマホでのテザリングもありますが、この場合でもスマホの操作をしてテザリング機能をONにする作業が発生してしまいます。
この辺りのことを考えるとChromebook単体でデータ通信ができるメリットはかなり大きいですね。

気になるスペックですが下記の表のとおりです。
※公式ページから抜粋

画面サイズ 約14インチ
解像度 1920×1080(FHD)
表示方式 TFT
タッチパネル 非対応
重さ 約1450g
バッテリー駆動時間 約12.7時間
無線 4G・5G / Wi-Fi6 / Bluetooth5.2
CPU intel N100
ストレージ 64GB eMMC
メモリ 4GB
外部メモリ 非対応
カメラ 100万画素
防水/防塵 非対応/非対応
耐衝撃 MIL-STD-810H(Vibration、Shock)

ここからは外観と合わせて紹介していこうと思います。

まずは画面ですね。
14インチ液晶でFHDなので、文字がクッキリはっきりで見やすいですね。
ただ、表示方式がTFTとしか書かれておらず、TN・VA・IPSのいずれなのか不明です。
本家Lenovoでも同名のアップグレード版のような機種が販売されており、そちらはIPSと明記されているんですけどね。
視野角の悪さからおそらくTN型かな?と思われますが、調べるすべがないので明言できない部分です。

書いた通り視野角はかなり悪いです。
少し角度を変えると見えづらくなります。
角度さえ合っていれば画面はしっかりと見えるので、通常使用では気になることはないかなと思われます。

写真だとしっかり見えますが、目視だと白っぽく見えます。

外で使う場合は自然と「のぞき見防止」機能として機能するので、セキュリティ面もバッチリ?ですね。
ちなみに、動画再生をして正面から見ている限りは問題はないですし、スピーカーもステレオでいい仕事をしてます。

パームレスト部分に「WAVES MaxxAudio」と書かれているので、音にはこだわっているようですね。

CPUですがintel N100が搭載されていておなじみのCeleronの系譜ですね。
ただ、スペックは名前を変えたことから分かる通り全くの別物になっています。

Celeronとは違うのだよCeleronとは!

世間の評価を見る限り8世代i5と同等に戦えるCPUのようです。
それだけの性能があればChromeOSなんてサクサク動いて当たり前です。
強いて弱点を挙げるとすればメモリが4GBということでしょうか。
一つの業務をするのであれば気にならないのですが、HD画質でYouTubeをバックグラウンドで再生しながらタブを8個くらい開くとちょっと重さを感じます。
まぁ、なかなか発生しない状況だと思うので、通常で使う上では全く問題を感じません。
タブをたくさん開いて使いたい場合はメモリが8GB以上あるモデルを選択すると幸せになれると思います。

ストレージは64GBで少なく感じますが、ChromeOSの設計上基本的に作成したデータはGoogle Driveに保存することになっています。
タッチパネル非搭載のこの機種でAndroidのゲームをたくさん入れて遊ぼうとは思えないので、必要十分な容量になっています。
逆に言えばタッチパネル搭載かつハイエンドCPU搭載の機種を選ぶのであればストレージがSATA接続 or NVMe接続で128GB以上のモデルを選んでおけば困ることはないでしょう。
ただ、通常で使用する上ではeMMCの64GBでも遅いとか容量が足りないと感じる場面はありません。

※この記事を書いているタイミングでGoogleからハイエンド志向のChromebook Plusが発表されましたね。
タブレットの代わりとしても使いたい場合はそちらを選ぶのもありだと思います。


大多数の人が気にしない入力装置としてのキーボードですが、結構まともな配列になっています。

多少右側がつまり気味ですが、矢印キーは全て独立していますし、左右矢印の上に変なキーもなく空白地帯となっています。
これだけで誤入力がかなり減るんですよね。
ちょっと気になる点としては、全体的にキーボードが右よりという部分でしょうか。

おそらくChromebookの標準キーに準じているんだとは思うんですが、一番左のキーが大きく、いつものホームポジションで入力しようとすると◉キー(ランチャーキー)を押してしまうことがあるんです。
ただ、これに関しては慣れてしまえば誤入力もなくなってきたので、問題としては小さいですね。

キーストロークですが、しっかりと押し感と反発があり入力による疲れは少なくなっています。
入力の音はチョット大きいですが、メカニカルキーのようにカチカチなるわけでもないので外で使う場合でも許容範囲かと思われます。

端子周りについても書いておかないとですね。

右側にはケンジントンロック・HDMI端子・USB3.2Gen1(タイプA)

左側にはUSB3.2Gen2 Type-C・USB3.2Gen1(タイプA)・イヤホンジャック
Type-Cポートは充電と兼用です。
で、このType-Cポートですが、なんと外部出力ができるんです!
しかも、タッチパネル対応のモバイルモニターを使えば、そちら側で普通にタッチパネルが使える素敵仕様。
充電ポートが潰れてしまうので、モニターから給電する機能がないと長時間の使用は難しいですが、これは中々嬉しいポイントです。
最近はTyep-Cケーブル1本で映像入力ができる据え置きタイプの液晶ディスプレイも増えてきているので中々活躍できそうですね。


最後に外観ですが、天板は金属でChromebookにしては高級感があります。
その他の場所はプラスチックですが、MIL-STD-810H規格準拠を謳うだけあって、堅牢性を高めるためか結構しっかりした作りになっています。
その分多少重たくはありますが、14インチで1.4kgなら悪くはないでしょう。
(M1 MacbookAirで約1.3kg)

最初の方で視野角は狭いと書きましたが、この液晶180°に開くんです。
視野角の兼ね合いで使用時に開くメリットはないですが、このあたりも不意に開きすぎてヒンジを破損させる可能性が減るので堅牢性に関わる部分なんでしょうね。


外観関係はこれくらいで、この機種最大の売りである5G通信についてです。
が、残念ながらGAhackの環境では何故か5Gを掴まず4G通信しかできませんでした。
5Gが使えない問題は追々解決するとして、ファミレスなどで注文品が届くまでの間にサッと開いて作業の続きができるのは快適ですね。
通常であれば、注文したあとで無料Wi-Fiを探してPWを入れたりしているうちに時間が過ぎて、調子が出てきたあたりで注文品が届いて集中力がリセットされてしまいがちです。
ちょっとしたタイミングで開いてすぐに作業を進めることができる環境って大事ですね。

今回購入したChromebookは定価7万円くらいするんですが、これはSoftBankからの販売で且つ、5G通信に対応しているからです。
もし4G/5G通信を付けなければ、このスペックであれば4万円台のモデルでしょう。
つまり、4万円台のChromebookを購入することで快適に使えるというわけです。
じゃんぱらで中古品を購入するのであれば概ね3万円前後くらいのモデルを選択することで十分実用に堪えることができるはずです。
1万円くらいのモデルになるとYouTubeでHD動画を再生するのはチョット難しくなってくるかもしれません。

というわけでエンタメ(ブラウザ)利用がメインでOSサポートが原因で買い替えを考えているのであればChromebookは最適解になります。
Windows10をサポート終了まで使い倒して、そこから先はFlex OSをインストールして延命することも選択肢の一つではありますが、Androidアプリが使えるのはメリットになるはずなので、ぜひ買い替えも検討してみてください。

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