やっぱり変形するガジェットっていいですよね。前回に引き続きRudraです。
変形するといえばフォルダブルフォン(折り畳みスマホ)ですが、Galaxy Z FoldやZ Flip、Motorola RAZRなど、国内キャリアでもフォルダブルフォンを見かけるようになってきました。
フォルダブルも良いですが、Rudra的には今年か来年にローラブルフォン元年が来るかもとワクワクしています。
そんな中、後発であり技術力も確かなXiaomiから新たなフォルダブルフォンが登場。
とうとう…Rudraも”横折り”フォルダブルデビューを果たしました。
SnapDragon888のフォルダブルフォンはまだ他に搭載している機種がなく、ブルーオーシャンに一番乗りしたのはXiaomiです。

というわけで、堂々登場してもらいます。
本日の主役はこちら!

Xiaomi Mi MIX Foldです!
Mi MIXシリーズといえば、比較的早い時期にベゼルレスに対応した2sをはじめとし、最先端の技術を盛り込んでユーザーを驚かせてきたXiaomiのハイエンドシリーズですね。
昨年は裏側までディスプレイが回り込んでいるMi MIX Alphaなんかがありましたね。

まずは…開封の儀!

着弾したところを開封しつつリアルタイムで書いていますので、冷静にレビューや豆知識を挟みつつも、興奮冷めやらぬRudraの内心が漏れ出るかもしれませんがご容赦ください。

にしてもこの箱のサイズ、何か既視感があると思ったら漢語林でした。

箱もFoldableです。

上蓋を開けると、中に仕切りが。なかなか焦らしてきます。
上蓋の裏にVIP CARDがあります。日本語圏非対応でしょうけど。

本体が先にお目見えしますが、いったん脇に置いて付属品を確認していきます。

付属品です。
67Wという超スピードの急速充電に対応し、30分ちょっとで100%充電できるらしいです。早すぎ!
バッテリー容量は5000mAh。iPad miniとだいたい同じです。
Zenfone Maxシリーズが成功させたミドルレンジスマホ界の「バッテリーライフ◎」という特徴は今やスタンダード化してきており、今更5000mAh程度では驚きません。
むしろ(大画面なので)5000mAhで足りるのかな…? という一抹の不安すらあります。
(内心:それはいいけど、早く本体開梱したい…!)

というわけで、VOIDシールにて厳重に封入された本体を取り出します!

後から気付いたのですが、勢い余ってケース付けちゃってました…。

ほそっ…。

ぱっかーん!

MIUIが起動。
ベースはAndroid11です。
ちょっと癖の強いOSですが、Note9SとRedmi K40で慣らしたRudraには余裕です。
大陸版ですのでお決まりですが日本語は非対応です。
Morelocale2とADBコマンドを使って日本語化し、ちょっといじればいわゆる中華フォントも修正可能なのですが、英語でも不自由ない(というか早く触りたい)ためこのまま進めました。

ちなみに開閉ですが、Galaxy Z FoldやFlipの開き方とは全然違います。
昔のPanasonicのガラケーに搭載されているワンプッシュオープンって、指で開こうとすると半自動的に「ポンッ」と開くじゃないですか。
Mi Mix Foldもあれとよく似た感覚があります。
逆に言えば、Galaxy Z FoldやFlipのような半開き状態での操作は想定されていないようです。
開閉時の「カシュッ」という音がなんとも気持ち良いです。

開く瞬間をGIF動画にしました。再生されない場合は画像をクリック(タップ)してタブで開いてみてください。

ちなみにGalaxy Z Flipの開閉はこんな感じ。

基本的には大体の角度で無段階で止められます。
ぶっちゃけ半開きで使ったことってないので、Rudra的にはMi MIX Foldの方が好きです。
無意味にパカパカしたくなる快感。
この辺りはXiaomi、うまく作ってるなぁと思います。

————–

というわけで、初期設定もスキップし完了しがっつりゲームもやってみます。
大画面でゲーム出来て、使わないときは折り畳めて…ってゲーマーにとっては最適解ですよね。
RudraはPUBGなどのFPS系はやらないので、G8X ThinQやNote9Sでもプレイしていた崩壊3rdをやってみます。
もうヌルヌルすぎてヤバいです。
そして何より、画面サイズによる視認性とプレイしやすさの恩恵がすごい!

最近のスマホは原神が動くかが一つの3Dベンチみたいなところがあるので、とりあえず最高画質+60fpsで設定。余裕ですね!

この二つのゲームを同時に動かせちゃったりなんかしたら、もう最強スマホと呼んで良いなんじゃないでしょうか。
というわけで…

PCモードに切り替えて二つ同時起動!
原神との2画面もサクサクです(同時に操作できるとは言ってない)。
このスクショの為に「映えポイント」までキャラを移動させましたが、このウィンドウでは操作が難しくて40回くらい位置を微調整しました。
同時に起動して両方サクサク動くなら、そりゃ単体でもサクサク動くはずですね。

ただ、どうも横画面ゲーム+横画面ゲームはG8X ThinQほど快適には動かせないですね。
縦に分割出来ればG8X ThinQやV60 ThinQのように使えるのですが…。

同時起動が諦めきれず…。
ここで閃いたRudra。
開発者モードを開放してから「アクティビティのサイズを変更可能にする」をONにして再起動ッ!

英題だと「Force activities to be resizable」です。Androidを買ったら絶対にこの項目と「フリーフォームウィンドウの有効化」をいじってます。

準備は整いました!
というわけで、アス比の調整をしてから…

やったぜ。

縦画面+横画面なら癖がなく使いやすいです。
ただし操作はしづらい。

ちなみにこの方法で遊んでから普通にフルサイズで遊びたい時は、アプリ再起動が必要です。
アプリ再起動せずアス比そのままでプレイすると、みなさんの推しキャラが激太りorめちゃくちゃ細くなりますので注意しましょう。

余談ですが、ウマ娘って公式の推奨スペックがSD835(約3年前の最上級クラス)や、SD765G(Pixel 5,4aなどに搭載)以上を求められる、割とリッチなコンテンツなんですよね。

実際、ミドルクラスだと大勢のキャラ(今日現在で最大18人)が登場し同時にライブする「ライブシアター」ではコマ落ちが発生したりすることがあります。
育成もレースもライブもコマ落ちひとつ無く超快適です。

体感、iOSの方がやや下のスペック(SD835世代)でも快適なので、この辺りはデベロッパーの最適化によって更に良くなるものと思います。

あ、ちなみにですが…ゲームやる時はつい力が入って「ぐっ」と画面を抑えたりしますが、フォルダブルスマホには厳禁です。
ゲームやる時は深爪寸前まで爪を切りましょう。切りました。
普通のスマホやタブレットと違い、やや柔らかいので爪で「ぐっ」とやると保護膜に跡がつきます。
跡というか、そういった凹みのようなものは画面(の保護膜)が柔らかい分、時間経過で修復される可能性もありますが、あまり気持ちの良いものではないので…。

さて、ゲームで疲れた後はのんびりと読書と洒落込みたいところですね。
普段ならFire HD10や8 Plus、Kindle Oasisを使うところですが…今回は直前までゲームしていたこの端末があるじゃないですか!

デカァァァァァいッ 説明不要!

というわけで読書タイム。

著:緑山のぶひろ「罠ガール①」 害獣被害の勉強になりますし面白いです。レモンちゃんがかわいいです。

マンガの見開きをFire HD8 Plusと比較。
まったく遜色な…ん??

左がFireHD8、右がMIX Fold。

あれ?
Mi MIX Foldの方が表示デカくないですか?
これは予想外。
どうりで快適なはずです。

さすがに見開きはFire HD 8 Plusの方が大き…?

…くなかった。
Fire HD 8 Plus、完敗です。
視認性も有機ELで上回り、解像度も高いMi MIX Fold…毎日電子書籍を読むRudraには超朗報でした。

ちなみに、当然ですがKindle Oasisよりももちろん大きいです。
まぁ、Kindleは別の土俵ですしね。
良く考えたら、うちのFire HD 8 Plusはワイヤレス充電スタンドと組み合わせて、タブレットからEcho Showに転生済みでした。
これはタブレットとしての更に出番が減ってしまいそうな…。というかEcho Showで良い気がしてきました。
まさかタブレットを完全に食いに来るとはフォルダブルフォン恐るべし、ですね。

iPad mini5との比較もしたかったのですが…実は前に書いたFire HD 8 Plusの開梱レビューを書き終えた後、役目を終えたとばかりに突然起動しなくなりました。
別れはいつだって唐突。
なので今回は不参加。今回はというか、今後ずっとですね。泣きそう。

著:阿部暁子「パラ・スター 」 車椅子の作り手と、車椅子テニスで世界で戦う選手のサクセスストーリー。ちなみに<Side百花>は作る側の子で、選手側は<Side宝良>。

小説も余裕です。
活字の媒体はコンパクトな方が読みやすいので(当Rudra比)、活字だけなら前面ディスプレイの方が読みやすいのでは? と思いましたが…。

短冊かな???

実際これで読んだら縦方向に結構な視線移動があって辛かったです。
これで俳句を詠んだり、願いを込めて七夕に飾るには良さそうなサイズですが、本を読むのには向いてませんでした。

気を取り直して次のポイントに。
大画面+有機EL搭載なのでビューワーとしてもレベルが高いです。
8インチの有機EL搭載、加えてハイエンドSoCって少ないですからね。
というか、フォルダブルフォン以外ではパッと思いつかないですね…。

有機ELの恩恵に与れる分、絵や写真を見る時はiPad miniよりもMi MIX Foldの方が映えそうです。

去年Note8で描いたイラスト。ちょうど季節が一周して丁度良い季節感です。

一昨年Nikon P1000で撮影したシラサギ。
ジャストフィットで気持ち良いですね。

elmarさん撮影の動画お借りしました。「【DJI OSMO ACTION】MOTOVLOG撮ってみた!」より。

動画だとこのように帯が入りますが、これは仕方ないですね。
まぁ、これでも十分に大きいのでスマホで見るより遥かに快適なんですけども。

Rudraはニコニコ動画とかもよく観ますが、古いコンテンツを観ていると4:3の動画もそこそこあるので、その時はフルサイズで見られますね。

Rudraは外で動画をほとんど観ませんが、本は毎日読みたくなるのでこの比率は電子書籍ユーザーにはハマり役です。

将来的に16:9のフォルダブルとかが出ると、棲み分けが出来て良さそうですね。
金額的に、両方買って使い分け…とはいかないので、(機種選びの)悩みのタネが増えそうですが。

結構なレビュー量になっていますが、もう少しだけ続きます。
お忘れではないですか?
この端末で世界初の搭載となる、ある機能を!

そう、それこそ液体(リキッド)レンズ!
液体レンズはHUAWEIがPシリーズとMateシリーズ発表前の「ユーザーがざわざわし始める期間」に「HUAWEIがやるんじゃないか!?」と毎回のようにささやかれていましたが、結局P40,Mate40シリーズが発売された今でも液体レンズは搭載されず。

HUAWEIが失速した今、Xiaomiがグングン伸びてきて、Mi 11 Ultraでカメラでも覇権を握ることに。

獅子奮迅といえるスピードで進化するXiaomiが液体レンズ…これがスマホカメラ界のエポックメイキングとなるかどうか?

というわけで、作例へいきましょう!

時間が作れず、作例が少なめですがご容赦を…。
ちなみに、Rudraはこれまでスマホで撮影を行ったときは
「スマホでRAW撮影」→「iPad/Macへ転送」→「iPad/Macで現像」という手順をとっていましたが、Mi MIX Foldくらいのサイズだと直接やっても作業効率が落ちないのですごく良い感じです。

タブレットUIになるため、インターフェースがPCに近いです。非常にやりやすい!

一応、現像したものも載せておきます。

まぁ、あれだけ盛り上げておいてなんですが、「めちゃくちゃ良い!」と言えるかといえば…。
現像後はともかく、撮って出しの写真を見る限りは輪郭が強調され、ディテールの再現性に独特の風味があります。

パリッとした画が撮れて楽しいですが、RudraはGalaxy系かHUAWEI系の写りの方が好みかもしれません。
まぁ、まだほとんど撮りにいけてませんし、あまり設定もいじれてないのでポテンシャルを引き出せてないのもあると思います。

…というわけで、Xiaomi Mi Mix Foldのレビューでした。
今回はスケジュールが詰まっており、拙速なレビューとなってしまいました。
そういえば、今日現在(5/24)ではそろそろGalaxy Z Foldの初代も半値くらいになりました…よ?(27日に見たら在庫切れでした。見つけたらお早めに!)

初代Galaxy Z Foldはゲームの同時動作はちょっと厳しいところがあるかもしれませんが、軽めのゲームなら同じ使い方が出来そうですし、電子書籍・ビューワー・動画にと大活躍できるのはMi MIX Foldとの共通項なので、参考になれば。

あ、あとMi MIX Foldを使ってみて思いましたが、外側のディスプレイは殆ど使いませんね。畳むと重いなぁって思いながら時計見るくらいです。
初代Galaxy Z Foldの画面小さいからなぁ〜とRudraも思ってましたが、実際タブレットモードでしか使わないのでなんならRudra的には無くても良いくらいです。
…ディスプレイ無くていいので5万くらいまかりませんか?

気合いが入りすぎて6千文字を余裕で超えてしまいました…。だから作例撮る時間が無くなるんでしょうね。
長々とお読みいただきありがとうございます。
それでは次のレビューでお会いしましょう!

あ、Galaxy Fold 3がS-Pen対応してたら買います。

※Mi MIX Foldは技適が無いため、ブログ執筆にあたり総務省へ届出を行なっています。