皆様、おはこんばんちわ。
どうも、megです。
今回は以前レビューした高すぎるイヤーチップの亜種?が4/1に発売されたので、早速レビューしたいと思います!
やはり止まらないイヤーチップ沼…。
さて、以前レビューした
ですが、こちらは皆さまご存じでしょうか。
今回レビューするのがこちらの亜種なので簡単におさらいしていきましょう。
商品としては
「金属コアがイヤーチップのチューブ内に内蔵され、音質向上をはかる」
というのが一番のセールスポイントとなっています。
イヤホンに接続するチューブ部分は通常シリコンとなっていますが、COREIRは金属の丸環がはめ込まれています。
そんなんで音質変わるの?
いやいや、これによる影響は想定外に大きく、リケーブルとまでは行かずとも、音質を大きく向上させてくれるツールとなっているのです。
詳しいレビューは以下リンクからレビュー記事からどうぞ。
ちなみに最初のモデルは金属コアにBRASS(真鍮)を使ったものとなっています。
向上効果としては、主に高音の伸びが良くなり限界値を引き上げてくれるような効果が得られました。
シリコンに金属を入れただけでここまで変わるっ!となっただけに、リケーブルは高いけど…これなら、ってユーザーも少なからずいたのではないでしょうか。
さてさて、そんな次モデルが今回のレビュー対象です。
今回は金属コアにAL ALLOY(アルミ)を使用したモデルとなりました。
どんな音をしてくれるのでしょうか…。
わたし、気になります!!
まずは商品外観をご紹介します、といってもほとんど変わりませんが(笑)
相変わらずイヤーチップとは思えない高そうな感じです(4000円)
ちなみに↓が前回ご紹介したBRASS版、ほとんど変わらないですな(笑)
ここが例の金属丸環、チューブ内にビルトインされてるのが今回はアルミってことなんですね。
比較してみるとコアの色が違います。
アルミは黒、真鍮は銀という感じです。
レビューについては、前回同様final E5000くんが続投です。
比較検証ですしね。
特に代わり映えしないですが、装着してみました。
早速聴いてみましょうか!
meg試聴中…
!!
ほうほう!!
これはたしかにちょっとBRASSとは違いますね!
以前BRASSで聴いてみた楽曲でそれぞれ比べてみました。
イヤーチップのみの差異ですが、思った以上に違いありますね。
BRASSの時はyamaのボーカル高音域の伸び、クリアさが非常に目立ちましたが、AL ALLOYにするとフォーカスする、いや強調される部分が変わる印象です。
具体的には中音域の強調が目立つようになります。
見通しの良い抜けのいい響きから、下から響く低音偏重特有の重々しいたゆたう響きです。
そのため、楽器の響きがこちらは軽すぎず、粘りのある余韻から色気すら感じます。
これはこれで…(*´∀`)イイ
高いキーが続くボーカルオンでは、BRASSにやや軍配が上がるでしょうか。
中音域側にフォーカスしているため、ピーク時のキレがAL ALLOYは比較的抑えめです。
勘違いしてほしくないのは高音域は出ていないわけではなく、中音域主張が強くなっているので相対的にそう聴こえる、というところです。
そこはご安心ください!!
結果、俗に言うところカマボコ形の音質傾向に似ており、非常に聴きやすく、リスニング向きになるのが面白いですね。
聴いてるのアイドルですよ?(笑)
アコギが良すぎてニヤけます。
アコギが良すぎてニヤけます!!
抜け、という観点からは、たしかにBRASSの方がいい…いいんですがmeg的はAL ALLOYの方が好みです。
これは甲乙付けがたい…。
あいみょん聴くためのセットかよ、と思うほどちょうどいいバランスです。
せっかくなのでもう少し別の楽曲も聴いてみましょう。
色々聴いていると、男性ボーカルとの相性のほうがどちらかというといいですね。
そして、出来得る限りシンプルな曲調のほうがよいでしょうか。
この 馬と鹿 なんて正にそうです。
同アーティストでいうならば Nighthawks などは相性良いですが、KICK BACK などの音攻めみたいな曲調再現性はAL ALLOYは比較的苦手と感じます。
元々、Final E5000は解像度の高いフラットなサウンドがウリとなっているイヤホンかと思います。
音を粒で出すE5000ですが、AL ALLOYはその粒を大きくするようなイメージのため、良く言えば迫力のあるサウンド、悪く言えば音が塊で出るような傾向とかなり似ているため、繊細な再現性や分離を求められてしまうとかなり取っ散らかります。
解像度の高いE4000みたいに感じます(笑)
一長一短ということでしょうね。
Aimerは中音域に声色が寄っていることから相性はいいといえます。
ただし、Aimerも男性ボーカルほどではないですが、少々曲選がいるでしょうか。
例に挙げた 六等星の夜 や 花鳥風月 といったシンプルな曲調においては、相性は抜群に良いです。
が、insane dream や Brave Shine、LAST STARDUSTなどの曲の場合、サビに入ると苦手な感じが見え隠れするかもしれません。
Aimerのベストアルバムでいうと、”blanc”は〇、”noir”は時々△というとわかる人にはわかるかも?
といった感じでした。
さすが4000円もするイヤーチップ…実力あります。
いや、ないと困るんですけども…(苦笑)
今回聴いてみた感想として、2種のCOREIRの傾向をまとめてみました。
★AL ALLOY
・男性ボーカル主体で聴くならこちら
・低音部分(ベースなど)、~1KHzあたりまでの再現性向上
・高音域の音質向上はBRASSほどは見込めず
・バラード系との相性が抜群に良い
★BRASS
・女性ボーカル主体で聴くならこちら
・高音部分、1KHz以上の再現性向上
・低音域の音質向上はAL ALLOYには及ばず、特にベースをはじめとした低域帯のサウンドではAL ALLOYと差が出やすい
・イヤホン自体の限界値が引き上がるのようなイメージなため、素のイヤホンの実力が出やすい
自分の聴くジャンルに合わせる、あるいは聴きたい楽器がある、などで選択するとよいかと思います。
基本的にCOREIRは音質全体の向上ツールとしてみるといずれも優秀です。
最終的に自分のイヤホン相性や普段聴きの環境で決めれば、ハズレは少なくともないといえます。
両方購入してベストを選ぶ、というのも選択肢としてありますが、2種買うとイヤホン1つ買えてしまうような価格です(笑)
サイズ厳選などしようものなら、もはや事故になりかねないのでご注意ください!
現状のイヤホン環境から少しステップアップしたい、という方に一番最初に試して頂きたいのが、このイヤーチップを変えてみる、ということ。
イヤホン自体、リケーブル購入よりもはるかにリーズナブルなのがよいところです。
COREIRはその中でも価格的には最上位に位置すると言っても過言ではないので、少々物怖じするかもしれませんが、この記事で興味を持っていただけたなら購入してみるのもまた一興。
お試ししてみてはいかがでしょうか?
以上、megがお送りいたしました!
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